「エンターテイナーになって」 みつき

4月8日

●エンターテイナーになって

 来月の連休に待っている、山小屋キャンプの準備が始まりました!
 今年はつつじ祭りの公演もあって、それとセットになったスケジュールになっていて、「心づもりをしておいてね」とあゆちゃんが話してくれました。 少し慌ただしいかもしれないけれど、今年も例年と変わらず、すごくわくわくするなあと感じました。

 公演が終わってから、夕方に山小屋に向かって、みんなとのバーベキューやライブから、山小屋キャンプが始まるというのも、「パフォーマンスの延長!」という感じで、きっと盛り上がると思います。

 わたしは、のんちゃんたちと「吹き矢」の実行委員になりました。
 いつも、吹き矢をしているときに、「○○点でーす!」「ドンマイです!」と、明るい声かけをしてくれるイメージの、実行委員さん。わたしもみんなを楽しませられたらいいなあと思って、全力で実行委員をやって、エンターテイナーになりたいです。

 テーマの『ジュラシックパーク』にちなんで、今回ならではの、新しい的の案も考えました。「あの風船を使ったらどうかな?」「こんな形の的はどう?」……などなど。チームの子たちとアイデアを出していると、「ああ、はやく制作したい!」と、うずうずしてきました。
 きっと喜んでくれるだろうと期待して、みんなの笑顔を想像していると、とてもうれしくなって、力がわいてきます。
 つつじ祭りの練習とキャンプの準備、残りの時間で、みんなと存分に楽しみながら、最高のところまで持って行けたらいいなあと思います!

●畑を守る

 午後、家族みんなで、桃と野菜の霜対策をしてきました。
 グラウンドでは、桃メンバーのみんなが居て、大量の一斗缶を並べて、その中に燃料を作っている様子が見えました。
 畑では、なのはなの子の運転する軽トラックや、じゃがいもの霜対策のための藁が大量に積まれたエルフが、何度も行き来している様子を見かけました。

 わたしは、まりのちゃんとりんねちゃんといっしょに、水菜、小松菜、絹さやの霜対策をしてきました。
 新品のビニールを使うことになったのですが、そのビニールの扱いに、やや苦戦してしまいました。肉厚で丈夫なのですが、野菜の畝に使うのには少し幅が大きくて、ずしりと重たかったです。まりのちゃんと2人がかりで運んで、ぐるぐる引っ張り出して、畝に広げていきました。それを追いかけて、りんねちゃんがもくもくと留めていってくれました。

 水菜と小松菜のビニールはこのビニールを使ったのですが、時間はかかったけれど、大きめでしっかりとしたビニールは、はためくことなく野菜を覆ってくれていました。

 絹さやの畑では、畝の両側からビニールで覆わなくてはいけなかったのですが、このビニールだと重たすぎて、ずり落ちていってしまいました。そして、強い風が吹くと、はためいてしまうような不安がありました。
 まりのちゃんが、すぐに「別のビニールの方がいいね」「あの道具でビニールを留めたらいいかもしれないね」と、古吉野に戻って用意をしてくれました。

 まりのちゃんとりんねちゃんと一緒に動いていて、ふたりの、「野菜に最善を尽くしたい」という気持ちを、強く感じました。
 わたしも気持ちを引っ張ってもらって、「少しでも野菜が守られるように」と考えて、3人で、ビニールに風が入り込んでいないか、隙間はないか、最後の最後まで、ビニールを留め続けました。
 夕食の時間に少し遅れてしまったのですが、今できる対策をして帰って来られて、すごくほっとしました。

 午後の時間、場所は違うけれど、みんなそれぞれが霜対策をしていて、みんなが同じように、畑を守るために動いていたと考えると、とても誇らしい気持ちになりました。
 そして、みんながわたしでわたしがみんな、という感覚、コンサートを作っているときの一体感のようなものを感じました。いつだって、誰がわたしでもいいように、わたしが誰かでもいいように、責任を持って動いていきたいと感じました。

 野菜が、少しでもあたたかく過ごせていたらいいなあと思います。
 みんなと一緒にヒーローになった、霜対策の時間がうれしかったです。