2月24日(金)「知恵と経験をたずさえて 古畑ビニールハウス修繕 & 踊る喜び」

2月24日のなのはな

 古畑ハウスの修繕が、大詰めです。
 午前は筋交いパイプの取り付け、妻面のビニール張りの二手に分かれました。
 私は、あけみちゃん、さやちゃん、りんねちゃんと筋交いパイプの取り付けをしました。

 

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 大雪によって一度、極端に曲がってしまっていた25ミリのパイプを、真っ直ぐに直して、筋交いのために用意してありました。ところが、昨日、現地でカーブをつけながら設置しようと思ったとき、カーブが急なところを曲げようとすると、元々弱っていた部分が折れてしまいました。
 一度折れたところは、簡単に折れやすくなるため、折れないように設置したいです。しかし、古畑ハウスは奥行き5メートルと小さいため、ハウスの形にまっすぐなパイプを沿わせていこうと思うと、その中で形を作るのは難しかったです。

 そこへ、須原さんが、曲げやすい22ミリのパイプをハウスに沿わせて型を取ってから、本命の25ミリパイプを、地面の上で落ち着いて型に合わせて、形を作って設置をすると良いのではないか、と教えてくださいました。

 

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〈パイプ修繕台で、筋交いパイプのカーブを調整!〉

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 型に合わせて作った25ミリパイプを設置すると、とても上手くいきました。ある程度のカーブがすでについているため、はじめは他の骨組みのパイプから離れていても、手で押したり、クランプを使ったりすれば、ジョイントで固定することができました。

 残った難所は、ハウスの頂点付近でした。型を取るとき、地面からハウスの頂点まで(実際の筋交いの半分の長さ)しか取らなかったため、折り返し地点である頂点の角度は曖昧になっていました。なので、頂点付近は筋交いが低く、屋根の一番高いところから離れてしまっていました。

 それも、ロープやクランプを使い、一度は棟パイプと固定しましたが、筋交いに棟パイプが引っ張られるようになり、横からハウスを見ると、棟の中間が低くなってしまいました。
 このときは、吉畑手前ハウスの工事での経験を思い出し、ジャッキを使って棟パイプの中間を押し上げた状態で筋交いを設置していくと、棟パイプがまっすぐになりました。

 

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 もう1つのチームである、るりこちゃんとなつみちゃんが、妻面のビニール張りをしてくれていました。ビニールの在庫の都合で、継ぎ足しもしながらのビニール張りでしたが、つなぎ目が分からないくらいに、とても綺麗でした。(妻、というのはそで・わき・端などの側面のことで、建物の棟に直角に接する側面を指すそうです)

 

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〈ビニールはあらかじめ、きれいに拭いておきました〉

 

 午後からは、妻面ビニール張りの続きと、あぜシート、防虫ネットつけをしました。
 あぜシートは、プラスチックのあぜ平シートで厚さ0.5ミリのものを使いました。ドリルで穴を開け、アーチパイプにバインド線で固定していきました。ドリルであけた穴と、バインド線の太さが、とても丁度良く、嬉しかったです。バインド線は2.0ミリのもので、ドリルは2.5ミリのものでした。

 

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 昨日の夜の集合では、作業をするとき、いかに完成度高く、早くできるかということに焦点を絞る、ということを教えてもらいました。
 余裕のある目標で、問題のあるところをクリアしながら、修繕することができて嬉しかったです。
 明日はいよいよ大屋根ビニール張りです!

(さくら)

 

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 ミーティング、日々の作業と並行して、夜の時間にダンス練習を進めています。
 空き時間にも精力的にミーティングの作文書きを進める中、みんなでダンス練習をすると、踊りながら心のバランスが取れるように感じ、この時間を、とても楽しみにしています。

 

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 今日ははじめに、『フラガール』の練習を行いました。
 『フラガール』は、永禮さんのお誕生日祝いに、演奏をすることになりました。
 永禮さんは、いつもなのはなファミリーを応援してくださり、伐採、豆の脱粒から、落ち葉集め、草刈り、稲刈りなど……たくさんの場面で助けてくださる、なのはなのスーパーマン。
 永禮さんが、なのはなファミリーに出会ったときの演奏曲で、一番好きでいてくださっている曲が、『フラガール』でした。

 

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 今日は、フォーメーションを確認しました。今回、この曲を初めて踊る、という子もいます。
 5人のメンバーは、ウリウリを持って間奏を踊り、私もそのうちの1人です。緩やかな半円を描くみんなの中で、一緒に踊っていると、みんなの中で守られていると感じます。
 緊張もするけれど、大好きな『フラガール』をみんなと踊れることがすごく嬉しいです。永禮さんがきっと、大きな笑顔で喜んでくださるだろうな、と思い浮かべて、当日までの練習に向かいたいと思いました。

 

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 そのあとは、『グレイテスト・ショー』の振り入れもありました。
 いろいろなグループが入れ代わり立ち代わり、登場しながら踊るこの曲の練習では、今、1つ目のチームは、のんちゃん、あけみちゃんが。もう1つのチームは、ゆりかちゃん、りなちゃんが中心になって進めてくれています。

 

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 Aチームでは、1番のサビ前の、ダイヤ型のフォーメーションで踊る振り付けを、最後まで教えてもらいました。
 全員で華やかに幕を開ける前奏が終わって、歌は低く静かな囁き声で始まります。ゾクゾクするような感覚と共に、徐々に強さを増していき、サビへと向かっていく場面です。ここの振り付けは、研ぎ澄まされた、大人らしい魅力があると思いました。
 踊っていても、不敵な笑みを浮かべた、魅力ある人になりきって踊ることができます。

 

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 のんちゃんやあけみちゃんが前で踊ってくれる姿は、どの立ち姿をとっても、シルエットだけで、とてもかっこいいです。
 けれど、この振り付けの中でも印象的な、身体を捻るようなポーズは、真似をしてみてもなぜか、のんちゃんやあけみちゃんのようにかっこよくすることが、難しかったです。

 腰はまっすぐのまま、膝だけを内に入れて足を捻る、というポーズなのですが、かっこよく見えるには、絶妙なバランスが必要で、その感覚を習得しないと、少しかっこ悪くなってしまうな、と思いました。
 今日は、あけみちゃんやのんちゃんが、一人ひとり形を見ながら、そのポーズを修正してくれました。あけみちゃんに修正してもらったとき、「右腕の力を抜いて……良い感じ。最後はそうだな……かっこつけて!」と言ってもらいました。少し恥ずかしかったけれど精一杯かっこつけてみると、「いいね!」と言ってもらえて、嬉しかったです。

 

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 カウントで何度も繰り返して、最後は曲で合わせて踊りました。
 ボーカルが熱を帯びると同時に、ダンスを踊る気持ちも強まっていきました。心臓がどくどくとして、内側に溜まっていたものが、大きなエネルギーになって放出されるような感じがしました。
 曲に乗せて、振り入れしてもらったところを踊り切ると、誰もが笑顔にならずにはいられないくらい、このダンスを踊れる喜びでいっぱいになりました。
 ミーティングの作文書きに向かいながら感じている、いろいろな思いも、全部このダンスにぶつけられるようで、爽快でした。

 夜の時間、みんなとダンスに集中して向かえる時間が、本当に嬉しいなと思います。
 ミーティングと並行して、ダンスも今までより切れ味よく踊っていけるように、練習を頑張りたいです。

(りんね)

 

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〈リビングでは、セブンブリッジの練習試合も行われました! 近々、スペシャル・セブンブリッジ大会を開催予定です〉

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〈罰ゲームで野菜ジェスチャーを披露〉
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〈山小屋便り3月号の編集も進めています〉
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〈桃の剪定は、「白皇」の品種に入っています〉