3月24日(金)「一瞬、一瞬のショーを魅力的に ――『ザ・グレイテストショー』合わせ & 真っ白大根と、黄と赤と」

3月24日のなのはな

 グレイテストなショーが始まる。
『ザ・グレイテストショー』のバンド・ダンスの初めての合わせ。大谷翔平選手の翔(ショー)タイムということで、この曲が試合中に使われているということも聞き、縁を感じ、演奏できることが嬉しいです。

 このダンスは、まさに『SHOW』という感じがします。全体の大きなSHOWの中に、小さな『SHOW』が詰まっていて、最後には、全員が出て来て盛大な『SHOW』を繰り広げる。場面が次々に変わって、まさに、サーカスのショーのようです。

 

IMG_5151

 

 合わせの前に、ダンスメンバーは体育館で練習をしました。昨日のダンス練習の続きから、サビの最後まで、ポーズを揃えていきました。
 今日は、ミーティングで組まれたバディとペアになって見合いました。
 一つひとつの決めポーズの形を揃えるために、静止して、あけみちゃんの形に揃えて、バディの人に見てもらって、インプットしました。
 あけみちゃんは、しなやかだけれど、ダンスが流れていなくて、いつ、どこを切り取っても、美しい形で、それが、とても綺麗です。首を長く、背筋を伸ばし、ひねりがある。厳しいからこそ美しいという言葉そのものだと感じました。

 自分では客観的に分からないけれど、バディの人に見てもらって、修正してもらえることがとてもありがたいと思いました。バディの人に修正してもらって何度も踊ることで、自分の身体に入っていって、どんどん全体でも揃っていく感じがし、それがとても嬉しかったです。
 また、自分も人のポーズを見ることで、客観性が出て、ポイントがつかめてくるように感じました。
 良いイメージを持って、理想を持って踊りたいと思いました。

 

IMG_5109

 

 全員で合わせてみると、前で見てくれていたのんちゃんが、「練習前と、全然違う!」と言ってくれて、自分でもみんなと一体となっている感じがし、(これぞなのはなのダンスだ)と思いました。
 コンサートのとき、たくさんみんなと合わせたことを思い出し、こうしてみんなと、一つひとつを細かく揃えていく時間が本当に嬉しくて、楽しいです。振りを揃えると、気持ちも揃っていくことを感じます。練習中のカウントも、自然と全員が言っていました。
 みんなと気持ちも揃って、バンドとの合わせに入りました。

 今のこのメンバーでこの曲をするのは初めてです。楽しみとドキドキ。前で、たけちゃんも見てくれていました。

 バンドメンバーが音出しをしているその音だけでも、ワクワクしました。
 これまで練習してきたこと全てを出そう。そして、思いっきり楽しもうと思いました。
 なのはなのバンドは、不思議な力を感じます。なのはなのバンドでみんなと踊っていると、自分の力が自分の力でないような、不思議な力を感じ、魅せる意識や楽しさが何倍も膨らみました。

 

IMG_5132

 

 バンドメンバーは、お仕事組さんで今日はいない人がいたり、練習時間が殆どとれなかったと思うのですが、完成度が高くて、流石なのはなバンドだなと改めて思いました。

 これが、なのはなの『ザ・グレイテストショー』。
 1曲終わると、全員が笑顔になって、拍手をしました。すごく嬉しかったです。
 何回やっても疲れを感じないくらい、楽しさが上回っていました。
 のんちゃんやあけみちゃんが前から見ていてくれて、もっと良くできるところを伝えてくれました。

 

IMG_5153

 

 場面場面で、シーンにふさわしい表情を作ることや、舞台に出ない袖で待っている時の姿勢やステージに出て行きかたも、魅せる意識を持って立つこと。決めポーズの止めを作ることなどを伝えてもらい、気持ちを作り、みんなと揃える意識や魅せる意識を高く持って、もっと良くしていきたいと思いました。

 ミーティングも終わり、心も軽くなると、身体も軽くなって、踊りやすく感じます。みんなの気持ちも揃いやすくなっているのを感じます。
 
 発表の日まで日にちが近くなってきていますが、もっと良く出来ると思うので、みんなと練習し、質を高めていきたいです。

(ひろこ)

 

***

 

P3245011

 

 大根の救出大作戦。
 春の収穫ラッシュで、大根もたくさん収穫できています。今日は、大根を長く保存して、みんなで美味しく頂けるようにするため、大根を漬物にする作業を行いました。

 農産倉庫に、コンテナのなか所狭しと詰まった大根がありました。今ある大根はすべて漬物にする、と教えてもらい、大根を家庭科室へ運びました。
 カットの作業は、ももかちゃんと2人で行いました。最初に河上さんから、漬物用の切り方を教えていただきました。
 大根を洗い、ヘタとしっぽを落とし、ピーラーで皮をむきます。普通の大きさなら半分にして、それを縦に4等分。数があるので、とにかくスピード重視でどんどん切っていくこと。

 

P3245017

 

 漬かり具合が同じになるように、大きさは揃えること。それでも細すぎるようなものは、細いものだけで分けて、そのグループで漬けること。
 河上さんが、要点を押さえた台所作業の進め方、スピード感を、教えてくださいました。

 

P3245014

 

 大根洗いと皮むき。はじめはももかちゃんと、役割を交代しながら、流れ作業で進めました。3コンテナ分洗い終わったら、2人で皮むき、カットを一気に進めました。
 漬物用のカットは、野菜切りの中でも大胆でした。

 大根1本を持って、ピーラーで皮むきしていくのも豪快で、流れるように皮むきをできることが、とても気持ちよかったです。
 カットするときは、ざくり、と大根を等分する包丁の音が大胆に響きました。
 ざくり、ざくり。次から次へと、大根を切り進めていく。時間内に全て切り終える意気込みで、ももかちゃんと集中して切っていけたことが、とても楽しかったです。

 

20230324_152533

P3245022

 

 無事に全てを切り終えて、重さを量りました。全部で約40キロ。こんなにたくさんの大根を漬物にできることなんて、そうそうない。ワクワクした気持ちになりました。

 夜の時間に、カットした大根を調味料に漬ける作業を行いました。
 経験者だったなるちゃんと、まりのちゃんが一緒に漬けるのを助けてくれました。台所作業のベテランで、温かい2人がいてくれて、すごく心強かったです。
 酢、塩、砂糖、酒、ゆずの皮、鷹の爪。調味料を混ぜ合わせます。袋を受けた樽に大根を入れて、調味料を上から流しました。

 

20230324_192523

20230324_192611

 

 真っ白な大根に、お砂糖がキラキラとした調味料。柚子の黄色と鷹の爪の赤が散って、きれいだなあ、と思いました。
 袋をゆすって、大根と調味料が混ざったときに、河上さんが家庭科室の様子を見に来てくださいました。なるちゃん、まりのちゃんの協力があって、無事に漬物ができたことに、河上さんも喜んでくださり、とても嬉しかったです。

 きっちりと袋の中の空気を抜いて縛り、上から落し蓋をして、重石を乗せました。これで、仕込みは完了。
 あとは、明日の朝と夕方に、上下をひっくり返して、均一に漬かるようにすることを教えてもらいました。

 大根の量に対して、調味料は案外少ないように感じたけれど、一晩置くと大根の水分が出て、ひたひたの状態になるそうです。私は、漬物を作ったことが初めてで、そんなふうにして漬物ができるのだなあ、と知って、すごいなと思いました。

 

20230324_192604

 

 なのはなの大根の漬物は、柚子が香って、瑞々しく、本当に美味しいです。自分たちで今回、漬けることができて、とても嬉しかったです。ももかちゃんが終始、明るく真剣に、一緒に作業へ向かってくれて、その中でももかちゃんの元気をもらったことも、嬉しかったです。

 また漬けあがると、長く保存できるように、真空パックにするということでした。
 河上さんから、「また少しずつみんなに出していくからね」と言っていただいて、すごく、楽しみになりました。
 たくさん収穫された大根を、大切にみんなで食べられるように加工できて、嬉しかったです。

(りんね)

 

***

 

 建築作業チームは2班に分かれて、ビニールハウスの再建設を進めました。
 あけみちゃんとよしみちゃんで、妻面に使えるビニールの洗い。
 るりこちゃんと、さやちゃんとわたしで、妻面のビニペット(ハウスを覆うフィルムを固定するための部品)つけ。
 あわよくば、妻面のビニール張りまで進みたい! そんな目標を胸に作業を始めます。

 ビニペットつけで何よりも大事なのは、「水平」であること。最初に、水平を測れるオートレベルという機械を使って、妻面を支えて並んでいる縦パイプに、水平ラインの印をつけます。
 その水平ラインを基準に、そこから何センチ下にビニペットを取り付ける、といった具合に、今度はビニペットを取り付ける印をつけて、その次にやっとビニペットを取り付けられるようになります。

 

P3220112

 

 ハウスを解体するのは、手順さえわかれば簡単だけれど、組み立てるのは時に繊細で、時に大胆で、そのメリハリが難しいです。
 水平、垂直はハウスが完成したときに、パッと見たときの印象を決める要素だと思うし、わたしたちのミニ親方である、さくらちゃんも、とても大事にしているポイントです。

 今日は、るりこちゃんが、常に水平器を使って最終チェックをしながら、さやちゃんとビニペットを取り付けていきました。わたしはビニペットが縦支柱から浮いている部分をビスでとめて、がっちり固定していきました。

 手が空くときは、必要な長さにビニペットをディスクグラインダーでカットしたり、1人でもできる工程を少しずつ進めました。るりこちゃんや、さやちゃんの作業ができるだけスムーズに進むように下準備をしている時間は、2人に向けてこっそりサプライズをしているみたいでワクワク、楽しい気持ちになりました。

 ビニペットの最後の1本を取り付けているとき、須原さんとさくらちゃんが来てくれました。軽トラの荷台には、あけみちゃんとよしみちゃんが洗ってくれた綺麗なビニールがたくさん積まれています。これで明日から、妻面のビニール張りができます。

 

P3230074
〈建築チームのみんなが、細部まで注意を払ってフレームを組み立て、ビニールも丁寧に拭き上げて、大雪前よりも綺麗なハウスを次々に建ててくれています〉

 

 須原さんは、螺旋杭の横にできた溝に水が溜まっているのが気になられたようで、一緒に土木作業員となり、溝切りをして、すっきり排水。これでまた、より良いハウスに一歩近づくことが出来ました。
 最後にはビニペットの取り付けも完了して、少し、妻面のビニールのカットも進めました。採寸もできているので、明日は順調に進められるように、カットしたいサイズを整理して、準備しておきたいなと思います。

 あと1日で、このハウスは完成しそうです!
 最後まで抜けなく、使いやすいハウスを目指して、ハウス修繕チームのみんなと作っていきたいなと思います。

(なつみ)