4月24日
●サツマイモ記念日
サツマイモの植え付けをしてきました。
古畑ハウスの苗床から、サツマイモの苗をカットしていると、なかなか前に進めません。採っても採っても採りきれないくらい、サツマイモの苗が茂っていました。青々とした葉、ペンのようにしっかりした茎を持つ、元気なサツマイモの苗を見ていると、せいこちゃんとまりのちゃんがずっとお世話をし続けてくれていたおかげだなあ、と感じました。
川向こう畑に着くと、昨日張ったマルチが、そのままぴっちり残されていたことに、ほっとしました。
わたしは、苗置きをしていました。バケツいっぱいに苗を詰めて持って行っても、1畝置いただけで、すぐにすっからかんになってしまいます。ぎっしりの桶3つ分、あれだけの量あったはずの苗が、川向こう畑の半分ほどいったところで、なくなってしまいました。その後、やよいちゃんから、「1000株近く植え付けたんじゃないかな」と教えてもらって、今植えられるだけの苗はすべて畑に送り出せたことが、うれしかったです。
昨日お父さんが教えてくださった『垂直植え』で、しの竹を刺した穴に、苗を刺しこんでいきました。垂直植えは真下に芋が確実に付くので、芋を掘り上げるときにもわかりやすいのかなあ、大きな芋がたくさん付きそうだなあ、と、今からわくわくしています!
草敷きでは、マルチ焼けと雑草を防ぐダブル効果を狙って、たっぷりの草でサツマイモの苗を覆いました。鳥の巣のようでもあり、マフラーをしているようでもあり、なんだかすごくあたたかそうで、わたしたちで守ってあげられている気がしました。
やよいちゃんが、草敷きスピード選手権を開いてくれたり、楽しみながらもテンポ良く進んでいき、意外にもさっくり、サツマイモの植え付けを終わらせることができました。
お父さんが、
「サツマイモは、植え付けて1週間ほどすると、1回くたっと枯れてしまうんだよ。そこから新しい芽が出てくるんだけれどね」
と話してくださっていたのを思い出します。
そんな面白さもある、サツマイモの様子を見に行くのが楽しみです。そして、ここから、サツマイモ掘りまでの、サツマイモの物語が始まるのだと思うと、すごくうれしいです。今日は、なのはなのサツマイモ記念日でした!
●おおものスイちゃん
午後、スイートコーンの追肥と土寄せをしてきました。
2、3弾はたっぷり鶏糞をやることができたし、お父さんにお聞きして、1弾にも硫安をやることができました。言葉足らずな説明になってしまったけれど、みんなが「はーい!」と笑顔で返してくれて、追肥のときも土寄せのときも、みんなが同じ気持ちで、同じように動いてくれたことが、とてもうれしかったです。
まちちゃんが管理機をかけてくれたところはとてもふかふかで、その土をたっぷりとかけることができました。スイートコーンが首まで埋められて、まるで温泉に入っているようで、見ていてほっとしました。
毎日見回りに行くことができていなくて、尚更、スイートコーンがすねてしまったのかなあ、とももちゃんと話していました。
ももちゃんと考えて、スイートコーンに、「おおものスイちゃん」と名前を付けました。
そして、最後に、畑に向かって、激励の言葉を掛けてきました。
「おおものスイちゃーん!」
「夏のみんなの心とお腹を満たしてくれるのは、君しかいないー!」
ほしちゃんが思いついてくれた言葉です。みんなで叫んだとき、スイートコーンが頷いてくれるように、風に揺れていた気がしました。
みんながスイートコーンのことをそう思ってくれているのだなあと感じたとき、わたしまでうれしい気持ちになって、みんなの気持ちが本当にありがたかったです。わたしも、担当者として、もっともっと、スイートコーンに気持ちを注いでいきたいです。
今日は、雨が降る前に、いくつもの作業が進められて良かったです。
雨が上がったら、また、スイートコーンのスイちゃんたちに、会いに行ってきます。
おやすみなさい。