1月25日(水)「道を作って、力を出して 雪かき祭りの午後」

1月25日のなのはな

20230125_100914

 

 朝、目覚めると……外が真っ白。スロープも、山になっている。これでは、人も車も通れない!
 道をつくろう。家族総出で、雪かきに出ることになりました。
 午前中は、吹雪で出られない。でも、雪が凍ってしまう前の、午後が勝負です。

 寒いと、動く気力がなくなってしまう。それは、既に承知しています。ならば、しっかりと着こんで暖かくしよう。長靴にも、雪が入らないようにしよう。そう考えて、ありとあらゆる、暖かい服を着た結果……ももかだるま。誰が見ても、ぽかぽかそうな格好になりました。これで、準備完璧。ワクワクな気分で、外へ踏み出しました。

 

20230125_105744

20230125_110229

P1253534

20230125_110315

 

 今回の雪は、10年に一度の大雪、といわれていました。どこを見渡しても雪。70センチも、積もっている。古吉野の周りに、道を。しかし、範囲は壮大。5,6人のチームに分かれ、それぞれの担当場所をかいていく。終わったら、ほかのところへヘルプにいく。そのような、スタンスで行いました。

 私はあゆちゃん、かにちゃん、ちさちゃん、つきちゃん、まよちゃんと、6人で、古吉野なのはなへ上がる長い坂道を担当することになりました。遊び心あふれる明るいメンバー。これから始まる雪かきで、どんな楽しいことが待っているか、さらにワクワクしました。

 角スコップ、テミ、鋤簾、鍬……どれを使ってもOK。今回の雪かきの相棒となる、道具。私は、角スコップとテミを、手に取りました。

 そして、いざ出発。あゆちゃん先頭に、いっちにっ! いっちにっ!

 

20230125_134046

 

 一歩踏み出せば、腰までずぼっ。目的地まで、到着するのも困難。だけど、そんな状況が、不思議と笑いがこみあげてくるほど、面白くて。みんなで、笑いながら、いっちにっ! いっちにっ! 歩くだけで、全身がぽかぽかに。

 一先ず到着。ほっと息をつき、顔を上げると、目の前に、目を見開くような光景が広がっていました。雲の上にいるかのように、すべて真っ白。遠くには、雪をたくさん被った山が、そびえたっていました。あまりにもきれいな光景に、息を呑みました。

 

20230125_1344341

20230125_155757

 

 本題の雪かき。2人1組になり、等間隔に並び、かいていきました。私は、かにちゃんとペアになり、ひたすら雪をかいて、かいて、かき続けて道を作って行きました。

 真っ白で、地面の見えなかった道路に、段々、アスファルトの黒の部分が見え始めていきました。坂を何回か往復しながら、削っていきます。 
「道が出来てる!」少し進むたびに、嬉しくなって声を上げていました。

 

20230125_145111

20230125_144118

 

 しかし、道のりは長い。どこが、目標地点か聞いてみると。返ってきた言葉は、「奥の道まで。はははっ――」想像を、はるかに超える距離でした。思わず、絶句。でも、お仕事組さんが無事に帰って来れるようにするんだ! それを胸に、かき続けました。みんながいるからできる! そのことも、私は知っていました。

 

P12535121

 

 そこに、お父さんが来てくださり、魔法の線を1本。すーっと……ここまで道が作れれば、車は通れるよ。その線によって、かく量が少し減りました。やった!
 さらに、担当場所を終えた、なつみちゃんやあけみちゃんが、ヘルプに来てくれました。これなら、終わるかも。その期待を胸に、再び全身を動かし始めました。テミやスコップの表面に油を塗って、サッと雪が落ちるような工夫もしてみました。

 

20230125_153050

 

 そうして、下まで到着。続いては、左右に広がる道。時間内に、キリよく終わらせることを考えて、短い左側からかくことに。疲れを少し感じ始めましたが、無我夢中で。左側は、あっという間に完了。最後のボス、ながー-い道路が待っている。けれども、もう疲れてきた……そんな、みんなのところに、いい香り。くんくん……これは、焼き芋! なんと、まりこちゃんが、焼き芋を届けに来てくれました。

 

20230125_155605

 

 疲れた身体に、ホカホカの焼き芋。こんなにも、おいしい焼き芋は食べたことがない! 全身に染み渡って行きました。幸せ……焼き芋の力で、パワー回復。ラストスパート、前だけを見続けて。

 

20230125_161800

 

 16時頃になると、ほかの場所をやっていたみんなが、全員集まって来てくれて、みんなで一列になって最後、かいていきました。みんなでやれば、速い。けれども、まだゴールまでは長い。

 そこに、お父さんが。ガガガっガー、ユンボに乗って来てくれました。さすが、お父さん! あっという間に、雪を削り、きれいな道を作ってくださいました。その、迫力にはとても驚きました。

 

P1253524

20230125_165550

 

 みんなの力、お父さんの最終仕上げのおかげで、道の雪かきは完了! 残りの時間は、お仕事組さんが車を駐められるように、みんなで選果ハウスの周りに、少しスペースを作りました。
 帰ってくるお仕事組さんの安心した、嬉しそうな笑顔を、見ると、心もぽかぽかしました。

 

20230125_165806

20230125_165901

 

「できたー!」そうして、5時ごろ、雪かき祭りは完了しました。
 作業の途中では、あゆちゃんたちと、雪の上にダイブしたり、顔を雪に付けて型をつくったり……ソリで遊ぼうとしたら、ふかふか過ぎて滑らなかったり、たーくさん笑って、遊んで、とっても楽しかったです。

 

20230125_141450

P1253506

20230125_170345

 

 雪かきは、みんなで協力して、みんなのために。安全に通れるように。思いを一つにかき続けました。
 真っ白な世界の中にいると、非日常な気分になって、不思議と胸が躍りました。ビニールハウスが壊れてしまうなどと、問題が起きてしまうのは嫌ですが、雪かきは1年に1回くらいやりたいほど、楽しかったです。

 これで、一安心。週末に再び訪れる寒波は、しっかりと、対策が必要ですね。

(ももか)