1月24日(火)「21時の積雪、およそ50センチ 大雪の日」

1月24日のなのはな

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 玄関の石段も、中庭に駐めている車も、景色のすべてを白くあいまいな形へ、みるみるうちに膨らませていく雪、雪、雪。今日は、午後3時半頃から、白い砂のような雪が降り注ぎ、1時間経つ頃には15センチほど、夜8時を回るころには膝まですっかり埋まってしまう、積雪になりました。

 

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 水道栓の位置がわからなくならないように、バケツをかぶせておこう。そう思い立って、ここもすっかり雪が吹き込んでしまった靴箱から、かろうじて中は無事で済んでいる靴を引っ張り出して履きました。雪のなか歩きはじめると、初めて経験する雪の深さと冷たさに、身体がふるえると同時に、
(この景色から、木版画の題材を、たくさん集めたい)
 そう思う気持ちも湧いてきました。
 とは言え、心配の尽きない天候です。この大寒波を、安全に慎重に過ごしたいです。

 

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 時は戻って、まだ、草木や土や瓦屋根が、日常の姿で佇んでいた日中。今日の作業では、ナスの株の粉砕や、野菜の収穫、そして田んぼの入水口・排水口の整備などを進めました。

 田んぼの整備では、須原さんと建築・土木チームのメンバーが、山裾西・東田んぼと、石生西田んぼの入排水口を見回って、作業をしてくれました。排水の調節板をいれるスリットの周囲を、石やモルタルで改めて頑丈に固定したり、パイプを取替えたりしていきました。作業をした子は、モルタルを、勘を働かせてちょうどよい固さに配合したり、大小や形の違う石を上手に組み合わせて積んだりしたことの楽しさを話してくれました。

 

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 降雪に、急いで田畑から帰ったあとは、室内で黒大豆の選別をしました。

 夜の集合で、お父さんの話を聞きながら、手の中に包んだ湯呑には、雪と同じで白いけれど、雪とちがって温かい、甘酒が入っていました。大変ながら少しずつ帰ってきてくれたお仕事組さんも、道の様子を話してくれました。

 夕食の洗い物などが落ち着く頃。
「大雪につき、『何でも鑑定団』を見る会を開きます。見たい人は、20時55分に、食堂へ集まってください」
 お父さんの放送が入り、歓声があがります。食堂で番組を楽しんで、大雪の日ならではの夜になりました。

(かに)

 

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