「最も好きな」 せいこ

2月16日

 今日は久しぶりに収穫に行きました。ちょっとその前の当番の野菜切りが押してしまって、収穫野菜の割り振りの時間ギリギリ滑り込みでリビングに入ると、さきちゃんが、
「じゃあ、せいこちゃん、今日は春菊をお願いします!」
 と言ってくれて、私は大喜び。
 私は、秋冬野菜の畑作業の中で最も好きなのが、春菊の収穫なのです。

 かけ足でユーノスハウスに行くと、やよいちゃん、ももかちゃん、しなこちゃんが先に収穫を始めてくれていました。
 ワサワサと茂る春菊を、左手で掻き分けながら、右手に持った剪定バサミでわき芽を摘み取って行く収穫。いわば、散髪です。春菊を、床屋さんになった気分で散髪できるのです。当然ながら、春菊は1株1株、形が微妙に違って、それは、髪型の違うお客さんを次々に散髪させてもらっているような気分になります。
「はい、次の方どうぞー!」「はい、お次の方行きますよー!」
 そんなことを心の中で呟きながら、次々と摘み取って行くこの作業は、1日中やってられるような爽快感があります。

 また、このわき芽は定期的に追肥したり、水やりを欠かさなければ、摘んでも摘んでも、数日経ったらどんどん生えてきます。今摘めるものは思う存分収穫していいのです。それが、また豊かな気持ちにさせてくれて、とても幸せな作業です。
「私も久々の収穫作業だー!」
 連日、ミーティングの実行委員で忙しいやよいちゃんもそう言っていて、今日このメンバーで一緒にできてすっごく嬉しかったです。

 今日は特にたくさんの野菜のしょうやくがあったのですが、さきちゃん中心に、ものすごくスムーズに終わらせられました。作業会場である体育館前の軒下に、次々といろんな畑から帰ってくるみんなに対し、どのポジションに入って作業を進めてもらうか、それを割り振ったり、全体の指揮を取るのは、あらかじめ計画できない部分も多くて、難しいです。さきちゃんが指揮をとってくれながら、でも一人に任せすぎずに、自分たちも入るべきポジションを考える。
 今日はセロリの会場では、ひろこちゃんが主に流れを作ってくれていたり、キャベツの会場では、まちちゃんやるりこちゃんが指揮をしてくれていたり。リーダーでもリーダーじゃなくても、一人ひとりがあるべき責任を持って、良い作業を作って行く空気に私も姿勢が正されました。

 音源編集では、ついに次回から役者マイクの編集へ。楽曲とは違い、イコライザーやコンプレッサーなどの調整もないと思うので、スピード感を心がけて行います。
 『グレイティスト・ショー』は今、少し練習したのですが、まずは原曲をしっかり聴き込んで、自分のパートの役割をしっかり把握する必要があるなあと思いました。
 毎度ながら、前担当のみくちゃんが丁寧に保存してくれているファイルの中から、すぐにキーボードの楽譜を見つけられて、すごくすごく助かっています。

 今日も1日、ありがとうございまいた。