「セロリの日」 つき

1月29日

 今日は、久しぶりにハウスに行ってセロリの収穫をしました。お日様もさしていたので、すごく気持ちが良かったです。外に出た瞬間、雪の白色の反射ですごく眩しくて、レフ板効果というものを実感しました。
 古吉野の中は今日も寒かったけれど、ハウスの中は信じられないほど暖かくて驚きました。セロリもこんなに暖かい中にでいられたのだと思うと安心します。入り口付近の株は寒そうな株もありましたが、ほとんどは元気で、今日は新ハウス全面を7人で収穫して、3コンテナ半くらい収穫することができました。今、雪が積もってしまって他の野菜の収穫が難しい中、セロリがあることで、毎日、食料に困ることなく食事をいただけることがすごくありがたいことなだ、と思いました。

 今日は午後もセロリの時間。台所でセロリのしょうやくをしました。農産倉庫に置いていたセロリが凍ってしまって早急に処理をしたいということで、6人で一気に進めました。
 洗いから、筋とり、カットまで、約5コンテナ分を、りゅうさんもいてくださる中、みんなでできたことが嬉しかったです。筋とりは結構時間がかかる作業ですが、5,6人で流れ作業で進めていくと、気付くと終わりが見えてきて、意外とあっという間でした。大量のセロリの下処理がみんなとできて、終わった時はやっぱり達成感がありました。まりこちゃんも流れを考えてくれて、他の台所作業と同時並行で気にかけながら見てくれたことがありがたかったし、一緒に笑顔で喜んでくれたことが嬉しかったです。

 休憩には甘酒と焼き芋をみんなで囲っていただきました。りゅうさんが今度作りたいメニューのお話や、中国の定番料理のお話などをたくさんしてくださって、和やかな空気で一息付けた時間が安心して楽しかったです。いつもみんなを喜ばせようと新たなメニューを考えてくれて、それを楽しんでやってくれるりゅうさんが本当に素敵だな、と思います。私もそんな風に、利他心の気持ちで、自分も思いっきり楽しんで、その場にいる人の気持ちを明るくできるような存在であれるようになりたいと思いました。それが、りゅうさんの優しさなんだな、と思います。

 セロリの茎は、夕方にりゅうさんが調理をしてくださいました。夕食5分前くらいに完成した炒め物と、上からかける餡を持ってきてくれて、アツアツでみんなといただきました。りゅうさんお得意のキクラゲと卵も入っていて、すごくおいしい炒め物でした。

 すごく久しぶりに台所に入らせてもらって、やっぱり台所作業が好きだな、と思いました。どこがどう好き、ということはよく分からないけれど、なんだか面白くて、今日はすごく嬉しかったです。また入らせてもらう機会があったら頑張りたいな、と思いました。