4月8日(土)「山小屋キャンプはジュラシックパーク!? 桃、野菜を霜から守る!」

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 5月5日~5月7日に行う予定の、山小屋キャンプに向けて、準備が始まりました。
 役割分担のチーム発表があり、メンバーで話し合いや準備をしました。
 今回、山小屋はジュラシックパークに変身します。お母さんがキャンプ全体のモチーフのテーマをジュラシックパークと発表してくれて、恐竜をモチーフに飾りつけや遊びの構成などを考えていきます。

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 午前はウォークラリー、新聞紙ファッションショー、吹き矢、セブンブリッジなどのキャンプで行う遊びの実行委員が発表され準備を始めました。
 私はウォークラリーの担当になり、須原さん、るりこちゃん、さやねちゃんと恐竜の制作をさせてもらいました。

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 キャンプのテントサイトや遊びの会場にさせてもらう盛男おじいちゃんの山の中には恐竜のオブジェや飾りをところどころに設置しジュラシックパークを作ります。
 恐竜の制作と聞いて、どんなふうに作るのだろうと思いました。
 須原さんが、パーツをくり抜いて組み立てる、化石の恐竜組み立てキットを出してくださり、胸が躍りました。

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 1人1つ組み立て、1つ目の恐竜から10倍に拡大して作り始めました。
 全長2m70㎝、高さ1m10㎝になる恐竜で、スケールをるりこちゃんと伸ばして、「横これくらいの、縦これくらい」をざっと感じるだけで、ワクワクしました。
 何の恐竜かは、名前を当てるクイズがあるので、秘密です。
 この恐竜たちとキャンプに行けると思うとものすごく楽しみになりました。また恐竜が住む山でのキャンプがいつもとまた一味違った雰囲気になる予感がしてすごく楽しみです。

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 須原さんが教えてくださり、ベニヤ板の無駄が極力でないように、新聞紙で拡大した型を作り、パーツをベニヤ板にパズルのように並べていきます。
 拡大するために必要な箇所のポイントを測っていく作業、それを映していく作業は根気がいりますが、須原さんが書けたものをくり抜いてくださり、しっかりとした形になっていくことがとても嬉しかったです。

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 ある恐竜の、背骨、骨盤、後ろ足1本ができ、3つのパーツをはめてみたとき、11㎜のベニヤ板ですが、大きなパーツが立体的に組まれて、前から見たときの背骨のうねりや、骨盤から足が伸びたところ、本格的な完成が目に浮かぶようでした。

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 キャンプも、キャンプに向けて準備する中でも、本気で遊べることがとても嬉しく、お互いに楽しませられるように、準備を頑張っていきたいです。

(さくら)

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 つつじ祭りへ向けてのダンス練習『ザ・グレイテストショー』に続き、新曲登場。ディズニー映画モアナと伝説の海の主題歌『How Far’ll Go』に合わせて、フラダンスを踊らせてもらうことになりました。メンバーは、私やななほちゃん、りなちゃん、まよちゃん、ちさとちゃん、なつみちゃんと、キュートな小柄ガール6人です。みんなと踊れることが、凄く嬉しい気持ちで一杯になりました。

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 振り入れ時間は、2時間。最後まで踊れるようになれるかな? 頑張るぞ!
 ゆりかちゃんが、歌詞にそったフラダンスの振りを考えてくれていて、今日伝授してもらいます。楽しみ!

 始めに、みんなで円になり曲を通して聞きました。ザー…と言う波の音から始まり、思わず左右に揺れたくなるような心地よいテンポ→ポップで、スキップをしたくなるようなテンポ。終始可愛い歌に、聴くだけで胸が一杯になるような感じがしました。これに、どのような振りがつくのかな?でも、絶 対に可愛い!それだけは、全員この時点で確信していました。

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 振り入れ前に、軽く準備運動をしました。屈伸やジャンプのような、準備運動ではありません。『 How Far’ll Go』に合わせて、今回登場するフラダンスステップをします。まだ、フラダンス経験が浅い私は、初めてのステップもいくつかありました。それでも、見よう見まねでしていると意外と出来ました。さらに良くなるように、腰の振り方や足の動かし方と言った細かな部分も教えてくれて、よりどういう動きかということが分かりやすくなって、嬉しかったです。一曲終わると、体がほぐれてぽかぽか…いよいよ、振り入れに突入です。

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 Aメロ、サビ、Bメロの3区切りで練習して行きました。曲は英語なのですが、振りと歌詞が結びつきやすくなるように、ななほちゃんとゆりかちゃんが、日本語版を歌ってくれてました。この曲の背景には、常に『波』があるように思います、そのため振りの中でも、波のようなしぐさがたくさん出てきました。さらには、クロールのような振りや、腰をまわして手もくるくる…などなど、この曲らしい『海』を連想させるきれいで可愛らしい振りがありました。

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 そんな可愛い曲の中に「えっ!」と言うコーラスが入る部分があるのですが、そこでは、左横に腕伸ばして。遠慮しておきます…と言っている構図が私の中でイメージされてしまい、思わずくすっと笑ってしまう振りや、いきなり『シバーズ』!?懐かしのシバーズのランニングステップのような振りがもあり、凄く踊っていて、楽しい気持ちになります。

 進むごとにゆりかちゃんが、分からなかったり、曖昧だったりすることは、ないかと聞いてくれたため、自分の中で振りをきちんと理解して、出来るようになってから、次の振りに進むことが出来て。焦ることもなく落ち着いて取り組めて、ゆりかちゃんの優しさと気遣いが温かくて、有難かったです。

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 1時間30分程で、振り入れ完了。次に入る前に、ゆりかちゃんが和訳を読んでくれました。縛られた世界から、解放されて、もっともっと広い世界を見たい!
 私たちの思いそのものが、歌詞にこめられていて。自然と私の内のほうから、力と希望が漲るような気持ちになりました。みんな、ダンスにこめたい思いも、定まりました。気合100%!フォーメーションでの曲練習に移ります。

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 フォーメーションで移動も含めて、何度も何度も通して練習しました。まだ覚えられていない部分は沢山あるけれど、それでもみんなと踊ることが凄く楽しくて、心が満たされるような幸せな時間でした。
 これから、つつじ祭りに向けて6人でブラッシュアップしていけることがとても楽しみで、頑張りたいです。一つ目の目標は、「振りを覚えること!」きれいに踊れるようになって、お父さんお母さんやみんなに見てもらえるように…そして、まだ見ぬ誰かへきっと…届けよう、私たちの思い。

(ももか)

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<「ザ・グレイテストショー」のダンスも振りやフォーメーションを細かくそろえていきました>
 

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<早朝のうれしいニュース。地域の方から筍をいただきました! ありがとうございます!>

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<ハナミズキの花が開き始めました>

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 霜から桃を守れ! 野菜を守れ!
 春になり、日中の気温が20度を超える日もあり、すっかり暖かくなった今日この頃。でもこの時期に気をつけなければいけないのが、霜です。ここ2日間、雨が続き、ようやく晴れた今日。地域の方からも、「この雨が止んだら、霜がくるぞ」と聞いていたように、今晩から朝方にかけて、気温が零下になり、霜が降りる予報が出ました。

 霜と聞いて、真っ先に浮かんだのが、桃。毎年この時期、霜から桃を守るため、霜対策をしています。そして、定植されたばかりの春夏野菜たち。まだ芽が出たばかりのジャガイモ、コマツナ、他にも苗が幼い、ミズナやトウモロコシ、絹さやなど・・・・・・。せっかくここまで順調に育ってきた作物を霜から守るため、午後からは桃チームと野菜チームに分かれて、畑を巡りました。

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 野菜チームは3チームに分かれました。1チームは河原畑と第一鉄塔畑のレタスとキャベツのビニールがけ、2チーム目がトウモロコシ、ミズナ、コマツナ、絹さやのビニールがけ。そして3チーム目が春ジャガイモです。たくさんの野菜があるけれど、どれも霜対策がしたい。そのみんなの希望にかけて人数を振り分け、どのチームもミッションの壁は高かったけれど、作戦を立て、「よし、頑張るぞ」と気合いを入れて、畑に出発しました。
 わたしは9人の子と、春ジャガイモの霜対策に回りました。この春、ジャガイモの規模が広く、7枚の畑を合わせた約43Rの面積に3品種のジャガイモが植わっています。
 お父さん指揮のもと、みんなとゲーム形式で植え付けた春ジャガイモは、みんなの「芽が出ますように」という願いと、植え付けが楽しかった気持ちがしっかり届き、どの畑も順調に発芽し、大きいものでは草丈が13センチほどになっています。葉の色も鮮やかで、柔らかそうな芽はとても元気そうです。茶色い畝に沿って、ずらっと緑色の芽が並んでいる景色をみると、みんなと植え付けをしたときのことが思い出されて、芽にみんなの思いが届いたんだな、と肯定されたような気持ちになります。
 畑が7枚もあって、面積も広くて強敵だなと思ったけれど、みんなのジャガイモを絶対に霜から守りたいという思うと、やるしかないと思いました。

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 ジャガイモは上から藁を敷くことにしました。まえちゃんがエルフ(1.5トントラック)を出してくれて、まずはみんなと荷台に藁を載せるところから始まりました。昨年の稲藁はきれいに束ねられたまま良い状態で保管されていて、よく乾いていて、とても使いやすそうでした。
 1枚目は7枚の畑の中で最も広い、保育園前畑から始まりました。1人1畝担当で、まずは畝に束ねられたままの藁を等間隔に並べていき、置ききったら、藁を広げて芽がしっかり隠れるように覆います。昨日、一昨日の雨で足下は悪いなかでしたが、黙々と進めていました。

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 エルフ1杯分の藁で畑の半分を敷き、2杯目を取りにいっている頃、事態は起こりました。突風が吹き付け、藁を抱えた自分の身体まで持っていかれそうになり、思わず身を屈めたとき、畝に敷いてあった藁まで浮かび上がったのです。「あぁ!」とその場にいたみんなが叫びました。せっかくここまで敷いた藁が、無残にもめくれ上がってしまい、芽が見えてしまっています。一瞬の静寂があってから、「藁が飛んじゃった!」という声が上がって、みんなが沈痛な顔持ちになってしまいました。どうしようかと話し合い、藁をやめて、マルチシートにしようかという案も出ましたが、やっぱり藁で行こうということになり、敷いた藁の上に軽く土をかけて、土を重りにして風から防ごうという結論に至りました。そこから気を取り直して、一度敷いた畝も藁を元に戻して、土を軽くかけ直していきました。

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 足下のコンディションも悪く、風も強く、決して良いコンディションとは言えなかったけれど、霜から守るためと思ったら、みんなの気持ちも1つになっていました。畑にはあゆみちゃんとたけちゃんとたいちゃんも来てくれて、たけちゃんとたいちゃんの姿に癒されて、元気をもらいました。
 強敵だった保育園前畑が終わったのが、15時半。17時までの作業時間の残り時間が1時間半しかないという状況で、まだ6枚の畑が残っていました。この時点で一瞬、弱気になりかけたけれど、この広い保育園前畑を終わらせたら、あとは畑の面積も小さくなっていくぞと思い、きっとペースは上がると信じました。

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 実際、2枚目のいいとこ下畑は全部で9畝あり、7人で入ったらあと2畝だけで、畝の長さも短くなっていたこともありますが、一人ひとりの手つきに慣れが出てきて、ペースも上がっていました。これはいけるかもしれないと思い、目標時間を16時半に設定すると、みんなも大きな返事で返してくれて、結果16時15分に2枚目が終わりました。悪条件でもみんなが楽しそうに、ジャガイモを守ろうと必死に動いてくれて、メンバーのやる気ある空気感にとても助けられました。

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 3枚目は山畑、4枚目は山畑下と続き、時刻は16時半。このままでは18時の夕食に間に合わないかもしれないと、ヘルプを呼びました。でもどこのチームも霜対策に動いていて、余裕がないかなと思っていた矢先、「ブーン」を車のエンジン音が聞こえ、ぱっと顔を上げると、見慣れた車がこちらに向かってくるのが見えました。車中から大きく手を振る姿が見えて、なんと、桃の霜対策が終わったメンバーが駆けつけにきてくれました。
 車からすばやく降りて、こちらに向かってくるみんながスーパーマンのようで、畑にいるわたしたちも、「わぁ~!!! ありがとう!!!」と飛び跳ねるくらい喜びました。

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 17時からみんなで山畑西の、藁を敷く畑の中では最後の1枚に入りました。人数が倍になり、8.5アールもある畑ですが、みんなで入ると、一度に4分の1の範囲が進みました。途中、藁が切れたため、先日刈った枯れ草を集めて敷きました。草を熊手で集める人、集めた草をコンテナに入れていく人、畝間に運ぶ人、広げる人、と役割分担も自動運転でみんなが動いてくれて、ものすごい勢いで進んでいきました。
 時刻は17時半。あと梅林の畑に2枚、ここはビニールですが、霜から守りたいジャガイモが待っています。そこで二手に分かれることにしました。桃チームの子たちに先攻して梅林に行ってもらい、残ったメンバーで山畑西を終わらせることにしました。

 みんなが快く賛同し、すぐに梅林へと車を走らせてくれました。
 山畑西では枯れ草もなくなったため、残りの8畝ほどは黒マルチシートを代用することにしました。藁と違って良いのは、シートを広げたら一度に1畝を覆うことができるというメリットがあり、端と端をしっかり土で固めたら、あとは要所を土で軽く留めていくだけでよくスピーディでした。マルチの穴から芽が出ないようにすることは気をつけました。
 山畑は約3分の1ごとに、藁、枯れ草、黒マルチシートでジャガイモが守られていて、どれが1番霜に強く、かつ作業性が良いのか、しっかり見て、次回に繋げていきたいなと思います。
 17時45分。山畑西が終わり、「やった~!!!」と歓声が上がりました。これで藁を敷く5枚の畑は終わった。残りは桃メンバーが待つ、梅林2枚だ! 最後までみんなと走って、梅林に駆けつけました。ここはビニールですが、すでに1枚目が終わり、2枚目の畑も残り2畝というところまで進めてくれていました。最後は大人数で畝間に入り、土を寄せ、17時55分にようやく、7枚の畑の霜対策が終わりました!
みんなとエルフ4杯分と軽トラ2杯分もの藁を畑に敷いたことになりました。
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 正直、18時までに終わるかなと思っていたけれど、桃メンバーの子も駆けつけにきてくれたおかげですべてのジャガイモ畑を霜から守ることができました。ずっと時間に追われているようだったけれど、午後の時間が飛ぶように過ぎていったようにも感じ、夕食の席についたとき、(あれ、ついさっき、午後の作業が始まったばかりだったような気がするのにな)と不思議な感覚でした。

 帰ってみると、他のチームも夕食ギリギリまで各野菜の霜対策に時間がかかったようで、同じように風で困ったり、ビニールの問題など、いくつかのアクシデントに見舞われたようでしたが、それぞれ助け合って、すべての野菜に霜対策をすることができました。各チームの物語を聞いていると、場所は違っていても、みんな同じように戦いながら、野菜を思って力を出し尽くしていたのだなと感じ、そのことがとても嬉しかったです。
 桃、野菜、すべてのチームの垣根を越えて、みんなで守り抜こうと奔走した、霜対策。
 20時の時点で、すでに気温がぐっと下がってきた冷え込みを感じていますが、みんなの団結と必死の思いが届いて、今晩の霜から桃も野菜も守れたらいいなと、心から願います。きっと守れます!

(るりこ)

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 今夜、桃の霜対策に出る予定です。
 午後からその準備を進めました。一斗缶220缶分。あんなちゃんから準備する数を聞き、グラウンドに一斗缶や資材を運びました。
 廃油、もみ殻、米ぬか、灯油と、何をどれくらい入れていくかをあんなちゃんが伝えてくれました。一晩燃え続けて桃の実を守ってくれるように、使う資材やその配合をこれまでの霜対策のなかでお父さんやあんなちゃんたちが試行錯誤しながら作り上げてきたものです。これまでの積み重ねがあってできることが嬉しかったし、私は灯油を入れていったのですが、あんなちゃんが状態を見て入れる量を増やそうと量を調整してくれて、一番良い形でできるように準備していく時間が嬉しかったです。

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 資材がすべて入ったらよく混ぜ合わせていきます。これは思っている以上に力が要りますが、これが桃を守ってくれるんだと思うと力が湧いてきました。
 最後に着火剤としてかんなくずを乗せ、灯油をかけて準備が整いました。

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 桃畑をまわり、一斗缶を配置していきます。出発する前に、あんなちゃんが図を見せて、説明してくれました。そのおかげで頭のなかにイメージができて、畑に着いてから動きやすかったです。

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 まずは桃の樹と樹の間に置いていきながら畑の外周を囲うようにして、畑の中はあんなちゃんが樹の距離や花の付き方で、置く場所を見てくれました。
「ここは樹の間が広いから間にもう一つ置こうかな」
「この枝に実がたくさんつきそうだから、配置を変えようかな」

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 霜にあたる場所がないように、畑を見て、樹を見て、枝を見上げて考えるあんなちゃんの姿がとてもきれいでした。
 準備したすべての一斗缶を畑に置いてくることができました。今夜、桃を守りたいです。

(なる)

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