「これが幸せで、これが普通なのかも」 ななほ

1月21日

 昨夜の集合で、「何かイベントなどの会で出し物をするとき、自分のチームは、とてもいいものができている、と思う気持ちになる」という話しが出ていたけれど、子供組のみんなは、今、そんな気分の子が多いことのように思います。

 え、そう思っているのは私だけ? いやいや、絶対に明日は、お母さんが喜んでもらえるような衣装と演出と、替え歌を子供組のみんなと披露するので、お楽しみいただけたらなと思います。

 今日も、子供組6人で集まって、会に向けて練習をしていたのですが、「お母さんやみんなにネタバレにならないよう、小さな声でやろうね」と話しながら始めたのに、いざ、台詞を言ったり、歌を歌うと声が大きくなってしまい、気がついたらもう、声がガラガラです。

 夕方、廊下を歩いていたらえみちゃんが、「6年生教室で勉強をしていたら、子供組さんの声が聞こえて、元気が出た」と声をかけてくれたり、「トイレまで、聞こえてたよ」「隣の部屋にいたら、歌詞までよく聴き取れた」と言う子もいて、内心、(これはまずいな)と思いました。

 でも、そのくらい楽しかったし、みんなと大きな声で歌いながら踊ると、すごく気分が解放されて、元気が出ます。

 私たちは2年生教室で練習していたので、「お母さんには聞こえていないね」と話していたのですが、なつみちゃんが「でも、お母さん、1年生教室の外で作業してたよ」といっていて、どうかお母さん、何も聞かなかったことにしてほしいです。

 子供組で何度も練習をしていると、外は雪が降っているのに汗だくになって、疲れたから1分休憩しようとなりました。

「ねえ、みんなで背中の伸ばしっこしない?」と、ちさちゃんがいえば、私とももかちゃんが「ブリッジしよう」といい、ブリッジで写真を撮ることに。

 同じ部屋にいたまっちゃんが写真を撮ってくれたのですが、最初に撮ったものがなぜか、動画になっていたこともあり、トータルで5分くらい、ブリッジをしていました。

 途中、なつみちゃんとりなちゃんが「もう無理、ダメ」「ねえ、もう写真はいいよ」と言いながら崩れ落ちたのですが、ももちゃんとちさちゃんと「もうちょっとだよ」と言いながら励まし合い、子供組の休憩は、どう頑張っても休憩にはならないみたいです。

 でも、それが楽しくて、面白くて、みんなと笑い合えるだけで幸せだなと思いました。

 途中、写真を撮りに校舎を回ると、台所でもお仕事組さんたちが賑やかに明日の、スペシャルランチを作っていたり、リビングではしなこちゃんやあやかちゃんがバルーンアートをしていたり、図書室も素敵な会場になっていました。

 この1週間、お母さんを思って準備をしてきて、その準備期間の中で子供組のみんなとたくさん笑ったり、お母さんに向けて色紙を書いたり、ある未来を想像して理想を考えたりしていると、すごく夢が膨らんで、幸せな気持ちいっぱいで過ごせました。

 廊下を歩いていても、すれ違う人がみんな、笑顔だったり、掃除でも当番でも、作業でもお母さんのお誕生日会と並行していることもあり、すごく身体が動きやすくて、気持ちが明るいまま保ちやすくて、ああ、これが幸せで、これが普通なのかもしれないなと思うと、嬉しくなりました。

 子供組にはお姉さん方も参戦してくれます。
 お姉さん方に声をかけさせていただいたとき、「え~。私たちでいいの?」と言いながらものすごく嬉しそうに、「じゃあ、考えておくね」と言ってくれて、ある演出を作ってくれました。

「演出は何をしていただいても嬉しいです。衣装は、こちらで用意しておきます。ドタキャンは受け付けませんから、よろしくお願いします」と冗談まじりに話したのですが、さすがお仕事組さん、何をするにも本気で向かってくれて、すごく楽しんでいて、面白い演出を考えてくれて、本当にすごいなと思います。

 明日、どのお姉さん方が私たちの仲間になってくれたのか、お父さんとお母さんにもお楽しみで見てもらえるのが嬉しいし、お母さんが喜んでくださるように、最後まで楽しみながら頑張ります。