1月26日(木)「お客様への演奏 ● 水の大切さを学んだ日」

1月26日のなのはな

 朝起きて、水道の蛇口をひねって顔を洗おうとしたら、水が出ませんでした。
 天気予報は、最低気温マイナス10度を示していて、その寒さのために、ポンプの電源が落ちて一時的に動かなくなってしまったようです。
 水道の水が止まってしまったことに驚いたけれど、朝食は、前日から台所で作ってくれていたけんちん汁と副菜、ご飯は昨日の夜からセットしてあったので、みんなで食べられました。洗いものは外の雪で食器などを洗いました。ちょっとサバイバルのような体験でした。

 

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 水が出なくなったことで、日常の水の有り難さを痛感した1日でした。夕方からは再び蛇口から水を出せるようになりましたが、水が出ない間は、みんなでお風呂のお湯を使って掃除をしたり、雪をバケツに入れて、雪解け水を使ったりして、今までに経験したことがなかったことを経験させてもらって、勉強になりました。

 1人だったら悲しくなるけれど、みんながいると、みんなの力で協力して乗り越えていけるのだと感じました。
 今週末もまた寒くなる予報なので、みんなで今日のことをふまえて、週末に備えたいです。

 

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 お昼には、東京から教育関係の仕事をされているお客様が来てくださり、みんなで演奏をしました。
 雪が多く、足元が悪いなかでも、スケジュールを調節して、来てくださったことが本当に嬉しかったです。
 お客様が、なのはなファミリーに興味を持ってくださっていることを、お父さん、お母さんから聞かせてもらって、なのはなファミリーを見ることを楽しみに、来てくださるお客様のために、みんなで笑顔で演奏しようと、気持ちを一つにステージへ向かいました。

 

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 演奏曲目は、コンサートでも演奏した『ビリーバー』と、『アライブ』そして『ルナ』『ビューティフル・ピープル』の4曲でした。
 演奏中、お客様がまっすぐに見てくださっていて、踊っていても、コーラスをしていても、とても気持ちが出しやすかったです。

 演奏の最後に、みんなで自己紹介をして、お客様も演奏の感想を話してくださって、「ファンになりました」と、笑顔で喜んでくださっていたことが、本当に嬉しかったです。
 お客様の言葉が本当に嬉しくて、気温は低くて寒かったけれど、その寒さも吹き飛ぶくらい、あたたかい気持ちになりました。

 

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 なのはなファミリーのことを知ってくださって、なのはなファミリーの活動に興味を持ってくださる方が増えていくことが本当に有り難くて、嬉しいなと思いました。
 みんなとこれからも進化していけるように、日々頑張っていきたいです。

 

 演奏のあとは、みんなで大雪に備えて、ハウスを竹で補強するために、竹取りに行きました。
 石の下畑の上に竹林があります。少し小高い場所で、そこから石生の田んぼ一面を見渡すと、辺り一面が白く、太陽の光が雪に反射してキラキラと光り、そんな景色を見られるこの竹林は、みんなの秘密基地みたいだなと思いました。

 

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 雪は30センチから40センチほど、私の膝下まで積もっていました。雪道をみんなで歩いて、雪掻きをしながら竹林まで行き、20本の竹を取る目標で竹取りがスタートしました。
 私はさくらちゃんとペアで竹取りをしました。竹の根元が見えるように、雪を少し掻いて、地面ぎりぎりのところで切りました。

 切った竹の枝払いをするときに、雪がクッション代わりになって、地面から少し竹が浮いていたため、とても枝を切りやすかったです。
 枝払いをしてからは、3.5メートルの長さにノコギリでカットしましたが、そのときも雪が竹を地面から浮かせて、切るのを助けてくれていました。

 

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 切った竹は、みんなでビニールハウスに運びました。運ぶときも、斜面になっているところは雪で滑らせて竹を運んだり、雪と一緒に作業をしていました。
 雪が深いので、足腰が鍛えられている感じがして、それもまた楽しかったです。
 ハウスでは、須原さんと何人かのみんなが竹を設置してくれていました。私はハウスに行かなかったので中の様子は見られなかったけれど、ハウスに行ったみんなが、がっちりと竹でハウスが補強されていたよと教えてくれました。

 

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 演奏後で、みんな口紅をつけていたので、みんなの口紅の紅色が白い雪のなかで映えていたのも綺麗で、みんなの笑顔も、いつも以上に輝いて見えました。
 みんなで竹取りをした時間が楽しかったし、週末の雪に備えて、ハウスを補強できて嬉しかったです。

(ふみ)

 

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 一昨日から降り積もった雪に耐え抜き、ダメージを受けなかったビニールハウスの雪対策を始めました。
 ハウスの天井の真ん中を縦に通る棟木パイプに、今日、急遽みんなが竹取りに出て取ってきてくれた竹を、つっかえ棒のようにして、2メートルピッチで立てていきます。

 須原さんに教えていただきながら、まず、立てる竹の長さを出すために、2メートルの棒の先端をパイプに当て、その棒の手元側から地面までの距離をスケールで測りました。
 最初は、竹の先端に、Vの字に切れ込みを入れ、測った長さに3センチ分をプラスした竹をはめてみたのですが、Vの字だとパイプが深く入り込んだ時に割れてしまい、3センチという余裕も長すぎました。 
 2本目は切れ込みを半円状にして、圧力が一点に集中するのを防ぐように竹を加工し、竹の長さも実際より1センチプラスしました。改善すると、見事、上手くいきました。

 

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 失敗の原因を正しく突き止めることができたら、問題が解決するのだと知り、須原さんの経験や知識を教えていただけることが嬉しいし、面白いなと思います。
 週末の大雪までに対策をしっかり打てるよう、明日も、須原さんとみんなと協力して頑張ります!

(なつみ)

 

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〈竹林の近くで、そり滑りをして遊びました!〉

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