1月30日
朝からよく晴れていて、日中に雪の中から野菜を救出する作業をみんなで進められて嬉しかったです。午前中は、収穫をしに、白菜の植わる山畑下に行きました。山畑の高いところから見える石生田んぼの景色がとても綺麗で、真っ白な田んぼと、青空がとてもよく映えていました。畑はというと、まだ誰も足を踏み入れた形跡がなくて、雪の表面がキラキラしていました。ほとんどは雪に埋まっていたけれど、ぽつりぽつりと、白菜が雪の中から頭を少し出していました。
ポコポコと、畝らしき山が雪の表面にも現れていて、それを頼りに、白菜が埋まっていそうなところをテミで雪かきしていきました。頭が出ている株は、株の全体像が見えるぐらい、周りの雪を掘りました。
掘ってみると、白菜の周りは雪が溶けて、空洞になっていて、手を雪の中にずぼっと入れると、何もしなくても自然に雪が落ちていきました。他のところは一面に雪が積もっているのに、白菜の周りは上側が溶けて、空洞も作られているのは、白菜が熱か、エネルギーを発しているのかなあと思いました。雪の中で、凍り付きそうな寒さでも、枯れずにギュッと締まって乗り越えている白菜の生命力を感じて、凄いなあと思いました。
収穫はすぐに終わったけれど、そのあともみんなで畑に植わっているところを雪かきしました。まだ小さい弾数は、ネットが掛かっていました。ネットが開くように、ネットの上に降り積もった雪を落としました。
テミを立ててグサッと雪の中に刺し、そのまま下に下ろすと、雪がネットを滑って雪崩のように落ちていきました。雪が落ちると、中からネットと、その中に植わっている白菜が見えて、少し雪の中から宝物を発掘するような気持でした。みんなで1畝に入って進めると、あっという間でとても楽しかったです。
だんだんと雪が溶けて、畑の野菜も救出できて、通常モードに戻ってきてよかったなあと思います。雪が降って少しイレギュラーで混乱したり、気持ちが緩んでしまったところもあったけれど、また気持ちを引き締めて向かいたいなあと思います。
午後は、河上さんに見ていただきながら、ななほちゃんと晩白柚の加工をしたり、子供組で企画しているバレンタインの試作をしました。晩白柚は、夕食にもみんなで頂けて、甘くてぷつぷつした食感が瑞々しくて、とても美味しかったです。加工も、外の分厚い皮を使っていて、皮も実も、捨てるところなく、使えることが嬉しいなあと思いました。皮の加工品も、みんなで美味しく頂けるように、ななほちゃんと頑張りたいなあと思いました。
読んでくださりありがとうございました。おやすみなさい。