４月７日のなのはな
昨夜からしっかりと雨が降っていて、定植した野菜にとって恵みの雨で嬉しいです。
落ち着いた気持ちの中で、今日は１日を通して、ミーティングのまとめとしての作文書きを進めました。
自分たちが今回のミーティングを通して何を理解でき、自分がどう進化できたのか、今回のミーティングの自分のまとめとして作文を書いています。もう一度、最初のテーマから自分が書いた作文を読み返すことで、今回のミーティングでの自分にとっての大きな気づきなどをもう一度再確認することができました。
また、それと合わせて、今は理解が十分でなくても、今後のミーティングで理解を深めていきたいことも、これからの生活に向けて書きだしています。最後までしっかりと作文にまとめて、明日からの生活に繋げていけるようにしたいです。
作文書きの合間の時間には、ビニールハウスのセロリの収穫や、種として使う小豆の選別も進めました。作文を書いていると、とても頭を使うので、こういった少しの作業がとても良い気分転換になります。小豆の種用選別は、種まきに向けて急ぎ足で進めたい作業だったので、時間を有効に使って、みんなでたくさん選別を進められて嬉しかったです。
（よしみ）
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今日は、４月７日、７日、セブンブリッジ大会の日ーっ……！ 毎月７日はなのはなイベント、セブンブリッジ大会。今月のセブンブリッジのテーマは、最近のみんなのドキドキ・ワクワクTopに入るであろう、『山小屋キャンプ』。５月５日の夜から予定しているキャンプへ向けて、明日から準備が始まります。
今夜はその予行練習!? キャンプを連想させる、ランタンやバンダナ、レクリエーションの的が飾られた会場。これから始まるセブンブリッジ大会も、来月の山小屋キャンプも、どちらも楽しみで、始まる前から口角が上がりぱなしの私です。金曜日だけれども、会場には“隠れりゅうさん”がいます。ソフトボール大会の時に登場した、りゅうさんお面が、どこから３人ひょっこりとのぞいています。みんな、見つけてくれたかな？
そして、どんなリーグに分かれているかと言いますと。「山小屋の朝」「秘密基地」「Kenny’s Fes」「新聞紙ファッションショー」「吹き矢」の５つのリーグに分かれていました。私は黄色チーム、るりこちゃんとペアになり、吹き矢リーグで対戦です。どんな試合になるのかドキドキです。欲を持たず、清楚に取り組みます……頑張るぞー－－！
始まりました、前半戦。初戦から、小さい数字がそろうばかり。「ポン」「チー」と鳴けそうな数字だけれど、みんな大きな数字ばかりを捨てるから、なかなか鳴けない。一方、みんなはどんどん鳴いて、上がって行く。私たちは、他チームに小さく貢献し続けていました。他のリーグからも、黄色チームの声はなかなか聞こえてこない。出だしから、なんとも言えない試合を私たちは大人しくしていました。
すると、後ろの「kenny’sFes」リーグから、笑い声と叫び声が聞こえてきました。なんとジョーカーを4枚引いて、最終的に残ってしまった手持ちのカードはジョーカー２枚のみ！ マイナス５００点。青チームのまりのちゃんと、あんなちゃんがそんな運を持っていました。驚くことに、前代未聞……マイナス５００点は何千点の失点ほど、大きな影響は及ばさないものの、たった２枚のカードでこの点数は大きい。ジョーカーの力は恐るべし。
少ししたら、そのリーグのちさとちゃんが、悲劇の声をあげていました。幸運というべきか、悪運というべきか、７を３枚。ジョーカーを１枚。９００点程の失点。反対に、ななほちゃんとゆきちゃんチームは絶好調。３連勝をしていて、２人で何度も何度もハイタッチを交わしていました。ちさとちゃんは、その回だけでなく、２回ほど同じように、７を３枚ジョーカー１枚を持ったまま上がられてしまう、といった事態が起きていました。後ろのリーグ、どうなってるの!?
あゆちゃんの実況によって、続いて注目されたのは白チームのひろこちゃん。ポーカーフェイスに静かに、何千点と点を稼いでいました。『おじいちゃんの山』リーグは、静かで、何がどうなってそのような点数になったのかは分からない。けれど、ひろこちゃんは常に幸運を持っていて、あゆちゃんが手札を見るたびに、手元がカラフル。良い手札を毎回のように引き寄せていたそうです。
私たちのリーグに戻ると……みんな大きなプラスもマイナスもしていない、平和なリーグ。その中では、白チームのよしみちゃんが得点を稼いでいました。よしみちゃん、上がっても少し抵抗感のある表情を浮かべていました。なぜかと聞くと、「毎回、前半は調子いいけれど、後半大逆転されることがほとんどなの」と。それにしても、白チームが強い、そんな白チームから運気を分けてもらうために、みんなよしみちゃんやひろこちゃんを撫でていました。
でも、私とるりこちゃんの引くカードは、最初からずっと変わることなく、小さい数字やバラバラな数字ばかり。鳴くことも出来なければ、上がることも出来ない。一度も上がることが出来ていません。るりこちゃんと、「大丈夫、次こそ」と信じていました。でも、毎回手札はほぼ同じパターン。２人で手札を見た時に、笑ってしまう程同じ。特に私たちは、『５』を引き寄せていました。毎回という程、このカードを引いていました。不思議……
一向に上がることがないまま、前半戦が終了。２人でどうしてあがれないのだろうか。と思ったけれど、理由は分からないし、ないとは思います。後半、チャンスが訪れることを待つのみ。
前半の集計待ちの間、ボーナスチャレンジが行われました。後半の２０時３５分から１０分間の試合の間の得点を大きく左右させるかもしれない。順位を大きく変えるかもしれない。ドキドキのチャレンジ。今回はくじ、「大きなつづら」と「小さなつづら」の２つがあり、大きなつづらはプラス〇倍も大きければ、マイナス〇倍も大きい。小さなつづらは、プラスも小さければマイナスも小さい。挑戦するか、安全策をとるか。チームで一番貢献した子が引くのですが、どちらを引くかはその子次第。みんな願うのみ。
そして、青チームとオレンジチームが挑戦した結果、なんとプラス６倍。黄色チームは、安定の“そのまんま”。前半の順位は、白チームが何千点のダントツの１位。オレンジチームが最下位の、やっぱり黄色チームは、真ん中の４位。後半戦どうなる!?
後半戦では、じゃんけんで勝ち、初めて親をしました。親をしたことで、これから運が少しでもまわってきてくれるか、と思ったけれど、一切そんなことはありませんでした。前半と同じ、小さい数字が集まるだけ、私たちもどうしてなのか分からずびっくり。ある意味、運を持っているような気がしました。
どのリーグも前半と同じような試合をしていて、今回のセブンブリッジは比較的平和に終わる。のだと、思っていたら。予想をはるかに上回る出来事が、各リーグで起き始めました。
それは、待ちに待った!? ボーナスチャンスタイムでのこと。
初めはみんな、最下位であったオレンジチームを応援していましたが、そのオレンジチームが２ペア連続で、親で一発上がりの、６倍……どんどこ稼いで行き、赤チームがどんどん点数を奪われて行ってしまっていました。
色々なところから、悲鳴や歓声が飛び交う飛び交う、自分たちの試合に集中しようとしても、みんなの声に気が向いてしまう、るりこちゃんと必死に集中しようとしました。
山小屋の朝リーグのほうから、大・大・大悲鳴と歓声が上がりました。振り向くと、そこには倒れるまなかちゃんとえつこちゃんの姿が。つい数秒前までは、良いカードを引いたのか、喜びを隠しきれず満面の笑みをこぼしていた２人、その２人は今やジョーカーや７や、１０点のカードを沢山持っていました。それによって、マイナス６５００点！ その点数を手にしたのは、黄色チームのヒーロー！ ひろちゃんです。負け続ける私とるりこちゃんから見て、ひろちゃんがぴかぴかと輝いて見えたし、希望の光が差すのを感じました。
そして、最終試合。ひろちゃんが点数を稼いで貢献してくれたのに、私たちは１回も勝てずに終わってしまうのか。申し訳ない気持ちと同時に、「最後こそは」と１回でも勝ちたいと思う気持ちがありました。願いに願って、カードを見ると、２人の間にチーン……という音が流れるのを感じました。見事にバラバラ。もう、今回は諦めるしかない、そう悟りました。鳴くこともなく、私たちの番がまわってきて、若干諦め半分で、カードを引いたとたん。一瞬思考停止……「えっっっ!?」10・Ｊ・Ｑが揃い、最後の最後にして、初めて上がることが出来ました。
初めは、あまりにもバラバラな数字で、上がれるなんて、少しも思えませんでした。それが、なんと上がれた。２人で手を取り合って、全力で喜びました。プラス２４０点貢献、るりこちゃんが、
「勝ったの最後だけだけど、そんなこと思わないくらい嬉しいし、満足だね」
と言ってくれました。本当にそう思います。ずっと、待って待って待ち続けて、最後に初めて勝つことが出来て、少しだけれど黄色チームに貢献することが出来て、満足感と喜びがたまらなくありました。
そして、いよいよ総合発表＆罰ゲームの時間がやってまいりました。今までにないくらい、波乱万丈で、どのチームも大きなプラスを得たり、失点したり、誰もが順位を予想できない位でした。
そして、１位は……黄色チーム!! 一番初めに、１位が発表され驚いている間に、黄色チームが１位だと言うことを告げられ、驚きと喜びの連続。今回１位に導いてくれたのは、やはりひろちゃん……他のみんなはマイナスで、私たちは最後の最後にちょっと貢献。それでも、凄く嬉しかったです。中間結果では、１位との間に何千点と差があった４位からの追い上げ。
１位だった白チームは、最終結果発表では、なんと５位。大失点をしてしまった、まなかちゃんたちの青チームは、４位。あんなちゃんとまりのちゃんが、その分を取り返してくれていました。そして、今回の罰ゲーマーは、赤チーム！ お父さん・お母さんや、ちさとちゃんたちのチームです。お母さんは、何回も上がって親になったそうなのですが、最後１０分間のチャンスタイムで他のチームが上がっていったために、赤チームの中でもマイナスが大きいほうでした。本当に何が起こるか分からない、ドキドキ・ワクワクの試合でした。
今回の罰ゲームは、「キャンプの掟」を述べる。２枚、ひらがなの書かれた紙を引き、その文字が頭文字となる言葉を使って、「〇〇するときは〇〇するべし」という文章を作ります。「が」「る」を引いたお母さんの文章は、「頑張れないときは、留守番するべし」。とてもお母さんらしくて面白いけれど、その言葉に胸が温かくなりました。「ほ」「ね」をひいたみつきちゃんは、「星空を見るときは寝転ぶべし」キャンプでぜひやりたい！ キャンプの掟バッチリの文章。
他にも、不思議な文章だったり、面白い文章だったり、お腹を抱えて笑いました。
セブンブリッジ大会から、罰ゲームと、終始ずっと笑って、凄く楽しかったです。そして、合間にはあゆちゃんがキャンプ豆知識やクイズを話してくれて、来月のキャンプがものすごく楽しみになりました。明日からは、準備が始まります。ドキドキ――……
（ももか）
