4月16日(日)「芽出し成功! カボチャの種まき & 心の港『ハウ・ファー・アイル・ゴー』& 藤井先生からのプレゼント」

4月16日のなのはな

 朝起きて、身支度をしていた時のこと。
「せいこちゃん! カボチャが発根してる!!」
 勢いよくドアを開けて、えみちゃんが教えにきてくれました。

 6年生教室に設置している芽出しハウス。ここで、長机2台の下にオイルヒーターを設置し、上からビニールを被せて、芽出ししている種たちの温度調節を行っています。
 12日から芽出しをスタートしたカボチャたち。昨日まではなんの前触れもなかったのですが、今朝みるといきなり、みんな揃って発根しているじゃありませんか。やったー! 早速種まきしよう!

 種まきメンバーみんなで、6年生教室へ。発根したカボチャたちを、しばしうっとりと眺めました。種の先端から、白い根が顔を出しています。なんとも不思議。命を感じるひと時です。

 

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 苗ハウスに移り、早速ポットに種まきです。畑の土、種まき培土と落ち葉堆肥を少々混ぜた培土を用意。そして、今日は、3トレー分だけ、ポットの底に、籾殻燻炭を薄く敷いて、その上からこの配合培土を入れました。底に籾殻燻炭を敷くことで、成長してからの根張りが良くなるようで、今回、実験的に試してみました。成長してからの他のトレーとの違いが楽しみです!

 

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 発根した白い根を下にするようにして種を置き、覆土。カボチャの種は、他の野菜の種と比べ比較的大きいし、発芽する双葉も、圧倒的に大きいです。このダイナミックさが魅力だと思います。私は、カボチャの苗のことを、「巨人族の苗」と呼んでいます。

 

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〈3月26日に種をまいた、粉雪姫カボチャの苗〉

 

 無事に播き終え、ビニールの掛けられる苗床に収納。夜間は、湯たんぽを入れて、上からビニールをかけ、20度以上を保てるように温度管理をし、育苗していく予定です。
 どうか、元気に発芽してくれますように!

(せいこ)

 

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〈こまめなハウスの開閉や、ビニール、毛布、お湯を入れたペットボトルを使った温度管理などで、ハウスの苗はどれもきれいに育っています。写真は、22日に種まきをしたミニトマトの苗です〉

 

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〈山桃畑では、桃の誘引作業を行いました!〉

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 つつじ祭りで演奏する新曲『ハウ・ファー・アイル・ゴー』のダンス練習を、ゆりかちゃんとダンスメンバーのみんなと一緒にしました。ダンスの振り入れは出来ていて、今からは、目線を決めたり、表情、細かなディテールを大切にして、より揃えられるようにブラッシュアップしていきたいのだということを、ゆりかちゃんが話してくれました。

 

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「なのはなを港にする」、この曲に込めるテーマです。ゆりかちゃんが話してくれた言葉を聞き、とても安心した気持ち、希望溢れるような気持になりました。私達は、港があって、初めて舟を漕ぎだすことができます。どんなに海が大きくても、広くても、目指すべき場所がはっきりとあるから、大きな波が来ても舵を取られることはないし、漂流しません。帰るべき場所があるということ、大きく受け入れてくれる母港があるということが、きっと自分たちだけではなくて、誰かにとっても、希望になることなのだと思いました。

 テーマが決まって、ダンスに気持ちを出しやすくなりました。みんなと一緒に同じ気持ちで、同じ表情で踊るだけで、ダンスが揃って見えることをゆりかちゃんが話してくれて、形やカウントももちろん大切だけれど、一番は、みんなと気持ちを揃えることなのだと思いました。

 

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 本番をイメージして、前にはたくさんの人がいて、出はけも、袖で待機している時も見られている意識で練習しました。袖で待機している時こそ、お客さんも巻き込んで、その場の空気を作る役割があることを知りました。ステージに立っている時も、そうでない時も、いつでも表現者でいたいと思いました。

 ゆりかちゃんが振り入れしてくれたダンスの振りの中には、水面を撫でるような振りや、水を手で掻いて泳ぐような振り、さざ波が押し寄せるような振り、船が左右に揺られるような振り……、海の情景が思い浮かぶような振り付けがたくさんあります。踊りながら、本当に目の前に、空と海が出会う水平線が見えるような気がします。とても清々しい気持ちになれます。

 

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 ただずっと穏やかに流れているだけではなくて、緩急をつけて、止めるところはしっかりとめて、決めポーズを見せることを、ゆりかちゃんが教えてくれました。ゆりかちゃんが踊るフラダンスは、すごく滑らかで綺麗だけれど、その中に、鋭さや、濃淡があって、目が離せなくなるぐらい、心も引き込まれます。そんな風に踊れるようになりたいと思ったし、どこを見せたいのか、振りを理解したいと思いました。

 

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 フラダンスの横のステップ、『カホロ』の他に、腰を8の字に動かしながらステップをする『バル』というものがあったり、腰を小気味よく動かすタヒチアンダンスの動きがあったり、たくさんの種類のステップが出てきます。どれも応用で、腰を大きく、綺麗に動かすことが難しいです。練習の途中に、ゆりかちゃんが、綺麗な形を作るには、背筋、足先の向きがキーワードだと教えてくれて、ゆりかちゃんがお手本になって教えてくれながら、みんなと細かなところまで、形を揃えられたことが嬉しかったです。

 『ハウ・ファー・アイル・ゴー』を、もっと良くブラッシュアップしていけるように、これからの練習も頑張ります。

(りな)

 

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〈山小屋キャンプの準備も進めました。環境整備チームで薪を運搬したり、各レクリエーションの実行委員チームで、お父さん、お母さんに企画を確認したりし、本格的な制作に取り掛かったチームもありました〉

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 いつも、アコースティックギターや木版画を教えてくださっている藤井先生から、立派なヤマウドと、タラの芽を水耕栽培できる枝を頂きました。

 木版画をする合間にも、藤井先生は、先生のお家のまわりにある植物や、動物、昆虫のことなど、わくわくするお話をたくさんしてくださいます。
 今日、ヤマウドがたくさん掘れたよと、藤井先生がプレゼントをしてくださり、有り難く嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
 調理をして、みんなで頂けることがとても楽しみです。

 

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〈水に浸されたタラの枝からは、柔らかくみずみずしいタラの芽が、いくつも顔を出していました。 野菜の苗たちが育っている吉畑手前ハウスのなかで、日光にあてながら、芽を伸ばしていくことになりました。 みんなで大切に見ていきます〉

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