「ぴったり納まって」 しなこ

3月14日

 夜の集合の話で、「利他心」ということがわかりやすくなって嬉しかったです。
 台所作業を自分ひとりで回していくのか、それとも家族に手伝ってもらうのか、ということ。家族に手伝ってもらいながら回していけるのが利他心、ということをお父さんから教えていただいて、それがすごくわかりやすくて嬉しかったです。
 私は利他心で生きていきます。お父さんが話してくださったように、1つしかないです。利他心を持って、回復する道しか私にはないのだと思います。

 今日は桃の摘蕾の作業をして、1巡目の摘蕾が終わりました。
 午前は夕の子畑から始まって、古畑の1本が終わり、午後の1時間もかからないくらいで古畑の2本目が終わりました。
 古畑の桃の木は2本ですが、1本が大きいなと改めて感じました。

 午後の摘蕾の作業が終わってからは、まえちゃんたちの作業に合流しました。藁の整理をする人と、山畑のライン引きをする人に分かれて、私は藁の整理をしました。
 肥料倉庫に収納していた藁を、食堂下の藁置き場に移し変えていきます。
 軽トラでどんどん藁を運び、バケツリレーでまえちゃんまでつないで、まえちゃんが綺麗に藁を積み重ねて収納してくれました。
 人数が増えて、軽トラを3台使って、まちちゃんとみつきちゃんが軽トラで藁をどんどん食堂下まで運んでくれて、私は、せいこちゃんや、りなちゃんや、さきちゃんたちと一緒にバケツリレーをしました。
 藁がバケツで運ばれてくるスピードも速くて、そのスピード感が楽しかったです。

 まちちゃんが軽トラで運んできてくれたときに、「あとどのくらい?」と聞くと、「あと3、4杯分」とまちちゃんが答えてくれました。それからしばらくして、もう1回聞いてみようかとなって、まちちゃんに「あとどのくらい?」と聞いてみると、「あと3、4杯」と返事があって、「さっきと変わってないじゃん!!」とみんなと笑っておもしろかったです。それくらい肥料倉庫には藁が沢山あったんだなと思いました。次にまちちゃんが運んできてくれたときには、「あと1回でいけるかも」と言ってくれて、終わりが見えてよかったなと思いました。

 まえちゃんが綺麗に積み重ねてくれていたので、運んできた量ぴったり納まっていました。

 藁の整理が4時頃に終わって、私たちも山畑の作業に合流しました。ジャガイモになる畑で、畝立てをしました。畑に行くと半分くらいは畝立てが終わっていて、大人数になったので、畝立てもすぐに終わりました。
 まえちゃんが、「穴あけまでいきたいです」と声をかけてくれて、畝均しも穴あけもすることができました。
 穴あけでは、まえちゃんが穴あけ選手権を開いてくれて、1人1スパンで誰が速く畝の端まで到着できるか競いました。

「よーい、どん」で始まって、まえちゃんが実況中継をしてくれたのですが、「やよいちゃんが速い!」という声が聞こえてきて、やよいちゃんがあっという間にゴールをしていました。
 1回戦が終わってから、みんなでやよいちゃんの穴あけ姿を見たのですが、やよいちゃんはワンアクションで、一かきで穴を開けていて、移動も反復横跳びみたいに跳ねていて、スポーツ競技をしているみたいでした。
 最後にみんなでやよいちゃんのやり方でやってみて、みんなもすごく速かったし、穴の間隔も均等で、畝の上も綺麗だったなと思いました。まえちゃんが2分でできた、と言っていて、すごく速かったなと思いました。

 明日に植え付けをするそうなので、楽しみだなと思います。
 午後にいろんな作業ができて楽しかったし、進んで嬉しかったです。