「そんなお母さんになりたい」 ななほ

4月10日

 あゆみちゃんのお誕生日をみんなとお祝いできて嬉しかったです。
 あゆみちゃんは私がなのはなファミリーを知ってから、一番最初に会ったなのはなの子で、その時からあゆみちゃんの存在に何度も何度も助けてもらっています。

 あゆみちゃんが穏やかに笑いかけてくれるだけで気持ちがふわっと温かくなって、あゆみちゃんがただ横にいてくれるだけで安心します。

 来たばかりの時、気持ちが落ち着かなくて困っていたらあゆみちゃんがそっと、隣に座って、「私も、ななほちゃんと同じ気持ちだったな。でもね、なのはなファミリーに出会って180度見ている世界が変わったんだ」と話してくれたことがありました。また、私が泣いていたとき、「ななほちゃん、顔を上げて私の目を見て」と優しく声をかけてくれて、あゆみちゃんの一言や、あゆみちゃんの真っ直ぐな瞳に何度も助けられて、あゆみちゃんがいてくれたから、今私はこうしていられるなと感じます。

 新しい子のシスターをしていたときも、あゆみちゃんがその子に自分の体験を話している姿や、その子にかける言葉から、なのはなの子としてどうあるべきか、どうありたいかを教えてもらっています。

 そして今、あゆみちゃんはたけちゃんとたいちゃんのお母さんで、なのはなで結婚し、子育てをしているあゆみちゃんが私にとって、希望です。
 毎日、あゆみちゃんがたけちゃんとたいちゃんをつれて、坂道を上がってきてくれると、とても嬉しい気持ちになります。

 先日、子供組のみんなとあゆみちゃんのお家へお泊まりに行かせていただいたときも、あゆみちゃんが作る温かい家庭の空気に私も癒やされて、あゆみちゃんがたけちゃんやたいちゃんに愛情を真っ直ぐに向けている姿に、幼い頃の私も今の私も救われて、答えを貰ったような気がしました。

 あゆみちゃんのお家の玄関にはたくさんの家族写真や、たけちゃんとたいちゃんの写真があって、あゆみちゃんがふっと笑ってくれたり、「みんなが来てくれて、たけひろもたいちも、とっても嬉しそう。ありがとう」と言ってくれたり、あゆみちゃんを見ていると、本当に綺麗で逞しくて、私もそんなお母さんになりたいなと思います。

 昨日も、夜にたけちゃんとハウスミーティングごっこをして遊んでいたのですが、あゆみちゃんが来てたけちゃんに、「ママが一番好きなのはだあれ?」と聞くと、「パパ!」と返ってきて。「パパが一番好きなのはだあれ?」と聞くと、「ママ!」と返ってきました。
 そして、「じゃあ、ママとパパが世界で一番大好きなのは、だあれ?」と聞くと、「たけとちーち!」と返ってきて、その場にいるだけで、涙が出そうになりました。

 たけちゃんとたいちゃんが生まれてから、私は見ている世界に色がついたように感じます。これまで、子供と関わる機会もほとんどなかった私にとって、たけちゃんとたいちゃんは本当の弟で、2人の成長を見ている中で、私もたくさんの気づきや答えを貰っています。

 あゆみちゃんがなのはなでみんなの中でたけちゃんとたいちゃんを育てていて、2人がみんなに愛されて、みんなのことも大好きで毎日笑顔で楽しそうになのはなに来てくれたり、私たちを家族そのものに思って、1人ひとりを大切にしていたり、みんなの中で情緒を深めて、喜怒哀楽を深めて、色々なことを習得していく姿が希望です。

 今、保育の勉強をする中でも、保育の教育や目指すべき環境は、どれもなのはなファミリーのたけちゃん、たいちゃんが過ごす環境と繋がっていて、理想的な保育の形を、今目の前で見せてもらい、体験させて貰っていることがありがたいなと思います。

 自然や動植物などと触れ合える環境。幅広い年齢層の人と共同生活し、人間関係を築いていくこと。多様な遊びや表現をしながら、自我を形成し、感性を豊かにしていくこと。

 たけちゃんとたいちゃんはなのはなでたくさんの人と関わりながら、人格を作っていき、思いやりとか優しさとか、利他心基盤のモラルを積み上げていくんだなと思うし、そんなたけちゃんとたいちゃんが私たちの弟でいてくれてとても嬉しいです。

 あゆみちゃんがなのはなファミリーを大好きで、なのはなの価値感で絶対にぶれることなく、家庭を持ち、みんなの中で子育てをしている姿が希望だし、これからもあゆみちゃんファミリーと家族でいられることが幸せだなと感じます。

 潔くて、上品で、思いやりの深いあゆみちゃんのことが大好きで尊敬しています。