「みんなに心を開いて」 みつき

4月22日

●ももかちゃんのお誕生日

 ももかちゃんのお誕生日をお祝いした時間に、心があたたかくなりました。
 
 ももちゃんは「あのね、聞いて!」と、その場にいる誰にでも、みんなにも明るくて楽しい、ももちゃんの気持ちを伝えてくれます。そして、伝えるのと同じ重さで受け止めてくれて、ももちゃんが「そうなの!」「やったー!」と、大きな笑顔で返してくれます。それが、毎日、なのはなで変わらない光景になっています。
 そのとき、わたしはこれ以上ないくらいにしあわせを感じます。
「こんな家庭が欲しかったんだなあ」「家族ってあったかいなあ」
 思いやりがあって優しいももちゃんと一緒にいると、家族というものを強く感じます。

 自分だけの「ももちゃん」で居るのではなくて、なのはなのみんなに心を開いてくれて、「なのはなのももちゃん」で居てくれる姿。たけちゃんやちーちと遊んだり、畑でパワフルに動き回ったり、軽やかにダンスを踊ったり、困っている誰かのもとまで走っていく姿。
 なのはなで成長していくももちゃんの姿が、いきいきのびのびとしていて、本当に希望です。それは、わたしだけではなくて、なのはなのみんなにとっても、これから出会う仲間にとっても、大きな希望だと思います。ももちゃんは、なのはなに来るべくして来た子で、なのはなで出会えたことが本当にうれしくて、わたしも同じように、成長していきたいと思います。

 ももちゃんと食事がお隣の席ということも、今年の夏は『おとなりさんフレッシュ』というコンビ名で、一緒に野菜を見ていけることも、とってもうれしいです。
 これから待っているたくさんのイベントや作業を考えたときも、ももちゃんの笑顔がそこにあると思うと、楽しみでたまらなくなります。
 ももちゃんのことが、大好きです。

●誰かにとっての自分

 午後、お父さんお母さんが見てくださって、つつじ祭りのダンスを曲順で通して踊りました。
『グレイテスト・ショー』のとき、
「力や張りがないよ。気持ちが弱いから、このままだと飲まれてしまうよ」
 と、お父さんお母さんが話してくださいました。

 衣装に身を包んで、少しばたばたとした気持ちで、踊る気持ちも意志もはっきりしていないまま、ステージに立ってしまっていました。
 どう見せたいか、どう伝えるのか、もっと明確にして、今まで教えてもらって揃えてきた表現を思い出したいです。お母さんが声を掛けてくださって、最後にもう一度踊らせていただけたことが、ありがたかったです。
 ダンスのときもだけれど、集合のお話でも、「自分の中にこもろうと思ったら、いくらでもこもれてしまうんだよ」と教えていただきました。
 自分の中にこもることは、自分を甘やかしてしまっていて、厳しさがないことでした。

 自分の中にこもる癖、自分の中にプライバシーだとか、個人的な部分をつくることを、やめようと感じました。いつも誰かのための自分、何かのための自分で動いている。そうすれば、いつ見られても堂々とできる、表現できる自分でいられると感じました。
 今日お誕生日のももちゃんも、みんなに心を開いてくれているのが、はっきりわかります。わたしもそうやって、いくらでもこもれるときでも、こもることを除外して、求められている、誰かにとってのわたしで振る舞いたいです。