「一発で決める覚悟」 さくら

3月10日 

 午前はジャガイモの植え付けをしました。9時半から11時半までの2時間で新いいとこ、保育園前、山畑下・西の4枚の畑が終わり、昼食のときにはもう昔の出来事に感じました。

 お父さんが指揮してくださいました。クワで穴を掘り、ジャガイモを置いて、籾殻を両手一つかみかけ、指3本分の土を覆土しました。

 効率の良いやり方を見つけるために(と後から教えてもらった)、はじめは3人1チームの競争で植え付けをしました。早かったのはちさちゃん、つきちゃん、あけみちゃんチームの1畝6分でした。次の保育園前畑では、早かったやり方を教えてもらって、3人で始めに穴あけ、それから1人がイモ置き、1人が牛肥おき、1人が籾殻かけで、それができた人から覆土に入りました。

 保育園前畑も、競争形式でダーッと植えて、畑に入って出るまで30分でした。

 次の山畑下では、競争形式ではなくジャガイモの植え付けを楽しんで、だけどのんびりとやる作業にならないように、お父さんがワンアクションでやることを教えてくださいました。覆土も「こうだ!」と一発で決める覚悟で土をかけ、芽を横にしておくのも一発で決めて、クワで穴あけはワンアクションでは難しいけれど、2,3かきで1穴掘ることを教えてもらいました。私は他の作業でも、ちょこちょこ微調節をして進みが遅くなってしまいがちだと思いました。それも守りだと思いました。ワンアクションでやるととても早くて、ハウスでも一発で決める覚悟を持ってやりたいと思いました。

 ジャガイモの手入れについてもお父さんが話してくださいました。芽が出て2、30㎝くらいになったころに霜が降りると、それで黒く枯れてしまうので、ビニールトンネルをかけて守ります。4月初めくらいには元気な芽を3本のこして芽かきをします。今年新しいなと思ったのは、土寄せの形です。メークインは楕円形で株から広がってつきやすく、掘る時に傷芋が出やすいので、ふっくらした馬の背型に土寄せをして株から広がってつかないようにする、というのがとても楽しみになりました。

 今食卓に出ているジャガイモは去年の春ジャガイモで、皺皺にならないで持ちがいいなと思うし、味も美味しいなと感じます。

 あと2回くらい追肥をして、収穫前には窒素は絶対にやらなくて、やるとしたらメガツインなどを散布すると教えてもらいました。

 まずは芽が順調に伸びてくれたらいいなと思います。

 吉畑手前ハウスでの育苗がはじまり、まりのちゃんとせいこちゃんから、手前の出入り口につけた防虫ネットが苗の出し入れのときによけられるようにしたいんだ、と教えてもらって、お父さんに確認させていただいて、「小綺麗にしよう」と教えてくださいました。小さなことだけれど、後付けのものでオーバーな工作っぽいものではなくて、小綺麗な開閉がやりやすいものにしたいなと思って、テーマができたことが嬉しかったです。