「サツマイモへの気持ち」 みつき

4月23日

●サツマイモへの気持ち

 なにやら、焼いた良い香りがする……。
 と、思っていたら、今朝は、スペシャルモーニングプレートでした!
 目玉焼き・納豆トースト。りゅうさんやお仕事組さんが用意してくれていたようで、
「しっかりパンにへこみを付けて、そこに卵を割り入れたんだ」
 と教えてくれました。こんがり焼けたトーストはさくっとしていて、目玉焼きにかじりつくと、半熟の黄身がとろっと流れてきました。
 元気があふれてくる朝ご飯に、心も身体も大満足でした。

 午前中、河原小の畑の畝立てとマルチ張りをしてきました。
 今度、この畑には、サツマイモが定植されるとのことでした。畝は60センチ、畝間は20センチです。
 ラインを引いていると時間がかかるので、畝間の20センチの印を付けるのをやめて、クワの刃1個分とで統一したことで、スピードを上げることができました。
 ライン付けに使ったもみ殻も、印として分かりやすかったです。

 まえちゃんやみんなと、何度も、「超高畝にしよう」「まっすぐな畝にしよう」と確認し合いました。もみ殻のラインだけを頼りにするんじゃなくって、前後の子の立てた畝を見て、それに合わせるように畝を立てました。
 クワで土を上げていって、上げていって、上げていって……最後に、後ろの子の畝のラインとぴったり合って終わったとき、とてもうれしかったです。
 お父さんがトラクターがけしてくださった畑の土も、歩いたらずぼっと埋まりかけるくらいの、ふかふかになっていました。
 ふかふかで掘りやすい、まっすぐに立てられる、気持ちいい畝立てでした。みんながあまりにどんどん速く進んでいくので、「土がふかふかだからだね!」「目玉焼きトーストのパワーかな!」と、盛り上がりました。

 マルチ張りでは、桃のメンバーの子もたくさんヘルプに来てくれて、あっという間に全面に張り終えることができました。
「とにかくハタハタするのを避けたいんだ。ぴっちり張ろうね」
 とまえちゃんが話してくれたことを思い出して、トンボで2メートル間隔で刺して留めていきました。
 トンボで留める部隊のリーダーとして、さきちゃんが、「ぴっちりね、2メートル間隔で交互に刺そう!」「今すごく良い感じに張れてます!」と声を掛けたり、後から来た子にもみんなにも同じように伝え続けてくれていて、みんなでまえちゃんの言葉を共有し合って、同じ気持ちでできたことがうれしかったです。

 残った時間で、マルチの最終チェックもしてきました。見渡したとき、風にも動じない黒マルチが並んでいる光景が、すごく気持ちが良かったです。
 明日また、植え付けでここに来ても、きっとその光景は変わらないだろうなあと思えました。サツマイモも喜びそうな、良いベッドを作ることができました。

 集合のお話でもサツマイモの話が出ていて、壺焼きの焼き芋のお話や、サツマイモの苗を長期保存できるお話が、とても面白かったです。
 お父さんが、「サツマイモが大好きなんだよ」と話してくださって、わたしも共感しました。今まで、サツマイモは好きだったけれど、どちらかというと、それはサツマイモの加工されたお菓子などが好きという感じでした。なのはなでいただくサツマイモは、味噌汁の中でも、おかずの中でも、そのまま焼き芋でも、どうなってもおいしい、パーフェクトなサツマイモだなあと思います。
 なのはなのサツマイモのことを好きな気持ちが膨らんできて、明日のサツマイモの植え付けが、ますます楽しみになりました。自分にできることを頑張ります。