「枝払い専属」 さき

1月26日

〇竹取り

 ビニールハウスが雪でつぶれないための対策として、竹取りをしました。この竹は、お父さんが言われていたハウスの天井に立てるつっかえ棒です。何本か縦につっかえをすると、ビニールがつぶれないということで、午後からは竹スポットへ行きました。

 竹スポットへ行く経路を、雪をかきわけ進み、たどり着いてまず竹の周りの雪をかきました。
 雪の中の竹は、昔話のようで、竹を切ったら何かが出てきそうな……。(空想です)そんな感じがしました。

 今回の竹取りは、ヘビー級で直径12、3センチはある太い竹が多かったです。
 まえちゃんが指揮してくれて、のこぎりの人、枝打ちの人、竹運びの人と細かく分かれて行いました。

 私は主に枝払い部隊となり、切ってくれた15メートルくらいの長い竹の枝を、鉄筋でバンバン打ち落としていきました。
 この「鉄筋」という魔法のスティックは、お父さんが以前、河原畑で竹取りをしたときに教えてくれたものでした。

 ここでも、やはり大活躍! 鉄筋を枝の節にめがけて、まっすぐ振り下ろす。枝は伸びる方と反対側に曲げて落としやすくする。すると、バン、バン、バン。と一瞬で枝が撃ち落とされていきます。

 枝払いにすっかりはまってしまい、カットされた竹めがけて一目散にかけつけては、枝をひたすら落としていました。一発で落とせると本当に気持ちがよく、ストレスフリーです。なたを使っていた時は、全然できなかったのが不思議ですが、鉄筋だと刃を気にしなくてよくて、自分は好きだなと思います。枝払い専属でずっとやっていたいなと思ったくらいです。

 中には、鉄筋ではびくともしない太い枝もあり、その時は、なたの刃のほうで、下に切れ込みを入れてから、刃の背で打ち落としました。
 春の竹取りの経験が活かされ、枝払いもコツをつかんで慣れてきたのがうれしかったです。

 竹も無事確保することができ、細かい枝も畑にいったん運んで、最後には竹スポットもきれいにして帰ってくることができました。
 
 水が出なかった1日でしたが、須原さんが水道栓を見てくださったり、古吉野にいるみんなのおかげで、水が出て、本当にありがたかったです。
 水や資源を、あたりまえと思わずに、大切に、いつなくなるかわからないことを念頭に置いて、上手に使っていきたいです。

 まだ寒さでどうなるかはわかりませんが、しっかりと心の準備をして、今日のように、解決法を判断して動けるようにしたいと思います。