「小さな喜び」 みつき

4月21日

 

 

 今日は、まりのちゃんと野菜の水やりをした1日でした。

 スイートコーンの水やりに行くときに、「ホースを2人体制にしてみよう」とまりのちゃんが話してくれて、使っていない畑のホースを持っていきました。

 今までは、ひとりがホースで水やりをして、もうひとりはジョーロで水やりをしながらホースの補助をしていました。でも、スイートコーンが1~3弾全弾の水やりをすることになってくると、2人でホースをする方法のほうが早くなるかもしれないなあと共感できました。

 実際にホース2つの2人体制でやってみたのですが、ホースの引き回しなどもあって、今日は、以前の方法とはあまり時間は変わりませんでした。でも、改善できると思うし、試してみることができて、まりのちゃんのアイデアがうれしかったです。定植したばかりの3弾も、元気そうで安心しました。

 食べるのがだいすきなスイートコーンなので、この間の定植のとき、お父さんの提案で畝の上に牛肥を撒くことができて、良かったなあと感じます。栄養がたっぷりしみ込むように、水やりできました。

 レタスの水やりでは、防除したレタスの葉に水がかからないように、土にめがけて静かに水やりしました。じわじわと土に水がしみ込んでいく音が聞こえて、レタスが美味しそうに飲んでくれているようでした。
 水やりをしながら、レタスの収穫のときのことを想像していました。この水やりが、みずみずしくてやわらかなレタスにそのまま直結しているようで、野菜を応援している実感が強く持てて、うれしいなあと感じました。

 レタスの株が大きくなっていて、フリフリの葉がお花のように広がっている姿が、とてもかわいらしかったです。河原の畑全面で、時間はかかったけれど、たっぷり1000リットル水やりできました。

 まりのちゃんと車の中で話したことも、心があたたかくなりました。

 タンク補充をしている水汲み場所の近くの、アスファルトと石の隙間に、めずらしい雑草を見かけました。それは、線が細くて、けれどまっすぐ上に伸びていて、その先端のほんの少しに、ぽつぽつと小さな紫の花をつけていました。
 タンク補充をしながら「なんだかかわいい」と思ってぼーっと見ていたのですが、またすぐに、そのお花のことはなかったことにして、軽トラックに乗り込みました。
 軽トラックが走り出してから、まりのちゃんが「あそこの石の隙間に生えている紫のお花、かわいいね」と話してくれました。それを聞いたときに、「ああっ!わたしもそう思ってたー!」と即答してしまって、とってもうれしくなってしまいました。まりのちゃんと同じことを考えていて、そのお花のことが一層好きになったなあと感じました。

 そのお花は、ひとつ摘んできて、古吉野のシンクのところに活けてあります。何という名前のお花なのか調べて、今度、まりのちゃんに伝えたいなあと思います。