「深く、強くなれることを信じて」 えみ

3月22日

 今日は、朝からとても暖かく、春らしい天気でした。玄関先の枝垂れ桜も、今日1日でぷっくりとしていた蕾が開き始めて、夕方に摘蕾の作業から帰ってきた時には、いくつも咲いている花をみんなと見ることができて嬉しかったです。

 摘蕾の行き道では、ひろこちゃんが石の下畑を少し行ったところで車を少し止めてくれて、ジンチョウゲの香りをみんなに教えてくれました。心が落ち着くような上品な香りで、その正体はどんな花だろうと思っていたけれど、今日初めてみんなと見ることもできて、小さな薄ピンク色の花がぎゅっと丸く集まったような花がとても可愛いらしかったなと思います。
 開墾17a畑で桃の摘蕾をしていると、一番南側のはなよめの木では、枝の先のほうの蕾が半分くらい開いている花が2,3個ありました。これから桃の花も続々と咲き始めるんだろうなと感じて嬉しかったし、みんなとまたお花見などもできる日が楽しみだなと思いました。

 夕方には、久しぶりに水曜日のハウスミーティングがあって、その時間が嬉しかったです。
 私は、ミーティングの作文を書いていて出てきたことについて質問させてもらいました。
 そのことに対するお父さんの答えの中で、私は、心に傷を受けたことで、誰に対しても顔色を窺っておどおどとした性格になってしまったけれど、それに気づいて、その原因もちゃんと分かった時からは、それをそういうものだというままにするのではなくて、堂々とした人になると自分で決めていく必要があるということを教えていただけたことが嬉しかったです。

 おどおどとした人は、失敗を恐れるあまりに余計に失敗をしてしまったり、社会に出てからも怒られやすく、人と仕事が上手くできなくなってしまう。
 堂々とした人になる、そのことはとても勇気のいることに思えてしまうけれど、まずはみんなの中でも堂々としている人に近づけるように吸収していきたいです。

 また、他の人がしてくれた質問の答えの中で、自分たちが苦しんだのも、神様がそれに耐えられる力があるとみたからで、例えその時は苦しかったとしても、それを乗り越えた先にはいつかは誰かの苦しみを分かることのできる材料になれること。その分だけ深く、強くなれることを信じて存分に目の前の苦しさも味わったらいいんだよと話してくださったのが心に残りました。

 WBCでの選手の活躍や大谷選手のインタビューのお話を聞かせてもらえたことも嬉しくて、世界中の人に勇気や希望を与えられたり、いつでも謙虚な姿勢であり続ける姿勢が本当に綺麗でかっこいいなと思ったし、自分もそこまでの力はなくても、そういう気持ちで毎日を過ごしていきたいと感じました。

 読んでくださりありがとうございました。