「福がいっぱい!」  みつき

2月3日

 

 今日は節分の日です。

 この日を境に、季節は冬から春へ変わっていきます。

 窓の外を見ればまだ雪は残っているし、洗濯物は凍ってなかなか乾かない毎日に「え、もう春だなんて!」と、少し信じがたいです。みんなで過ごした年末年始や、雪遊びなど、今年の冬もとっても楽しかったから、信じがたいというのもあるけれど、信じたくないんだろうなあと思います。

 そんな日の夕食は、節分メニューの恵方巻きをいただきました。
 太くて、つやつやした海苔がぴっちり巻かれているさまは、もはや海苔巻きに見えないくらい綺麗でした。

 でも、手に持ってちらりと中を覗くと、かんぴょう、しいたけ、きゅうりや桜でんぶ、大好きななのはなの卵焼きが詰められていました。ちゃんと、みんなが大好きななのはなの恵方巻きです。こんなに美味しかったら、無言で食べ進められちゃうなあと、もくもく食べてしまいました。

 夜の集合で集まっていると、お父さんお母さんが遅れてリビングにやって来ました。ところが、あれ?お父さんお母さんじゃない!

 お母さんはやさしくてかわいらしいお福さん。お父さんはうなりながら、のしのし歩く、怖い鬼さん。サプライズで、先駆けて豆まきを実演してくださいました。

その瞬間、わたしもみんなも、子供に戻ったようにきゃっきゃと歓声を上げていて、すごくうれしかったです。

 ハウスミーティングのナピルスのみんなと、食堂やお客様玄関に豆まきをしてきました。お客様玄関は大きな扉なので、何度も何度も「福は内!」を繰り返したり、最後には「ナピルス、内!」とか言って、みんなで思いきり豆を投げました。

 豆まき用の白大豆が入った箱の中に、一粒だけ黒大豆があると聞いていて、「あった!」と思ったらただの変色した白大豆で、それがおかしくて笑ったり、いつもは綺麗な廊下やお部屋が豆だらけになっているのにも笑ってしまったり…。

 あちこちで笑い声が響く古吉野の夜に、心がすごくあたたかくなりました。気持ちだけじゃなくて、季節があたたかくなる日が来るのも、ますます楽しみです!

  • 滑り台に夢中

 朝、るりこちゃんが誘ってくれて、またまたロータリーの滑り台を滑ってきました。

お母さんが貸してくださったという、そり板を使わせていただきました。ピンク色と黄色で、持ち手があって、おしりを乗せるところは桃のようなおしりの形をしていて、「こんなアイテムがあるんだ!」とわくわくしながら、滑りました。

ここ数日の天気でだいぶ雪が溶けてしまったのか、以前よりもスピードは落ちてしまっていました。でも、顔に当たってくる澄んだ冷たい風が気持ちよくて、やっぱり楽しかったです。

 何回か滑って、最後にはお母さんが教えてくださった「背中滑り」が1番スピード&スリル満点でした。つきちゃんの背中滑りは、両足がピン!と真っ直ぐに空に伸びていて、そり滑りでも美しいつきちゃんのフォームに、るりこちゃんとくすくす笑ってしまいました。

 スペシャルゲスト、通勤前のゆいちゃんも来てくれました。上はお仕事着、下はしっかり長靴を履いているゆいちゃんの姿に、ゆいちゃんが滑る気まんまんで、楽しみにして来てくれた気持ちを感じました。「きゃー、怖いね!」と言いながらもうれしそうで、滑り終わると「やったー!ありがとう!行ってきます!」と明るく手を振ってくれたのが、わたしもうれしかったです。

 滑りのプロになりたいくらい、何回滑っても楽しい、魔法の滑り台です。少しずつ少しずつ溶け始めているけれど、もう少しの間、楽しみたいです!

 明日も誰かと滑りたいなあと企んでいて、これからお風呂に行くので、会った子色んな子をスカウトしてみようと思います!

 おやすみなさい。