「笑顔で迎えてくれて」 みつき

2月22日

●種まきが好き

 本格的な春を思わせるくらい、気持ちよく晴れた1日でした。昨日の白い雪は雲になって、青い空を旅行していました。

 今日は、まりのちゃんたちと、キャベツとレタスの種まきをしました。
 今季初の種まきだったのかなあと思うのですが、「この季節が来た!」と、すごく、すごくうれしい気持ちになりました。

 久々に見るキャベツの種は、とびきりきらきら輝いて見えました。メタリックブルーの色の種は、土の上に置いてもよく目立ちます。小さい種を、ピンセットで一粒一粒つまんでいくと、ひとりでお正月の「豆つかみ大会」をやっているみたいでした。こういった細かい作業も、本当に久々だったなあと感じました。

 だんだん、種まき作業の感覚が戻ってきました。ふねの中で培土を混ぜるのも、トレーに土を詰めるのも、種を置いて覆土するのも、何をしても楽しかったです。
 種まきのことを思い出してくるのといっしょに、わたしが種まきを好きだった気持ちもどんどん思い出されてきて、すごくうれしかったです。

 吉畑手前ハウスにて作業をしていたのですが、ハウス内は、もはや5月のような暖かさでした。猫のまつりくんもやって来て、うたた寝をしているようでした。うずらたちも時々鳴いていて、動物のみなさんも気持ちよさそうで、おだやかな空気に包まれていました。
 今年もこのハウスの中で、苗が元気に育ってくれたらいいなあと思います。

●笑顔で迎えてくれて
 午後、作業が終わったので、梅見畑の小松菜のネットがけをしているみんなのところへ、ヘルプに行きました。
 車を降りて、梅見畑の入り口の坂を下りていくと、みんなが、「わあ」と喜びの声を上げてくれました。さきちゃんが大きな声で、「ありがとう~!!!」と言って、満面の笑顔で迎えてくれました。まるでわたしが宇宙から無事に帰還したような、そのくらいみんなが喜んでくれて、すごくうれしかったです! ネットがけも、残りわずかというところで、ますます気合が入りました。
 みんなで余裕を持って終わらせてくることが出来て、落花生の殻むきまで進めることが出来て、本当によかったです。

 わたしも、助けてくれる誰かを笑顔で、出し惜しみのない歓迎をしたいです。それが信頼なのだろうと、みんなを見て感じました。
 1日、みんなと畑に出られて楽しかったです!