「走り続けていく」 ふみ

2月9日

 昨日の夜は、金時太鼓の練習がありました。この間は、竹内さんが都合で来られなくて、みんなで自主練をしたので、今日は竹内さんがいてくださり、練習できて嬉しかったです。
 この間は、パート練習をして、大太鼓パートは、基礎練習をずっとしていました。
 2分、4分、8分、16分音符を5分間叩き続けたり、16分と8分を2分間ずつ4セットやったり、左が弱いので、左だけ5分間叩き続けたり、腕の筋肉が痛くなってくるけれど、基礎をしっかり固めていけたことが嬉しかったです。

 ももかちゃんが新しく入ってくれて、『わかば』の曲を、かにちゃんたちと譜読みをしていて、先週で全部譜読みが終わって、ももかちゃんが覚えるのが早くてすごいなと思いました。
 ももかちゃんを見ていると、太鼓が楽しいという気持ちがすごく伝わってきて、一緒に練習できることが本当に嬉しいです。

 私も太鼓が大好きです。大きい音を出すのは、自分の気持ちの強さが表れる感じがします。弱気になっていたり、雑念があると、音が小さくなり、大きい音を出したいと欲が出ると、さらに、力が入りすぎて、逆に音が弱くなったりします。
 雑念を消して太鼓に向かっていきたいです。

 新曲の話も出て、新曲をやったらいねと竹内さんが言ってくださいました。
 新しい編成になって、希望している曲はあるのですが、またお父さん、お母さんにも話したいなと思いました。

 昨日は、『わかば』『風の舞』をみんなで練習しました。
 竹内さんが、「みんなの音が大きくなった」。冗談で、「太鼓が可哀想なくらいだ」と笑いながら言ってくださって、すごく嬉しかったです。
 自分で叩いていても、音が以前よりも大きくなったように感じたり、みんなから聞こえる音も、コンサート前よりも大きく聞こえてきていて、全体的なボリュームがアップし、みんなとレベルアップしていけることが本当に嬉しいです。
 これからも太鼓を頑張りたいです。

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 昨日は、さくらちゃんとなつみちゃんの成人式ムービーを見させていただきました。
 2人の振り袖姿や、それぞれの衣装の写真が本当に美しくて、美しいものをみると、涙が落ちるのだと感じました。

 成人した2人の言葉や、お父さんの言葉を聞かせていただいて、私も背筋が正されて、自分のこととしても、考えることができて嬉しかったです。

 人のために、まだ見ぬだれかのために、自分の力を尽くして、それを喜びとして、社会に貢献していくことが大人という、お父さんの言葉がムービーのなかでありました。
 私も、自分がどうであるかを改めて思うことができて、私も2人の一つの節目を通して、自分も一緒に気持ちを正していけたことが有り難く、お父さんの言葉をしっかり自分のなかに入れて、社会のなかで生きる1人として、社会に貢献する生き方をしていきたいと思いました。
 人のために、まだ見ぬだれかのために、なのはなの仲間のために、自分の使命をいつも思って生きていきたいです。

 家族の喜びを、自分のことのように嬉しく思う気持ち、2人のことを思って、みんなとムービーやフォト撮影をしてきた時間が本当にあたたかくて、自分に拘らずに、人の幸せや喜びを心から嬉しいと思えること、幸せな気持ちをみんなで分け合えること、その気持ちを、さくらちゃん、なつみちゃんの成人をみんなとお祝いする時間のなかで感じました。

 ムービーを見たとき、さくらちゃんとなつみちゃんがすごく喜んでくれて、笑顔が嬉しかったです。
 私も2人をお祝いさせてもらうなかで、自分の気持ちを正してもらったり、喜びを感じたり、幸せな気持ちをたくさんもらいました。

 成人を迎えた2人と一緒に、私も社会を作る1人として、人のため、まだ見ぬだれかのため、なのはなの仲間のために、自分の力を最大限に尽くし、社会に貢献できるように、成長していきます。

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 ハウスの修繕作業チームに入り、作業をしました。
 私は今回、初めて入りましたが、須原さんやさくらちゃん、作業に入っていたみんなが作ってきた空気や真剣さが伝わってきました。

 パイプを取り付けるときなど、だれかとペアで作業をしているときに、あと10センチ押してくださいなど、相手にわかるように、声をかけていくことがみんなのためになることを須原さんが教えてくださいました。
 自分のなかだけで思っていないで、ちゃんと相手に伝えることが大切だと感じました。

 ハウスの修繕の作業は、自分の家ではなく、みんなのためのものなので、利他的な作業で、そういう目標を持つことがいいと、ハウスミーティングの人が、お父さんの話を共有してくれて嬉しかったです。
 心が傷ついた人、摂食障害の人は、泥水の上をオートバイで進んでいくようなもの。走り続けないと、依存という泥水にはまってしまう。いつも目標を持って、その目標に向かって走り続けていく。そして、その目標は利他的なものであるほど頑張れるのだと教えていただいて、目標をいつも自分のなかで持っていたいです。