【2月号③】「お祝いできる幸せを感じて ―― 成人を迎えた二人へ みんなで作るお祝いムービー ――」せいこ

  
 さくらちゃん、なつみちゃん、成人おめでとうございます!

 今年も、成人式の午後には、なのはな写真館で、新成人の二人のフォト撮影を行いました。

 成人式の前日、みんなで体育館を、なのはな写真館へと大変身させるべく、たくさんの飾り作り、そして飾り付けを行いました。赤と白のお花紙を組み合わせた吊るし飾りや、ピンクと白の紙で作る「ハニカムボール」を組み合わせての吊るし飾り。

 この「ハニカムボール」というのは、丸く切った紙を、半円に折り、その半円の一番頂上のところだけボンドでくっつけた形のものを、六枚ほど組み合わせて、球状にした飾りなのですが、簡単な作りなのに、とてもお洒落な飾りです。
  
  
 私は今年初めて作らせてもらったのですが、大人数のみんなで流れ作業で出来るし、見た目も華やかで、作っていてとっても楽しかったです。

 二人の成人式を一緒にお祝いできるのが本当に嬉しくて、前日から古吉野なのはな中が、いつにも増して愛に溢れた温かい空気に包まれていました。

 前日の午後は、なつみちゃん、さくらちゃんの成人式ムービーに使う、みんなのお祝いメッセージの撮影もしました。

今年は、「替え歌&ダンスチーム」「逆再生を使うチーム」「寸劇チーム」の三チームに分かれて、それぞれのチームでお祝いムービーを制作。私は、三チームの撮影にも入らせてもらいました。

 みんなのまとまった練習時間は、たったの一時間。
  
  
 それにもかかわらず、「替え歌&ダンスチーム」のみんなは、ウィンターコンサートで踊ったダンスに、風船の小道具を付け加えたユニークなダンスでお祝い動画を作ってくれたり、「逆再生チーム」のみんなも、逆再生したらトリッキーで面白くなる動画を、さくらちゃん、なつみちゃんにちなんだメッセージを添えて、作ってくれました。みんなの短時間での作り込みのすごさに改めて感心しました。

 私は、「寸劇チーム」で、主に日中はお仕事に出ていたお姉さま方たちと、お祝い動画を撮りました。事前に大まかな寸劇の流れだけを、寸劇チームのみんなで共有していたのですが、一瞬にして、チームのみんなが衣裳を準備してくれたり、役を作り込んでくれていて、こちらもあっという間に動画が完成しました。練習時間が僅かだったことが惜しいくらいに楽しいひとときでした。
  
  
 成人式当日。ホールでの成人式を終え、古吉野に帰って来てから、華やかに彩られたなのはな写真館での撮影が始まりました。

 写真館は三つのブースに分けられていて、あゆちゃん、まえちゃん、かにちゃんがそれぞれの場所でカメラマンになって、振袖を着たさくらちゃん、なつみちゃんの撮影をしてくれました。

 みんなで電気スタンドや、反射板代わりの銀マットを持って、成人の二人を囲みながら、撮影を行う時間は、本当にあったかくて、幸せな気持ちでいっぱいでした。

 振袖を綺麗に着こなし、目に光をいっぱい入れてカメラのレンズに視線を向ける、さくらちゃんとなつみちゃん。二人の初々しい大人っぽさは、儚く感じてしまうほどに美しくて、胸がいっぱいになりました。

 大好きで大切な家族を、お祝いできること。それも、たくさんのみんなで盛大にお祝いできること。それは、本当に本当に幸せなことだなぁ、と心の底から感じました。また一つ、心の中に宝物の思い出が増えて、本当にありがたい時間でした。