2月19日(日)「防除用 手作り納豆! 来たる春夏野菜のために」

2月19日のなのはな

 自然農薬、うどんこ病予防といえば、納豆菌水!
 そして、今回、納豆水の原材料となる納豆から、手作りしてみました。

 基本的な材料はクズ大豆、藁のみ。
 大豆の選別をして、小さい斑点やしわなどで、調理用からは弾いたクズ大豆を煮て、納豆にリメイク。藁ももちろん、なのはな産です。

 

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 一昨日の夜、一緒に納豆作りをしてくれることになったみつきちゃんと一緒に、お父さんの所へ、「クズ豆を使って納豆を作ってみても、いいですか?」と相談したとき、お父さんが、「どこで温めるの?」と言いながら、足下から秘密兵器を取り出して、私達に渡してくれました。

 その名も、電気あんか。
 私ははじめ、暖房の効いた部屋で温めるか、みんなが寝静まってから、タッパーに入れた藁納豆を湯船に浮かべて温めようかと考えていたのですが、納豆作りでは、35度~40度を最低8時間は保たなければいけないので、湯船に浮かべるだけでは、どこか不安なところがありました。

 ましてや、今は雪がちらつく日もあるくらいに、まだまだ寒い冬。そのため、お父さんが貸してくださった電気あんかは、私達にとって偉大な物に感じられました。

 みつきちゃんと一緒に、「絶対に汚さないようにしよう!」と言いながら、電気あんかをビニールで2重にコーティングし、綺麗な発泡スチロールと、毛布も準備。

 

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 そしていよいよ、私達の納豆育ての1日が始まりました。
 驚くことに、納豆は一晩でできてしまいます。
 それも、納豆菌は藁についているため、菌に対して神経質になる必要もなく、みつきちゃんと小学校の自由研究をしている気分で、納豆の仕込みをしました。

 縛った藁の真ん中に詰められた大豆。それらをラップにくるみ、ビニールにくるみ、電気あんかの上で温められて、丸一晩。

 今朝、みつきちゃんと一緒に飛び跳ねるようにして、納豆の元へ行くと、あの、馴染みのある納豆の香りが鼻をくすぐり、みつきちゃんと顔を見合わせて、ニコッと笑い合いました。

 今回は試作の段階だったのですが、こんなに簡単に納豆ができてしまうのだと思うと驚いたし、一晩だけれど納豆のお母さんになった気分になれて、とても楽しかったです。

 

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 まだ煮てあるクズ豆がたくさんあるので、それらを使って精力的に納豆作りをしていきたいし、もし、上手くいったら、いつの日か食用の納豆も作ってみたいと夢見ています。

 密かに育つ、藁納豆。

 来週からは春夏野菜に向けて種まきも始まると聞いていて、苗の病気予防や、夏の湿害でやってくるうどんこ病の対策として、いつでも納豆水防除ができると言えるように、今後もみつきちゃんたちと、納豆&納豆水作りのプロになっていきます!

(ななほ)

 

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 1日を通して、ミーティングを行いました。
 午前は作文書きを進めましたが、一昨日、昨日と時間をかけて書いてきた作文のうえに積み重ねる形で、自分がどんなことに不安や心配を抱いていたかを考え、書き出していくと、これまで分からなかった無意識の気持ちや、曖昧だった気持ちに、たくさん気付くことができました。新しい作文のテーマが発表されたとき、とても心強く、勇気と希望を感じられました。
 作文を書くことには、すごくエネルギーを使うけれど、ぎゅうぎゅうになったリビングは、みんなの集中した真剣な空気で満ちていて、その場にいるだけで自然と力が湧いてきました。

 午後は、質疑応答の時間でした。Aグループから順に質問を回していき、一つひとつの質問に、お父さんとお母さんが丁寧に、詳しく答えてくださいました。みんなから出た質問へのお父さんの答えに、自分にも共通することや、新たな気付きがたくさんあり、みんなの質問を同じ場所で聞けたことが、とてもありがたかったです。

 

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 ミーティングというと、少し重たい空気になりがちですが、お父さんやお母さんがユーモアも交えながら話してくださるので、張り詰めていた気分がふっとほぐれて、柔らかい気持ちになれました。

 

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 質問がたくさん出て、Bチームが終わった時点で、もう夕方の4時頃でした。少し休憩を挟んで、優先度の高い質問やCチームの質問で5時になってしまい、今日は終了となりました。まだまだ質問はありそうですが、今日の時点での新たな気付きや発見を、しっかりと作文に書いていきたいと思います。

 作文を書いていて分からなかったことを教えてもらえて、またさらに理解を深めて、向き合っていけたことが嬉しかったです。

(つき)