「楽しいところ」 みつき

1月27日 

 

●雪の下から

 太陽も出てきて、少しずつ雪が解け始めました。それでも、こんもりとそびえ立つ雪の山が道の端々に残っていて、まだまだ時間はかかりそうです。

 身動きがとれるようになってきたので、何人かの子と収穫に出かけることができました。野畑にあったはずのカブの畑は…真っ白。そこで、スコップを使って、畝だと思われるところを目がけて、ザクっと掘り起こしていきました。

 ちらりと緑色の葉っぱが見えた!と同時に、「あ!あったー!」とあちこちから聞こえてきました。雪をどかしどかしだったので、立派なカブもあり、まだ手のひらくらいの小さめのカブもあり、本当に宝探しみたいでした。

 コンテナを持つとずしりと重くて、カブがごろごろと音を立てました。この雪や寒さを乗り越えてきてくれたカブは、なんだかたくましくて、美味しそうに見えました。

わたしたちだけじゃなくて、野菜も同じようにこの冬に立ち向かっているんだなあと、うれしかったです。

 カブを採ったら、積もった雪の上に、ひょいひょい置いておくことができたし、雪があれば、まな板がなくても葉っぱのカットやカブの泥汚れを落とすことができてしまいました。

 雪国での野菜の収穫ってこんな感じなのかなあと思って、今しかできないスタイルでの収穫が楽しかったです!

 

 

●かまくらができちゃった!

「ももちゃんのヘルプに行ってやってくれ!」とお母さんがおっしゃって、急いでちさちゃんと外へと飛び出しました。
 すると、お客様玄関を出たロータリーの端に、かまくらができていました!
 ももちゃんが、頭だけをかまくらの中に突っ込んで、中の雪を削って掻き出していました。さっそく、わたしも入らせてもらいました。
 中は静かで、なんだかあったかくて、何かにくるまれているような安心感がありました。ずっとこうして居てもいいなあ、と思えてしまうくらいです。(傍から見たら、犬神家の一族みたいな感じだと思うのですが)
 「もう少し入り口を広げて、中も広くできるかな」と話して、ももちゃんとちさちゃんと拡張作業を続けました。雪は叩くとすぐにガチっと固まってくれて、崩れにくくて、扱いやすかったのが良かったです。スコップや草刈りカマで削ったり、雪用の手袋で表面をなめらかに仕上げていくと…「できた!」
 わたしたちだと、肩までくらいが入るくらいの穴で、たいちゃんやたけちゃんなら、すっぽり全身入れるのかなあと思います。
 ももちゃんが、最後にかまくらに文字を書いてくれたり、お花型のカラフルな飾りをつけてくれました。

 ももちゃんとちさちゃんの笑顔が、とてもとても可愛くてうれしくなりました。

 

 この間、「ここではすぐ雪が解けてしまうし、かまくらは難しいかもしれないね」とお父さんと話していたこともあったし、ここまでどかっと降ってしまうと、余裕がなくなって、雪遊びのこととか、かまくらのことはすっかり置いてきてしまっていました。
 でも、本当にかまくらが作ることができて、わたしもいっしょに「楽しいところ」へと引っ張ってもらえたことが、うれしかったです。
 わたしも、生活のひとつひとつに、それが試練でも習慣でも役割でもなんでも、「楽しさ」を探しながら過ごしたいなあと思いました。

 明日、明後日も雪が降ると聞きました。かまくらが埋まりませんように…みんなで無事に過ごせますように。おやすみなさい。