「偽りなく、まっすぐな気持ちで」 ふみ

1月31日

 明日から味噌作りで、仕事は2日間お休みをいただきました。味噌作りを、みんなと頑張りたいです。

 今日は仕事に行ってきて、フライオイルの交換の方法を教えていただきました。
 私は、何か覚えるときに、シンプルに、順序立てて覚えるのが苦手で、自分の課題の一つでもあります。
 何か段取りを組むときも、シンプルに、わかりやすく相手に伝えたり、わかりやすく考えられるように、まず、考えていることを箇条書きにして頭を整理していきたいです。

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 最近は、『みをつくし料理帖』を読んでいて、主人公の澪さんは自分の気持ちにも正直で、嘘がなく、まっすぐな気持ちが美しいなと感じます。
 汚らわしい気持ちが自分のなかにあったとしても、その気持ちがあることを自分のなかで逃がさずに、ちゃんと自分に向き合っていて、私も、澪さんのように、自分の気持ちにも正直にいたいと思いました。

 本を読んでいて、自分に足りないところに気がつかせてもらったり、私もそういう気持ちでいたいと思わせてもらっているなと感じます。

 やると決めたら、諦めずにやり通す忍耐力や、澪さんが作る料理はいつもだれかのことを思って作る料理で、誰かのために尽くす姿をみていて、気持ちが洗われるような気持ちになります。
 人のまっすぐな気持ちや、人のために思う気持ちを感じると、涙が出てきます。

 私は、なのはなに来て間もないころに、まず、初日の朝起きたときに、どうしたらいいか迷っていたときに、スっと居室のドアがあいて、声をかけてくれた人がいました。
 3人くらいいたなかに、よしえちゃんはいてくれて、おはようと声をかけてくれて、シスターさんが近くに居なかったから、迷っている私に気がついて、声をかけてくれたのだと思います。そのときに、すごく嬉しかったことを覚えています。

 作業のときも、決して1人にしないで、みんなで協力したり、みんなが笑顔で、「いてくれるだけで嬉しい」と言ってくれることが本当に嬉しくて、みんなの優しさに心が癒やされていきました。
 人のために自分の力を尽くすことや、まだ見ぬだれかのために回復していくこと。そのことを、日々、お父さん、お母さんに教えていただいたり、みんなと過ごすなかで、優しい社会をみんなが望んでいて、その空気に私は癒やされていきました。そして、私も人のためにしか生きていけないのだと感じています。

 自分の気持ちに正直に、人にも正直に、偽りなく、まっすぐな気持ちで、人のために力を尽くせるように成長していきたいです。