「自分を育て直して」 えつこ

3月14日

 バディで交換日記やおしゃべりをするようになってから、毎日が濃いです。毎日、バディのみんなと共有できる嬉しいことはないかなと、宝探しをするような気持ちで過ごしています。今日も嬉しいことがたくさんあって、全部を書きたいところなのですが、今日のところは、2つに絞ります。

 最近、私は朝に起きやすくなりました。バディでのキャッチボールが楽しみだからです。今日は、前半はあけみちゃんと、後半はあんなちゃんとキャッチボールをしました。あんあちゃんとバディになってから、あんなちゃんとキャッチボールをするのははじめてで、一緒にできたことが嬉しかったです。

 キャッチボールをしていて、人も自分も信じることが大切だなと、感じます。相手がボールを取ってくれると信じて投げる、私は相手のボールを取れると信じて取る。あんなちゃんの投げるボールがとてもまっすぐで、あんなちゃんの心のまっすぐさを感じました。私ももっと相手が取りやすいように、まっすぐにボールを投げられるようになりたいです。

 最後は、フライを取る練習をしました。私は、高いところからボールが来ると、怖くなってしまって、腰がひけてしまいました。まえちゃんが、極意を教えてくれました。ソフトボールは泥臭いスポーツなんだと話してくれました。
 私は、めがねにボールがあたって壊れないかとか心配してしまって、何が何でも取るという気持ちが足りなかったと思います。
 まえちゃんが、「目を開けて最後までボールを見ること」とアドバイスをくれたので、私は意地でも目を開けました。それでもボールは取れなかったのだけど、まえちゃんが、最後まで目を開けていたことを褒めてくれて、まえちゃんの優しさを感じました。次やるときは、何が何でも取るという気持ちで、ボールを取りたいです。
 

 もうひとつ、最近、たけちゃんやたいちゃんと過ごす時間を楽しく感じています。今日は昼も夜も、たけちゃんが配膳のお手伝いをしてくれました。お昼の配膳では、やかんを出してくれて、たいちゃんのご飯をたいちゃんの席に置いてくれました。たけちゃんは本当に優しくて働き者だな、と思いました。

 夜の配膳では、たけちゃんと一緒にコップに水を入れました。たけちゃんが、コップのひとつひとつに、「これはイチゴ味!」とか「これはメロン味!」と言ってコップを渡してくれました。コップに水を入れるという単純な作業が、とてもワクワクする楽しい作業に感じました。
 ひとつ、私が水を入れ忘れたコップがあり、たけちゃんが、「これ入ってないよ」と教えてくれました。たけちゃんが頼もしくて、一緒に配膳をできた時間が嬉しかったです。普段は流してしまうような何でもないことが、たけちゃんやたいちゃんといると、心ときめく魔法のように感じます。私は今、たけちゃんやたいちゃんと一緒に、自分を育て直しています。

 夕食後、大根の嫁入り作業をして、まよちゃんとコンテナを体育館に運んでいるとき、まよちゃんが、「最近えっちゃんが食事の席のコメントで、元気に話してくれることが嬉しい」と、話してくれました。
 私はその言葉がとても嬉しかったです。みんなのための元気な私を演じようと、勇気が出ました。私はみんなのために、ポジティブさを貫く明るい私でありたいです。