
1月22日のなのはな

お母さんのお誕生日会が始まります。
お母さんに喜んでもらいたい、楽しんでもらいたい、その思いで、チームに分かれて準備をしてきました。準備の時間は、どの部屋からも笑い声や楽しそうな声があふれていて、みんなが、今日の会を楽しみにしていました。
お誕生日会の始まりは、スペシャル・ランチです。今なのはなで穫れる野菜をすべて使ったメニューを、ランチチームのみんなで作りました。使った野菜は16種類。
メインは白菜、キャベツ、大根のリゾットにロールキャベツ。
前菜にはテリーヌ、お母さんの好きな大根のサラダ、里いもとネギのフリッター。
バターナッツかぼちゃのスープ。
デザートはサツマイモのブリュレ、ドリンクにゆずサイダー。
メニューを考えていても作っていても、みんなで育てた野菜でこんなに華やかでたくさんの料理ができるんだと、豊かな気持ちになりました。
「コース料理を食べに来たみたい」「崩してしまうのがもったいない」と、お母さんもみんなも喜んでくれて、お腹も気持ちも満たされる幸せな時間でした。
(なる)
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色とりどりのサテン布や、バルーンアート、天井からぶら下がるぬいぐるみ、そんな夢のような空間になった図書室。お母さんとお父さんの入場を、3部合唱のバースデーソングで迎え、お誕生日会、出し物の部が始まりました。
1チーム目は、ボーカル、アコースティックギター、エレキギター、ベース、パーカッションからなるバンドの、『チェンジ・ザ・ワールド』の演奏を行いました。
『チェンジ・ザ・ワールド』は、以前アコースティックギター教室で練習をしていた曲でした。今回あゆちゃんが誘ってくれて、ひろこちゃん、りんねと、バンドメンバーのみんなでお誕生日会に演奏することになりました。
バンドメンバーのみんなは、練習時間は十分でなかったのですが、初めてメンバーが揃ったリハーサルでは、すっかり演奏をこなしていて、すごいなあと思いました。
ひろこちゃんと私は、コツコツと練習を積み重ねてきました。毎日少しずつ上達することに、2人で嬉しさを共有しながら、バンドで合わせるまでに形にすることができました。
今日は渋いスタイルで、『ナノック・クラプトン』になり切って演奏しました。お母さん、お父さん、みんなが、暖かい笑顔で演奏を聴いてくれて、演奏していても幸せだなあ、という思いが胸に溢れました。
お母さんが、「とっても嬉しかったです」と言ってくれて、それが本当に嬉しかったです。
(りんね)
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私は、さきちゃんと2人で、憧れの曲! 『リライト・ザ・スターズ』を歌わせてもらいました。
ずっと歌ってみたかった曲を、お母さんに向けて歌えることが嬉しくて、チームが決まった日から、毎日、毎晩、練習に励んでいました。
歌う前の寸劇も、私たちの憧れていた演出、ミュージカル風をテーマに作りました。
お父さんとお母さんをロマンチックに歌いながら演じます。
今日の本番まで、毎日、やってみたい小さなアイデアがいくつも生まれて、どんどん動きが進化していくのが、とっても楽しかったです。
練習のときには、さきちゃんと目を合わせるのが恥ずかしくって、面白くって大笑いしていたので、本番、無事に吹き出さずに劇が終わってほっと一安心しました。
今回歌った『リライト・ザ・スターズ』は、いつもと少しバージョンが違っていて綺麗なハーモニーを作る場面が多くて、練習しているときから、とても気持ちが良かったです。
本番でお父さん、お母さん、みんなに囲まれながら大好きな曲を歌っていると、歌うそばから心が癒されていくような幸せで満ち足りた気持ちになりました。
最後には、お母さんへ、手作りのバースデイカードを渡すことができて、嬉しかったです。
お母さんの喜ぶ顔が見れて、とっても嬉しくて、音楽は本当に、人と人との間に生まれるものなんだなと改めて感じました。
(まなか)
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ジャーン!! 我らは、葉っぱとなって母を見守る、その名も「なのはな葉っぱ隊!」
え? 「葉っぱ1枚で寂しくないのか」だって?
僕たちのハートはいつも、お母さんへの熱い気持ちでホッカホカだから、大丈夫。
今日は、大好きなお母さんへ向けて、『YATTA!~お母さんハッピーバースデー~』の歌を、子供組のみんなと一緒に、ありったけの大好きな気持ちと感謝を込めて、歌って踊ってきました!
登場シーンでは、えつこちゃんが。衣装替えのときには、4人のお姉さま方が。キーボードにはせいこちゃん。そして、葉っぱ1枚から変身して身につける、フラ衣装の「ティーリーフスカート」の制作では、お父さんとあゆちゃんが助けてくれて、たくさんの人の力があって、ぼくたち葉っぱ隊の、お母さんに向けてのバースデープレゼントは大成功!
子供組のみんなと一緒に、「お母さんが喜んでくれるものを」と思って、ワイワイ作っている時間に、たくさん元気をもらいながら、本当に、人はほかの人を喜ばせるのが嬉しくて、幸せなのだと改めて感じました。
僕たち子供組、まだ小さな葉っぱ1枚だけれど、今日はお母さんの喜ぶ笑顔がとーっても嬉しかったです。
お母さん、ハッピーバースデー!!
(なつみ)
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続いては、なのはなランドのヒーローショー。「小野戦隊ユカレンジャー」の公演です。
利己的なマイナス感情をエナジーとして生きている怪人リコーシンと、その手下たちのリコー軍。そんなリコーシンに対抗すべく、ユカリーナ司令官のもと、小野戦隊ユカレンジャーが出動!
若さ溢れるレッド。元気いっぱいの女の子、ピンク。クールなブルー。お調子者のシルバー。おしとやかだけど実は強い女の子、イエロー。武器は大根、空き箱、バット、水鉄砲、剪定ばさみ。ユカリーナ司令官の好きなものや得意なものです。そんな5人の戦士が武器を使いこなし、決め技を繰り広げてやっつけていきます。
ボスのリコーシンに悪戦苦闘しながらも、ユカリーナ司令官からもらった言葉を大きな原動力に、力を合わせて戦い、見事、勝利をおさめました!
決め台詞は、お母さんの言葉、「笑顔が一番」「みんなでゴロンとよくなろう」をもとに、「ニコッと参上! ゴロンと解決! 小野戦隊ユカレンジャー!」
練習をしている時間は、どこからともなくパワーが湧いてきました。戦隊ものには縁がありませんでしたが、参考動画を研究して、動きも細かく真似をしていく度に、本当にヒーローになって強くなったと感じられ、本当に楽しかったです。事実、私たちは毎日、お母さんの言葉で奮い立たされています。小野戦隊ユカレンジャーは、私たちの心の中そのものです!
(つき)
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こんにちは。『近未来カルチャースクール』講師のSEIKOです。今日は、るりこさん、りささんを始め、来てくれた皆さんに、従来のカルチャースクールとは打って変わった、真新しい講義の数々をお届けできて、とても光栄です。
1時限目は、HOSHI先生。「次世代の遊び方講座」。イベントをやるたびに、新たな可能性を見せ続けてくれるHOSHI先生だからこそ伝わる熱血講義が素晴らしかったわ。
2時限目、「廊下のすれ違い方講座」では、ETSUKO先生が、彼女らしいユーモアで、すれ違う相手を思っての廊下のすれ違い方を教えてくれたわ。
3時限目。「ウォーキング講座」。これは従来のウォーキング講座ではないわよ。「夜中に、居室から、静かにトイレに行くためのウォーキング講座」。YUI先生のダンサブルな動き、とても勉強になったわね。あと、途中で寝ぼけながら起きてくるひろちゃんが秀逸だったわ。
4時限目は、特別枠。現在開発中の、この2講座では、DOREMI先生、HIRO先生が、それぞれ、「『足がしびれた人にかけてあげる最高の言葉』講座」「近未来の料理教室」を開いてくれましたね。2人とも天才的な演技だったわ。私ったら次が出番だっていうのに、控え場所で素で笑ってしまいましたわ。
そして、6時限目は私の講座。「次世代の男性の選び方講座」。なぜか、私のする寸劇って、いっつも小道具が多くなるのよね。でもチームメンバーのみんなが準備期間中、いっつも楽しそうに小道具作りや、動きの練習に付き合ってくれたわ。あなたたちのその優しい心遣いは、世界中のどんなイイ男よりも素敵よ。
最後は、「自己否定の止め方講座」。これは、お母さんが私たちにかけてくださった言葉が、ずっと私たちに力をくれていることを歌でもお伝えできて、とてもとても嬉しかったわ。
この1週間、この近未来カルチャースクールのチームメンバーと夢中で練習していたら、気づけばホテルのフルコース級のボリューミーな講演になってしまいましたわ。でも、毎日みんなが「練習楽しい!」って言ってくれて、本当に幸せだったわよ。みんなホントにありがと〜!!
(せいこ)
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〈飾り・プレゼント係〉
会場の飾りと、プレゼントのテーマは、お母さんの夢である「なのはなランド」です。
会場になった図書室は、とってもかわいい空間になりました。天井から、ぬいぐるみやバルーンアートが吊り下がっていて、テーマパークに来たようなワクワク感が味わえます。
私は、あやかちゃんとバルーンアートを作ったのですが、馬のバルーンがお気に入りです。

プレゼントでは、なのはなランドボックスを作りました。箱の上面は、なのはなランドのマップになっていて、すべて、紙を切り貼りしながら作りました。作るものはミニチュアサイズで、苦戦することもありましたが、できたものがどれもかわいくて、チームのみんなで作ったパーツが集まり、マップができあがりました。
今回、お誕生日会で登場したキャラクターも、マップの中に隠れていて、お母さんにも見つけてもらえたら嬉しいなと思います。
私のお気に入りは、ファームエリアにいる動物たちです。
箱の中には、お母さんへのメッセージカードが入っていて、なのはなランドで働く私たちのプロフィールになっています。一人ひとりの似顔絵があり、自分でデザインした制服を着せています。私たちも、プロフィールを作っているとワクワクして夢が広がりました。
お母さんも喜んでくださって嬉しかったし、私も、プレゼントを制作したり飾り付けをする時間がとても楽しかったです。
お母さんの思い描くなのはなランドが実現したら、私たちも嬉しいし、お母さんの願いは叶いそうだな、と思いました。
(しなこ)
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6チームによる素敵な出し物のあとも、まだまだ、お母さんのお誕生日会は続きます。みんなの出し物のあとは、リビングに移動してのスペシャルゲーム大会です。
私は、このゲーム大会で実行委員をしました。ゲームは3種類用意していて、1つ目のゲームは『豆つかみゲーム』です。自分のチームのトレーから相手チームトレーへと、豆を多く移動しさせたチームが勝ち、というルールにしました。道具の種類は、寿箸、スプーン、菜箸の3種類を用意して、1試合4人でのリレー戦です。実行委員も、準備期間に何度か試しに遊んでみたのですが、想像以上に面白いゲームでした。
みんな、普通の寿箸では、ひょいっと手早く豆を掴んで移動させることができていたけれど、菜箸になった途端に難易度がグッと増して、やっている人も、すごく難しそうでした。チームごとに作戦も違っていて、得点の高い小豆狙いで豆を掴む作戦のチームや、最初にトレーの豆をトレーの手前側に寄せてから豆を掴んでいくチームなどがあり、見ごたえがありました。
2つ目のゲームは『お母さんクイズゲーム』です。事前に実行委員で、お母さんにまつわるクイズをたくさん考え、お母さんにアンケートで答えてもらっていました。難易度も1から3と分けてあります。お母さんの好きな季節や花、お節料理などの難易度1の問題から、お母さんが初めてお父さんと行った外国、お母さんが好きなお父さんの言葉など、ちょっぴり難しめの問題と、様々な問題を用意していたのですが、実行委員が難しそうと思っていた問題のほうが、意外と各チームすんなりと答えていてびっくりでした。
逆に全チームが不正解だった問題などもあって、お母さんが答えを言うと、みんなから「えー?! うそー!!」と驚きの声が響くときもあって、みんなも私も、お母さんのことをもっと知れた時間が嬉しかったです。
そして最後は、『絵しりとりゲーム』です。絵でしりとりを繋ぐというゲームですが、制限時間を5分にして、時間以内に、いかにたくさんしりとりを繋げることができるかで競いました。時間に追われる中で、短時間でササッと的確な絵を描いている人がほとんどで、絵が苦手な私にとっては、そんなみんなが、とてもかっこよかったなあと思います。
中には、チーム以外の人はほとんどわからなかった絵でも、チーム内のみんなだけは、その絵が何かわかって奇跡的にしりとりが続いているというチームもあり、チーム内の団結力を感じました。
3つのゲームが終わったあとも、「すごく楽しい! もう1回やりたい!」と言ってくれる人がたくさんいて、お母さんもみんなも楽しんでくれていたことが、本当に嬉しかったなあと思います。私は、主に司会進行を、あんなちゃんと一緒にさせていただき、最初は、自分に司会ができるのか、すごく不安だったけれど、ゲーム中、お父さんが実況中継をして盛り上げてくださったり、みんながサポートしてくれたりと、たくさん助けてもらって、楽しいゲーム大会になりました。つたない進行でも、みんなが笑顔で聞いてくれて、本当にありがたかったです。
最後は、可愛く飾り付けされた図書室で、みんなで記念写真を撮り、お誕生日会はお開きとなりました。
午後の時間が、信じられないくらいあっという間で、幸せで楽しい時間だったなあと思います。お母さんの喜ぶ顔をたくさん見ることができて、本当に嬉しかったです。
お母さん、お誕生日おめでとうございます。これからも、強くて優しい、私たちのお母さんでいてください。大好きです。
(よしみ)