【3月号⑤】「夜バレーの魅力、それは」なつみ

 

  
 待ってました! 夜バレー!
 お正月も明けて、二月から、夜のソフトバレーボール練習が始まりました。月、水、土曜日にそれぞれ四チームずつが入り、夜の一時間を使って、古吉野なのはなの体育館で熱い試合を繰り広げています。

 コンサートに向けての練習が始まってから、しばらくご無沙汰していたソフトバレーが始まると聞いて、お父さん、お母さんも、りゅうさんも、みんなもわたしも思わず、「やったー!」。

 わたしは、土曜日のチームに入れてもらっているのですが、実はこっそり月曜日や水曜日にもお邪魔して、みんなの粘り強い試合を観たり、時々チームに入れてもらったり、見てもやってもとにかく、みんなとの全力のソフトバレーは気持ちが解放されて清々しいです。

■土曜日のソフトバレー

 土曜日のソフトバレーは、月曜、水曜とはまた一味違う楽しさがあります。この日は特に慣れがある上手な人が集まっていて、コートの穴を狙ったり、相手チームの裏をかくような頭脳派プレーもあれば、高身長を生かして、鉄壁のブロック、鋭角なアタックなど、味方であれば心強く、敵であれば恐ろしい技術を持った人もたくさんいて、本格的な本気のソフトバレーです。
     
 その中で、身長は高くないし、アタックもできない、そしてまだまだ練習不足のわたしは、土曜日のソフトバレーが楽しみと緊張でドキドキです。
 
 しかし、リーダーのあゆちゃんに助けてもらいながら、今日まで何とか試合をやってこられています。アタックやブロックでは役に立てないけれど、どんな球でも拾います! そういう気持ちで向かっていると、自分の雑味が全部消えて、チームに溶け込める時間に、たくさん気持ちを救ってもらっていると感じます。

■自分を知る機会

 なのはなのソフトバレーは回復の手段であり、自分がいま、どのくらい回復へ向かっているかを知る手段だと教えてもらっています。
     
 自分に足りないところを知ることができて、自分が進化したところが分かるのは、ソフトバレーの面白さ、楽しさの一つだと思うし、分かるから、より一層、もっと上手になりたいと思って練習すると、プレーも変わるし、自分も変わっていきます。皆も変わっていきます。上達している子を見ると、本当に嬉しくて自分も元気をもらいます。
 
 試合のときは敵だけれど、ソフトバレーで切磋琢磨して一緒によくなっていけるきっかけがあることが、とても嬉しいし、わたしも、これからも自分の持ち前の泥臭さと負けん気を磨いて、仲間と一緒により良く進化していきたいです。
  
 さぁ、今日もこれから、体育館で夜バレーが始まります! とっても、楽しみです。