「初めての草刈り機」 りな

4月3日

 午前、午後の作業で、あんなちゃん達と一緒に、桃畑の草刈りをしました。草刈り機を、今日初めて使いました。あんなちゃんが、草刈り機のエンジンのかけ方や、基本的なところも、一から教えてくれて、ありがたくてとても嬉しかったです。

 あんなちゃんが、草刈りの仕方について、紙にまとめてくれました。草刈りをするときには、必ず熊手、竹箒、カマを持っていくこと、畑にパイプやぼっこ、石などが落ちていたら、刈る前に邪魔にならないところに移動するか、石は畑の外に出すこと……。草刈り機は、刃があるし、便利ではあるけれど、同時に危険な道具でもあるなあと思いました。草刈り機を使う時は、生半可な気持ちではなくて、いつでも安全に、丁寧な気持ちでないといけないなと思いました。

 畑にある石を見つけたら拾ったり、障害物があったら移動して、丁寧に刈ることで、草刈り機にとっても優しいことなんだなあと知りました。道に草が飛んだら箒で掃いて、溝に草が落ちたら熊手で上げて、いつも地域の方の存在があることを忘れないように、それを習慣にしたいと思いました。

 実際に草刈り機のエンジンがかかると、思った以上に音が大きくて、迫力があって圧倒されました。あんなちゃんが、お手本で草刈り機を使いながら、刈り方を教えてくれました。刃を少し斜めにして、右から左に掃くようにして刈ると、刈った後の草が、綺麗に一筋になることを知りました。

 桃畑や、田んぼの畦などで、綺麗に地際で刈られた地面に、何筋も真っ直ぐな草の山が連なっている光景をこれまで見てきて、毎回すごくきれいだなあと思っていました。けれど、いざ実践してみると、草の山を綺麗に作ることがとても難しいのだと分かりました。刈った草が散ってしまい、刈り後を綺麗にするのがとても難しかったし、一定の高さで、草刈り機を振るというのも、難しかったです。地面に刃が着いてしまうと、甲高い音が出てしまいます。地面に刃を突き刺さないよう、地際から2センチぐらいの高さでずっと刈れるように、草刈り機の刃に神経を集中させました。

 スロットルレバーを、どこまで上げるか、ということも、少し迷いました。でも、周りには、あんなちゃんや桃メンバーのみんなが一緒に刈っていて、みんなの草刈り機のエンジン音を聞きながら、このぐらいだろうか、と真似てしました。草刈り機に負荷が掛からないように、効率よく刈れるように、一番ベストな調節ができるようになりたいなと思いました。
 
 なぎなたがやのような、ピンピンと立った草は、とても刈りやすくて気持ちが良かったです。草刈り機を一振りすると、軽い力でどんどん草がなぎ倒されて地面がすっきりしていくのが、少し魔法のようでもあって、とても楽しかったです。芝生広場のように、一定の高さで綺麗に刈れた時、とても嬉しい気持ちになったし、一列刈り終えて、後ろを振り返ると、これまで夢中で見えていなかったけれど、後ろにはちゃんと、草が刈られた道が作られていて、ほっとしました。
 
 まだスピードが遅かったり、綺麗に刈れなかったりするけれど、練習あるのみで、上達していきたいなあと思うし、夏は草が伸びるのがとても速いので、今年の夏には、私も役に立てるように、草刈りを頑張りたいです。
 夢中になって、時間があっという間に過ぎていきました。草刈りが、とても楽しかったです!

 明日は、桃の防除があると聞いて、私も出来ることを精一杯頑張ります。読んでくださりありがとうございました。おやすみなさい。