「たけちゃん&ちーちハウスへ」 ななほ

3月28日

 21世紀のモナリザバディ(りな、ももか、ななほ)と、かりんちゃんでたけちゃん&ちーちハウスへお泊まりができて嬉しかったです。

 お母さんに、「たくさんお手伝いして、遊んでおいで」と言ってもらって、とても嬉しかったし、色々なゲームを持ってたけちゃん&ちーちハウスへ行くと、たけちゃんが踊りながら出てきて、ものすごく嬉しそうで、(誰かがお家に来てくれるのって嬉しいよね。ああ、来てよかったな)と思いました。

 それからも、ひとしきり、たけちゃんとたいちゃんと『ペンでポン』と、たけちゃんが読んでいるおしゃべり絵本で遊んで、本をペンでタッチしたら、ゾウやペンギンが鳴いたり、消防車のサイレンが鳴ったり、ペンから「ライオンは、どれかな?」というような声も聞こえて、たけちゃんが正解する度にみんなで拍手して、たけちゃんも嬉しそうでした。

 歯磨きもたけちゃんが「ひろの、これ!」といいながら歯磨き粉と歯ブラシを持って率先して磨いていて、あゆみちゃんが笑って、
「みんなが来て、嬉しくて、いつもは、歯磨きしようと言っても、もうしたもーんと言ってあっちへ行っちゃうんだよ。でも、みんなが来て、いいとこみせたいんだね」
 と小さな声で教えてくれて、たけちゃんが可愛いなと思いました。

 そのあとも、たけちゃんと大きな熊のぬいぐるみで遊んだり、つみきで遊んだり、車で遊んだりして、たけちゃんが、「この軽トラには、まえちゃん、こっちはあゆちゃん」「永禮さんはこれ~」と言いながら遊んでいました。

「じゃあ、とーとーと、かーかーはどれに乗る?」と聞けば、「とーとのブーブと、かーかのブーブ」と言っていて、それが可愛いなと思いました。

 寝る前は絵本の読み聞かせをしてあげたのですが、たけちゃんお気に入りの「まいごのたまご」と「きょうりゅうかくれんぼ」をたけちゃんが嬉しそうにきいてくれて、私も読んでいて嬉しくなりました。

「なのなの、これも~」と本を持ってきてくれるたけちゃんや、一緒に「ドシンドシン」「どこどこ」「もーいーかーい」と言ってくれるたけちゃんが可愛くて、とても暖かい時間でした。

 また、たけちゃんに、「明日、けいたろうにいにが帰ってくるよ」というと、たけちゃんが本の一番後ろのページを開いて、「これ、けいとーにーに(けいたろうさん)」と作者の男の人の写真を指さして言うので、「確かに、メガネかけてるけど、ちょっと違うかな?」といったのですが、よく見たら、その人の名前が「聞かせ屋 けいたろう」と書いてあって、みんなで大笑いしました。

 以前も、あゆちゃんとあけみちゃんと絵本の読み聞かせをしていたとき、こんなことあったなと思ったのですが、記憶力のいいたけちゃんがすごいなと思いました。

 お風呂も私たち4人とたけちゃん、ちーちで6人で入り、もうギュウギュウだったのですが、とても楽しかったです。

 たけちゃんの髪の毛でウルトラマンとか、ドキンちゃんとか、アンパンマンを作ってあげるととても喜んでくれたり、金魚すくいで遊んだり、ちーちも終始楽しそうで可愛かったです。

 夜、たけちゃんとたいちゃんを寝かしつける前に、少しみんなと寝るのが不安そうなたけちゃんに、ひでゆきさんが、「そうだ、ギューするのを忘れていたね」と言って、たけちゃんとたいちゃんを交互にギューッと抱きしめていて、その空気とか、2人のしそうな安心した笑顔を見ていると、涙が出そうになりました。

 周りの人に「だいすきだよ」「だいじょうぶだよ」「いいこだね」「かわいいね」と何か特別な理由も無く、ただただ本心で愛されているたけちゃんとたいちゃんの姿を見ていると、私も1つ、答えをもらったような気持ちがしました。

 本当にたけちゃんとたいちゃんが可愛くて、愛おしくて、2人と遊んでいたら2人を喜ばせたいと思うし、2人を抱っこしていると、2人を守りたいと思います。

 それが私にとっても幸せなことで、たけちゃんとたいちゃんがなのはなで、みんなの中で成長する姿、みんなに囲まれて、みんなに愛されて育つ姿から、幼い私も救ってもらって癒しをもらったような気がするし、今の私にとってもたくさんの希望や、喜び、答えをもらって、2人が私たちの弟でいてれることが嬉しいなと思いました。

 朝もお布団を畳んで、7人でひでゆきさんのお見送りをして、私たちはたけちゃんとちーちのお姉ちゃんなんだなと思うと嬉しくなりました。

 それからもずっと遊び、気が付いたら8時15分くらいになっていました。今度はたけちゃんが私たちにご飯を食べていってほしくて、「なのなの! ご飯食べよー」とキッチンへ引っ張っていったのですが、「なのはなでみんなが待ってるよ」と言って、結果的にたけちゃんが花壇のチューリップを見せてくれる事を理由に、たけちゃんとちーちと外に出て一緒にお花を見ながらなのはなに帰りました。

 たけちゃんとちーちのお姉ちゃんとしてお家へお泊りさせていただけたことがうれしくて、また、いつでもお泊りに行きたいなと思うし、子守のほかにも何かお掃除とか、いつでも声をかけてもらったら、子供組で飛んでいきたいなと思います。

 たけちゃんハウスのお泊りは、保育実習みたいでもあって、とても楽しかったし、2人の姿からたくさん教えてもらって、気づかされることがあってとてもありがたいなと思います。 
 
 
・今日の桃畑

 昨日から「何だか今日は、いい天気で、いい気分だね」「何だかワクワクする」「今日はいいことありそうだね」とつきちゃんに言っていたら、つきちゃんも、「私も何だか、今日すごく、気分がいい。防除も上手くいきそうだね」と言ってくれて、とても前向きな気持ちでいます。

 調子のいいときこそ、自惚れたり、調子に乗りすぎたりせずに、謙虚な気持ちを忘れないで居ようとは思うのですが、何だかいいことがありそうという気分は、すごく明るくて楽しくて、心も身体も軽くなるような感じがしました。

 ミーティングも終わって、天気もよくて、毎日桃畑に出られるのが嬉しいです。

 防除も私はつきちゃんの軽トラで、ひろこちゃん、りなちゃんと回っているのですが、昨年の秋頃から同じメンバーと言うこともあり、もう大分、手慣れてきたり、チームワークもよくて、『仲間』『相棒』という言葉がピッタリ当てはまるような感じがしています。

 桃作業をしていると、必然的に、普段一緒に過ごすメンバーも桃メンバーになってきて、いつも助け合い、お互い様の関係で桃を育てられるのが嬉しいなと感じます。

 また、午後はあんなちゃんと2人で桃の見回りに行かせてもらったのですが、2人でちょっぴり早いお花見をしているようでした。

 奥桃畑の『はなよめ』も今が満開で、明日くらいに花粉とり用で花摘みができるねと話したり、「石生の加野岩の方が、開墾17アールより少しだけ開花が遅いように見えますね」と聞けば、「収穫時期も、ほんの少しずれたりするもんね」と話してくれたり、各畑の、人工授粉が必要な樹の開花状況や、草刈り状況を見て回った時間が嬉しかったです。

 桃は品種によっても作時期が全然違って面白いです。

 今のところ、はなよめがトップで、そのあとを白皇。それを追うようにさくらピーチ、なつごころ、白鳳、岡山夢白桃、なつおとめなどと続いていて、とても可愛らしいです。

 桃の花も、岡山夢白桃は少しピンクが濃くて、清水白桃は花の大きさが他の物よりも大きく感じたり、どの品種も咲き始めから咲き終わりに向かうにつれて、花びらの色が濃くなっているのを感じました。

 また、池上の畑に行ったとき、あんなちゃんとスモモを見たのですが、今、スモモは1つも蕾が見当たらないくらい、全部の花が開花していて、栗の花のような香りが辺り一面を満たしていてとても癒やされるような、素敵な空間でした。

 あんなちゃんが、「最近、写真撮ってないから、少し撮ろうかな」と言って、スモモ畑で一緒に写真を撮れたことも嬉しかったし、本当に綺麗で、またみんなと見れたらいいなと思います。

 また、そのあともあんなちゃんと清水白桃の摘蕾も進めて、短時間でも池上の1本を終わらせることができました。

 あんなちゃんがスモモ畑にいれば、隣にいるあんなちゃんの優しい表情がスモモの花みたいだなと思うし、あんなちゃんが桃畑にいれば、あんなちゃんの上品さや美しさが桃の花みたいだなと思うし、桃の花もあんなちゃんの笑顔もすごく綺麗で、可愛くて、その時間が嬉しかったです。

 摘蕾も残すところ、池上の2本と奥桃畑だけとなり、あと半日あったら終わりそうです。明後日頃には、人工授粉もしたいと聞いているので、できるときにできる限りのベストで作業に向かいます。