「未来のなのはなに」 みつき

「未来のなのはなに向けて」 みつき
2月5日

●家族みんなの手で

 味噌作り第1弾の最終日、みんなと味噌玉作りをしました。
 この数日間、家庭科室に入ることはなかったけれど、廊下中に栗っぽい、ほっくりとした糀の香りが漂っていました。また、リビングに入ってくる味噌作りメンバーのみんなも、同じ香りをまとっていて、糀がここにいるんだなあ、と実感するのでした。

 初めて見る、糀の「ぱわふわちゃん」は、触れるとひんやりとしていて、ぱらぱらとこぼれ落ちていきました。その白さが可愛くて綺麗だなあと思いました。
 白大豆も、うっとりするくらいにつやのある煮豆に変わっていました。ゆりかちゃんが、
「浮いてくる豆も全くなくて、すごくきれいな豆ばかりだよ」
 と笑ってくれて、みんなで選別したときのことも思い出しました。

 のぞみちゃんとゆりちゃんが来てくれて、ゆりちゃんがエプロンを着て味噌玉をこねてくれる姿が、とても可愛かったです。
村田先生も、なのはなに帰ってきてすぐ、味噌玉作りに来てくださいました。みんなの中に一緒に村田先生が居てくださるのを見て、ぽっと、あたたかいうれしさに包まれました。
 ひでゆきさんとたけちゃん、りゅうさんもお仕事組さんも居てくれて、家庭科室の作業台は今までにないくらいに、ぎゅうぎゅう詰めでした。

 作業台の上の味噌(になるもの)は、あっという間になくなっていき、時間ぴったりに味噌樽の蓋を閉じました。みんなと子供に返ったように、こねて、丸めて、叩いて…とっても心地よく感じる時間でした。
 糀は味噌作りメンバーのみんな、白大豆はわたしたち、そして最後はなのはなの家族みんなに触れられて、味噌になっていく「ぱわふわちゃん」が、すごく誇らしくて愛おしいです。

 きっとおいしいお味噌になってくれるという希望を乗せて、、未来のなのはなに向けてお味噌を作っていけること。それが、わたしがなのはなとこの先もずっと繋がっていることを感じられて、すごく有り難くてしあわせです。

 家庭科室に入ってくる太陽の光がまぶしくって、汗ばんでくるほどあたたかく気持ち良い天気でした。
 古吉野の空も、村田先生が来てくださったのを歓迎しているようで、家族みんなで過ごせるなのはなの日曜日を、とびきり素敵な1日にしてくれました。
「これぞサンデー!」と言いたくなる日が過ごせて、とてもうれしかったです!