「ずっと知っていたように」 さき

1月23日

〇お母さんのお誕生日

 お母さん、お誕生日おめでとうございます。
 お母さんにはじめて会ったとき。
 特に何か話すわけではなかったけど、お母さんの目は、私のことをずっと知っていたように、やさしさですべてを包み込んでくれるような目で笑いかけてくれたのを思い出します。なんだか、とても安心しました。
 そのときは、自分のことで精一杯だったけど、お母さんは、いい時も悪い時も見守ってくれていました。

 方向を間違えそうになった時は、ストレートに言葉をぶつけてくれました。
 正しいことは正しいと、だめなことはだめだと。それが、今につながって、間違った考えを正していくことができます。

 昨年の冬、ウインターコンサートで「てつお」という役になった時、「てつおちゃん、てつおちゃん!」と呼んでくれるのが、とてもうれしかったです。歌でも演技でも、よりよくなるように細かなアドバイスをもらえたり、本番の最後にはお母さんの歓声が聞こえると、元気が出るし、自信になっています。衣裳でお母さんからいただいた、緑と赤のセーターを着ると、勇気が出て、なんでもできる気がしました。

 お母さんからもらった優しさを、今度は自分が誰かのために尽くします。
 たとえ、何ができても、できなくても、手足、身体一つあれば、なんだってできます。私は、お父さんお母さんにも、あゆちゃんにも、鳥にも天使にもなれないけど、自分には必ずできることがあると常に感じながら、この世に生まれて傷を負ったからこその使命を果たします。警鐘となって、優しくない社会、モラルが低くなっていく社会を変えていきます。

 なのはなで教えてもらった数多くのノウハウが、自分を高め、成長につながっています。畑、スポーツ、音楽、ミーティングを通し、1から何かを生み出す面白さ、表現することの面白さを教えてもらいました。
 そしてお母さんから教えてもらった、女性としての生き方。女性らしい動きやすい身体や、行動を、みんなに実体験として話してくださり、私もお母さんのように、明るく、若く、たくましく、心に華を持った女性になりたいです。

 まだ未熟ではありますが、利他心でいっぱいの優しい世の中に変えていけるよう、そのことを願ってしっかりと力を身に着け、役立つ人間に成長していきたいです。

 お母さんのことが大好きです。なのはなファミリーに出会えて、お父さんとお母さんの子になれて幸せです。
 なのはなの仲間に出会えて幸せです。
 これからも、宜しくお願いします。