「21世紀のモナリThe」 ななほ

2月18日

・21世紀のモナリThe

 ミーティングが始まってから、りなちゃんとももかちゃんと交換日記できるのがとても嬉しいです。

 交換日記を書き始めたばかりでは、何を書いたらいいのか分からなかったのですが、本当に自由に好きなことを、好きなだけ書いていくと、いかに自分が今まで表面的にしか心を開いていなかったかが分かったし、それと同時に、私の気持ちを全部知ってくれている仲間がいるというのは、心強いことなのを感じます。

 ただ誰かと話すのも楽しいけれど、話すだけじゃなくてノートに、手書きで書くと、また気持ちが違います。

 普段、パソコンで日記を書くのとも、作文を書いたりするのともちょっと違う、恥ずかしさもあるけれど、気持ちを文字に残していくと、3人の気持ちがノートを通して繋がっているのを感じて、とても嬉しいです。

 りなちゃんとももかちゃんとは歳も近いこともあり、普段も一緒の作業や話すことは多いけれど、交換日記を通して2人に直接は言えないけれど、好きな気持ちを伝えることができたり、お互いに暗黙の了解でノートに書いたことを日常生活には持ち出さないけれど、気持ちが伝わっているのを感じて、温かくなります。

 私たちのバディのチーム名は、『21世紀のモナリThe』。
 レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザが好きというだけでもないのですが、私達の名前から、ももかちゃんの「Mo」、私の「Na」、りなちゃんの「Ri」を合わせて、21世紀のモナリTheです。

・気分転換

 午前中は雨が降っていたのですが、桃の花枝を仕込んだり、花壇のお花の写真を撮りに行ったり、たくさんのみんなと芋洗いをしたり、どこにいても、みんなの活気ある空気を感じて嬉しかったです。

 最近はミーティングで座っている機会も増えたのですが、夜には『ザ・グレイテストショー』のダンスの振り入れもあり、それが気分転換になります。

 また、みつきちゃんとクズ豆を使って納豆作りも始めていて、明日の朝、仕込んだ納豆がどんな風になっているのか、ドキドキです。

・桃の剪定
 
 午前の後半は、新しい方法で桃の剪定にも出ることができました。

 今日は途中から雨が強まったこともあり、印をつけるところまでになってしまったのですが、少しあんなちゃんに印の位置を見てもらうと、
「うん。この上の辺りはこのままでいいと思います。ここの枝は、少し下がってきているけれど、まだ切らなくていいかな」
 とアドバイスをくれて、とてもやりやすいなと感じました。

 お父さんとお母さんが買ってきてくださったクリップにスズランテープで印をつけて、それを自分が切りたいと思う枝につけていくと、私も自分の頭で考えやすく、考えていることをクリップを使ってアウトプットできることが嬉しいなと思いました。

 また、あんなちゃんが、
「みんなが印をつけた位置と、私が思う位置で誤差がなくなってきたら、クリップなしでみんなに切ってもらいたい」
 と話してくれて、ちゃんと桃の剪定を覚えて、スピードを意識しながら、来年、再来年と繋げていきたいなと思いました。

 クリップをつけると、一気に50か所くらい、切る枝に印がつけられるため、あんなちゃんに見てもらうのも1回で大丈夫だし、私達もどの枝を切るのかを覚えなくても、見ただけで分かるため、とてもやりやすいです。

 まだ始まったばかりなのですが、これからの剪定が楽しみだし、摘蕾が始まるまでに、残りの開墾17アールの3本と、開墾26アールの12本、新桃畑、奥桃畑と剪定を進めていきたいです。

 最後に、今日のミーティングではみんなが同じ部屋で、集中して真摯に向かっている空気に、私も集中しやすかったし、みんな同じで、みんなで向き合い、よくなるんだと思うと心強く感じました。

 ミーティングの効果か、夕方の当番も30分前倒しくらいで配膳が進み、空き時間にお箸置きや食器棚の整理ができたり、台所でも野菜切りが終わり、みんながやれることはすべてやったというスッキリとした顔をしていて、その空気感も清々しい気持ちになりました。

 また、最近はアコースティックギターの練習が私のマイブームで、毎日15分は弾くようにしているのですが、今練習している『流星』という曲はとても綺麗で、癒やされます。

 原曲を聴きながら練習をしていると、チョーキングの部分が流れ星のように聞こえるのですが、私はまだぎこちない部分や、指は動くけれど理想の音に届いていない部分が多いので、また習慣練習を頑張ります。