2月27日(火)「永禮さんへ感謝と思いを込めて ミニコンサート&セブンブリッジ大会」

2月27日のなのはな

 2月27日は、なのはなのみんながいつもたくさんお世話になっている、永禮さんのお誕生日。去年も、今年も、永禮さんは草刈りにタンク補充、田植え、落ち葉拾いや黒豆の脱粒、時には木の伐採まで、色んな作業のたびになのはなに来てくださって、一緒に作業をしてくださりました。
 そんな、なのはなのことをいつも好きでいてくださる永禮さんのための、お誕生日会。前半には、みんなでお祝いのフラダンスの演奏をしました。

 

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 昨日、何人かの子が桃花を菜の花に見立てた飾りやハニカムボールで体育館の舞台を飾ってくれていて、一気に体育館が春らしいステージに早変わりしていました。午前中も、永禮さんが喜んでくださる顔を思い浮かべながら準備している時間が嬉しかったです。

 午後2時半ごろ、永禮さんが古吉野に来てくださり、三部合唱のハッピー・バースデーの歌でお迎えしました。なのはなのホームページを見て、みんなが今日のために準備している様子を見て、すごく楽しみにしてくださっていたことを話してくださりました。体育館に入ってきてくださったときの永禮さんの暖かい笑顔に、私も、すごく安心した嬉しい気持ちになったなと思います。

 

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 今回の演奏曲は、『ビューティフル・ピープル』『ア・レヴァ』『フラガール』の3曲です。
 『フラガール』は、フラダンス曲の中でも永禮さんが一番に好きと言ってくださる曲。踊っていても、みんなと繋がっているような感じが合って暖かい気持ちになる曲だなと思います。
 今回は、ウリウリを持った子供組さんたちが間奏の部分を踊ってくれて、新しいバージョンのものを永禮さんに披露しました。

 

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 どの曲も、永禮さんが前で見てくださっていると、体育館中が暖かい空気に包まれていくのを感じました。目に映る永禮さんの笑顔が、とても嬉しかったし、みんなと踊っている時間、どんどん心が満たされていくのを感じました。ゆりかちゃんが『ア・レヴァ』を踊っている時の後ろ姿からも、永禮さんの笑顔が見えるようでした。

 最後の曲、フラガールを踊り終わった後、みんなで永禮さんの周りに集まると、永禮さんが涙を流して喜んでくださっていました。
 永禮さんに私たちの感謝の気持ちが伝わったと思うと、とても嬉しかったなと思います。

(えみ)

 

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 永禮さんに演奏とフラダンスを見ていただいた後は……セブンブリッジ大会! ガーランドが天井に吊られ、可愛くセッティングされたリビングに集まり、永禮さんもご一緒に、みんなで遊びました。

 

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 今回のリーグ名は、永禮さんとの作業でした。私は、肥料入れリーグ。バディのななほちゃんと、ももかちゃんとトリオになって、赤チームで対戦しました。
 永禮さんのバースデーイベントなので、永禮さんのいらっしゃる黄色チームには特別ルールがありました。それは、黄色チームが勝ったら、負けたチームは負け点プラス10点をプレゼントする、というルールです。今回も最下位のチームには罰ゲームが用意されていて、どうか永禮さんの黄色チームは最下位になりませんように、と思いました。

 

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 また、もう一つ、全員に通用する新しいルールが用意されていました。それは、同じチームが2連勝したら、その時の勝ち点が2倍、3連勝したら3倍……と、勝ち点の倍数が上がっていく、というルールです。この時は、まさかこのルールがあることで大変なことになるとは思っていなくて、このルールが面白いなと思いました。

 ゲームが始まって早々、色々なリーグから、黄色チームの歓声が次々と聞こえてきました。プラス10点ルールの効果か、どんどん黄色チームが勝っていき、私のリーグでも、せいこちゃん、さきちゃんペアの黄色チームが、勝っていました。2回戦目も、またしても黄色チームの勝利! すぐさま2倍のルールが適用されて、どんどん私達は小さく負け点を増やしていました。

 

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 黄色チームの勝利が途絶えると、次は青チームの勝利の嵐。私達のリーグは嵐の海のように、荒れに荒れて、得点表の順位がごろごろ変わり、勝ち点、負け点も大きくて、ハラハラしました。

 ななほちゃん、ももかちゃんと、これだ! と決めたカードを捨てると、全て青チームのまちちゃんとひろこちゃんが鳴く状況。いつの間にか、どんどん青チームは勢いを強めていき、4連勝まで上り詰めていました。私達からは、4倍の点数を同時に巻き上げていて、ななほちゃんとももかちゃんと悲しさのあまり床に突っ伏してしまう事態でした。

 1回も勝てなくて、どうにか前半1回は勝ちたい! その願いは、前半ラストの試合に叶えられました。やっと、少しの小さな勝ちをすることが出来て、3人で大喜びしました。

 

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 前半の結果は、4位が私達の赤チーム、そして最下位は、お父さん、お母さん、河上さんのおられるオレンジチームでした。お父さんとお母さんが、罰ゲームをしているところを見たことがなかったり、ゲストの河上さんもいてくださって、とても予想外の展開で驚きました。

 後半からは、救済ルールとして、最後の3試合はオレンジチームが勝ったら2倍になりました。4位と5位の差は、400点。1回の試合で、逆転することもあるぐらい、すれすれでした。最下位から逃げきれるか、ハラハラドキドキしながら後半戦にのぞみました。

 

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 後半戦も、勝利の女神は私達に笑いかけてくれることはなく、そして同じリーグで戦うオレンジチームのお父さんも、負けが積み上がっています。4位の座を確かなものにするために、大勝ちをしたい! そんの微かな野望を抱き、開いた試合。回ってきたカードは、ジョーカーが1枚、7が1枚あり、これは勝てる! 声を低く、気づかれないように、ななほちゃんとももかちゃんと喜びました。けれど、それはほんの束の間、さきちゃん、せいこちゃんペアが、親で一発上がりをしてしまい、カード運が稀にしか訪れないほど良かったために、絶望でただただ状況が掴めずに呆然としてしまいました。

 ジョーカー、7のカードは強運を持っていて、良いカードでもあるけれど、負けた時はその分とても大きな失点になります。7は2倍、ジョーカーは5倍、それだけで10倍なのに、さらに一発上がりで2倍、さらに2連続目の勝利だったので、2倍。40倍の失点で、1回だけで1640点の大失点をしてしまいました。

 

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 他のリーグで戦っている赤チームには顔も合わせられませんでした。私達の、今の1回の失点で、全体の順位はきっと変わったらだろうと思いました。バディのななほちゃん、ももかちゃんと、罰ゲームの覚悟をしました。何がいけなかったんだろう……野望を持ってしまった自分の利己的な心を悔やみました。もっと、謙虚にプレイすればよかった……! 後悔しても仕方がありません。気を取り直して、次は、謙虚に、確実に負け点を少なくする方針に変えました。

 他のリーグから、オレンジチームが勝って喜ぶ声が聞こえます。まだ試合の展開は分かりません。どうか、罰ゲームを免れますように、祈るような気持で、カードに向かいました。

 後半ラストの3試合。1試合目も、2試合目も、青チームの勝利。最後の試合で、カードが配られて、手持ちのカードをまだ把握しきれていない間に、まちちゃん、ひろこちゃんの青チームが大歓声を上げて、親で一発上がりをしました。

 

 

 幸いにも、手持ちには、ジョーカーも、7もなくてほっとしていると、隣でプレイしていたお父さんが、青い顔をしています。カードを見ると、ジョーカーがありました。一発上がりで3連続、お父さんの点数は、30倍になって、1620点の失点になりました。その点数に呆然としているお父さんの隣で、ほんの微かな希望が、どっと沸いてきました。もしかすると、最下位を免れるかもしれない!

 

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 1つのリーグを残して、4位と最下位の点数の差は40点! さあ、最後の草刈りリーグの点数が合わさったら、どうなるのか……心臓がバクバクするぐらい、試合が終わるまで緊張しました。
 結果は、1位、青チーム、2位、永禮さんのおられる黄色チーム! 3位ピンクチーム、そして最下位は……オレンジチーム! 後半ラストの試合で大逆転して、最下位を免れることが出来ました! ななほちゃんとももかちゃんと、ほっと胸を撫で下ろして、安心して罰ゲームを見ることが出来ました。

 

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 罰ゲームは、永禮さんとの作業を、1枚の写真のように、動きなしでジェスチャーする、というものでした。お父さんやお母さん、河上さん。見たことがない前代未聞の歴史になるような罰ゲームでした。牛肥まきや、播種や、ペア、トリオで見せてもらえるシーンもあって、罰ゲームもとても楽しいものでした。

 

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〈播種をした育苗トレーを並べる、お父さんとお母さん〉
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〈河上さんと、まえちゃんで、泥んこ相撲!〉

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 永禮さんとも一緒に、みんなでセブンブリッジ大会を楽しめた時間が、とても温かくて幸せな時間でした。会が終わる前に、ななほちゃんと、ももかちゃんと、永禮さんに色紙をプレゼントしました。その色紙には、全員が、「見つけた春」のテーマで描いたペン画とメッセージが綴じられています。

 

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 永禮さんに向けて、みんなの気持ちが詰まったものをプレゼント出来たことがとても嬉しかったし、今日の会を、永禮さんに、喜んでいただけて、永禮さんの笑顔を見て、私もとても幸せな気持ちをもらいました。

 家族みんなで、永禮さんをお祝い出来た1日を過ごすことが出来て、嬉しかったです。

(りな)