「流星」 ななほ

3月1日

(朝)

 つい、日記を開いて2月29日と書いてしまい、すぐにカレンダーを見たら『3』の数字。

 年が明けてからの3か月は、行く逃げる去るというけれど、ここ数日は外に出てもすっかり、春らしい陽気になっていて、3月は桜咲く3月でもあり、ミーティングの3月でもありとっても華やかで、希望に満ちているなと思いました。

 また、昨夜はアコースティックギター教室があり、『流星』の練習をしていたのですが、この曲は5月頃にみんなに聞いてもらう予定で、とても楽しみにしています。

 昨日は初めて、最初の1ページをみんなと合わせることもできて、チョーキング部分がとても綺麗だなと思ったし、練習をしていてもすごく気持ちが入りやすく、今のミーティングに向かう、よくありたい、今の環境や今の仲間と手をつないで、今を楽しみながら生きていきたいという気持ちとも合っているような気がします。

 『流星』を弾いていると、何か大きな物に包まれているような安心感を感じるし、ギター教室のみんなもこの曲が好きで、愛おしく演奏しているような空気を感じて、その温かくて優しい空気の中にいると、すごく安心するし、ギターの音色に癒やされるなと感じます。

・永禮さんのお誕生日会

 昨日は私たちの大好きな、永禮さんのお誕生日会がありました。

 みんなと掃除や準備をしているときから、永禮さんの笑顔を思い浮かべるだけで力が湧いてきたし、こんなにも、誰かに喜んでもらいたい、誰かに感謝の気持ちを伝えたいと思えるのも、なのはなの周りに永禮さんのような素敵な方々が集まってきてくださるからだなと思い、みんなと気持ちを1つに準備をする時間が嬉しかったです。

 また、永禮さんの大好きな『フラガール』も、なのはなで演奏するのが初めてのなつみちゃんも一緒に、今のメンバーで練習をしてきて、永禮さんの為を思い、踊り、歌う時間に私まで、涙が出そうなくらいに、嬉しくなりました。

 お誕生日会の前半は、私たちによるプチフラダンスショー。
 『ビューティフル・ピープル』では、バイタリティ溢れる若々しさを思い、なのはなで感じている、日々の楽しさ、生き甲斐、向上心を持った強い気持ちをこんな風に、歌と踊りを通して、表現できるのがすごく嬉しいなと思いました。

 踊っていても、パッと視界が開けるような開放感があったし、みんなと一体となっている感じ、『仲間』という糸で結ばれているような感覚を空気で感じて、改めてなのはなファミリーに出会えたこと、仲間と出会えたこと、そして永禮さんに出会えたことも必然的に、出会うべくして出会ったのだと言うことを感じました。

 また、『フラガール』も私はウリウリ隊で踊ったのですが、曲が始まってすぐ、永禮さんが感動して泣いてくださっているのが見えて、私もつい、涙が出てしまいそうでした。

「君の涙を、そして笑顔を、僕はいつまでも忘れないから」。
「名もないような花が、命をふるわせて咲いている」。

 さきちゃんの歌う『フラガール』の歌詞を聞いて、改めて、この曲が私たち自身のようでもあり好きになりました。

 最後、みんなで永禮さんの元へ駆け寄って、お祝いの言葉を言えた時間がとても嬉しかったです。

 そして後半は、セブンブリッジ大会。
 今回はミーティングのバディでチームだったため、私はりなちゃんとももかちゃんとトリオで、お父さんのいる『肥料撒きリーグ』で試合をしました。

 私たち3人の協力した強い絆で勝負。と最初は強気だったのですが、試合開始すぐ、永禮さん率いる黄色チームのさきちゃん、せいこちゃんペアが2連続で上がり、先行きがちょっつぴり怪しい。

 そして次こそはと思うと、ひろこちゃん、まちちゃんペアがどんどん上がり、最高記録の4連続上がりをしていました。

 また、前半戦の最後の方で、さきちゃんとせいこちゃんが親で一発上がりをしたため、他のみんなは何のカードも出さずに、何の手も出せずに、試合終了。

 その時、私たち3人は手札に、7とジョーカーを持っていたため、マイナス1640点という大失点となってしまいました。

 前半戦の結果は、1位が永禮さん率いる黄色チーム。そして、最下位がお父さん、お母さん率いるオレンジチームで、私たち赤チームは最下位の1つ手前。

 でも、4位と最下位の5位の差も挽回できなくはない、ということで、後半も気合いが入りました。

 それでも、中々上がることのできない、私たち。次々と失点していきます。
 最後の方になっても一向に、得点するチャンスがないまま、何度もりなちゃんやももかちゃんと床に崩れ落ちては、頑張ろうと意気込んでいたのですが、そのまま、最後の試合に。
(ああ、もうこのまま、勝ち目はないかもしれない)
 そう思っていたら、またひろこちゃん、まちちゃんペアが4連続で上がり、試合終了。そんな時、お父さんから悲鳴とも、うなり声とも言えない、悲痛な声と、無理に笑った笑顔が見えました。

 なんと、私たちが前半に失点した、同じようなカードで手札にはジョーカーと7があり、4連続上がりは得点4倍という今回の特別ルールも加算されて、マイナス40倍。
 その得点は、1620点。

 これで、私たち赤チームとほとんど変わらない結果になり、罰ゲームにならない可能性が高まりました。そして、最後の1チームの試合が終わるまでの得点は、4位と5位の差が40点とのこと。これは、何があっても負けられません。
 そこで、同じ赤チームのあんなちゃん、みつきちゃん、みみちゃんのいるリーグに応援しに行くと、3人が見事に上がってくれました。

 そして、結果は。
 1位が青チーム。2位が永禮さん率いる、黄色チーム。3位がピンクチーム。4位が私たち、赤チーム。5位がお父さん、お母さんのオレンジチームでした。
 私たちのリーグにいたひろこちゃん、まちちゃんが今回のセブンブリッジ大会で一番、高得点を出していたようで、そのペアの絆の深さに驚かされました。

 永禮さんチームが1位になれなかったのは少し残念だったのですが、私たちもギリギリの差で、罰ゲームからは逃れることができてほっとしました。

 そして、珍しくお父さん、お母さんチームの罰ゲームを見られることに。
 今回は、このチームにスペシャルゲストの河上さんも入ってくださっていて、お父さんお母さんに、大人スタッフさんの河上さん、スタッフさんのまえちゃんやあゆみちゃんの罰ゲームが、どこか新鮮で、盛り上がりました。

 今回は永禮さんとやりたいことをポーズ1つで表現するという罰ゲームだったのですが、お父さんとお母さんの播種や、肥料撒きがとても面白かったし、河上さんもずっと笑顔で楽しそうで、その空気が嬉しかったです。

 永禮さんのお誕生日を家族みんなでお祝いできて、永禮さんを好きな気持ちを伝えることができて嬉しかったです。

(夕方)

 今、夕方の朝食当番が終わったところで、牡蠣が焼けるのを待っているところです。
 今日は永禮さんが虫明のほうまで蛎殻を取りに行ってくださっていたのですが、お父さんの知り合いであるその漁師さんが、なのはなのみんなへ牡蠣をくださったそうで、とてもありがたいし、とっても良い香りがしました。

 永禮さんが遠いところまで蛎殻を取りに行ってくださったことも本当にありがたいなと感じます。

 それと、話は変わるのですが、お父さんがバディの大切さについて話してくださることが嬉しいです。バディの存在が、回復に欠かせなくて、バディがいるからこれからもきっと大丈夫だと思えます。

 1人で立つと思うと不安なことも多いけれど、バディのりなちゃんとももかちゃんがいてくれると思うと、例え何かがあったとしても2人が助けてくれると思えるし、2人と協力して生きていきたいです。

 今夜はそんな2人も一緒に金時太鼓に行ってきます。