1月27日
*なんでも楽しむ*
夜の集合では、
「今まで、一度休んでしまったらもう二度と動けないんはないかという不安があった。いつだって限界まで動き続けていないといけない気がして頑張っていたが、最近はその逆で、体が慢性的に重く、ずっと動きづらい状態が続いている」
という質問が出ました。
お父さんの答え。それは、
「いつだって100パーセント集中しようと思わないこと。野球選手が、バッターボックスに立ったときや、守備ではボールが自分の方向に飛んできたときだけ、最大限集中し、それ以外はリラックスして試合に臨んでいるのと同じように、自分の中で上手に緊張と弛緩を作ると良い。そのリラックスの時間というのは、休むとか寝るとかそういう時間にしなくても良くて、お仕事に行く道中のドライブをリラックスの時間にするなど、うまく1日の生活リズムの中で、弛緩の時間にできるところを見つけるといい」
ということでした。
そしてお母さんの答えは、「なんでも楽しむ」ということ。
「みんなは気質上、オン・オフなんて作れないんだよ。だから、一見大変そうなことでも、『どうやって、このことを楽しんでやろうか。』って、考えて立ち向かっていったらいいよ。そうすれば何をやっていても楽しくなる」
確かに、どんなことでも、いかに楽しむか、という風に考えれば、頑張り方が変わってくるように感じます。力も自然と溢れてくるように感じました。どんなことでも楽しめる人になれば無敵です。そういう人になっていこうと思いました。
「あと、みんなは、小さい頃から安心して休めなかったし、安心して動けなかったんだよ。だから、動くことも休むことも楽しめないんだ。ちゃんと子供の頃に、周りの大人から気持ちを理解されなかったから。だけど、だからこそ、今、ちゃんと目の前の人のことを理解してあげな。たけひろやたいちを、みんなの目で見て、『今、眠たいのかな、休みたいのかな』とか『今は動きたいのかな』とか、ちゃんと汲み取ってあげな」
たけちゃんたちが、安心してのびのびと成長してくれることで、私たちが救われる部分がたくさんあります。私たちも子供の頃をもう一度やり直させてもらっているような気持ちになる時があって、本当にたけちゃんやたいちゃんがなのはなにいてくれて、一緒に過ごせることが嬉しいことだなぁと感じます。
*大雪、3日目*
あたり一面の白銀の世界も、3日目となると少し見慣れてきました。今日は寒さも少し和らぎ、日中は太陽が差し込んで、積雪も少し減ったし、何より朝から日中も、水が使えて、有り難かったです。
朝、りなちゃんとみつきちゃん、るりこちゃんとセロリハウスのビニールを開けに外に出ました。あたり一面、モコモコと積もった雪を見て、
「この真っ白い地面一帯に、大きなイチゴの模型を散りばめたら、大きいショートケーキみたいになりそうだね」
なんて思いながら、雪を踏みしめて歩く時間がとても楽しかったです。
朝食後の野菜切りは、野菜切りでは無く、セロリの収穫でした。台所の野菜が少なくなってきたので、採りに行くところからのスタート。りなちゃんと一緒に、ハウスのセロリを収穫しに行きました。私は何気に今季初めてのセロリの収穫。りなちゃんと一緒にできてすごく楽しかったです。ペリペリとセロリの外葉を剥がして行く収穫は、やっぱり気持ちよくて、根元も筋を残すことなく綺麗に採れる時は、なお、快感です。
「おうちに野菜が無い! ってなったときに、すぐに家の近くに食料があるってすごい豊かだよね」
「寒さの厳しい雪国の人たちのモラルが高い理由がわかるよね。みんなしっかり働いて、協力しあっていないと、生活できないってことを、私たちも最近、実体験してるよね」
りなちゃんとそう話しながら、コンテナ2つ山盛りにしたセロリを台所に持って行くと、まりこちゃんが満面の笑みで「ありがとう!」と言ってくれて、すごく、すごく嬉しかったです。