1月18日(水)「面白いけれど、つまらない? ピーマンの株の粉砕作業 & 勝央金時太鼓の練習へ」

1月18日のなのはな

 寒い季節ですが、太陽の下で作業しているとポカポカしてくる、今日は作業日和の1日でした。

 今日は、7月から12月まで収穫できた、ピーマンの株の粉砕作業を行いました。
 赤い外装に二輪のタイヤが特徴の粉砕機を使って、ピーマンの株を粉砕していきます。
 粉砕機は見た目の割にはとても重く、軽トラに載せるのもいつもは一苦労なのですが、今日は須原さんが載せておいてくださって、安全にスムーズに畑まで運ぶことが出来ました。

 

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 ピーマンの畑は2枚。まずは吉畑下から始めました。
 ももかちゃんが株を抜いて、畑の真ん中にいくつか山を作っていきます。
 わたしは、その山からピーマンの枝を取り、バキバキに折って、手を巻き込まれないように気を付けながら粉砕機の口に入れていきました。その枝を、やよいちゃんが竹を使って、内部のカッターまで押し込むと、ガガガガガガという音と共に粉砕されて、粉々になったピーマンが排出口からシャワーの様に飛び出てきます。

 最初は、ももかちゃんと一緒に株を抜いていたのですが、ピーマンは浅く広く根を張るため、片手でスポスポ抜くことが出来て、ストレスフリーで楽しかったです。
 粉砕の作業が必要なのは、ピーマンの畑2枚と、ナスの大きな畑1枚。
 どの畑も、株を抜くところから始まるので、一人ひとりの動きが大事になってきます。
 やよいちゃんが、メンバーが疲れないように、株を抜く人と、株を解体する人を交代してくれたり、目が合うと、やよいちゃんとももちゃんが笑顔でいてくれるのが嬉しかったし、それでいっそう、力が湧きました。

 

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 1枚目の畑は、最初、エンジンをかけるのが難しく、かにちゃんに助けてもらい解決しましたが、2枚目の畑は、難なくスムーズに作業が進められました。
 作業していると、枝を粉砕機に入れるときは、枝分かれしていない株元から入れてあげると、竹で押し込みやすいと感じました。いつか、粉砕機とすでに友達になっているかにちゃんから、「この子は長いものの粉砕が得意」というのを聞いていたけれど、長い枝は、機会が自ずと、まるでむしゃむしゃ食べるように、どんどん飲み込んでカットしていくので、枝が吸い込まれていく様子を見ていると、粉砕機が本領発揮しているようで嬉しくなりました。

 ふた山を粉砕し終えて、役割を交代するとき、それまでは作業に夢中だったのですが、顔を上げると、気づけばももかちゃんが畑の3分の1ほどの株を、すでに抜いて山にしてくれいて、わたしも残りを全部時間内に抜くぞ! と思い、急いでピーマンの株を抜き始めました。
 が、しかし、なかなか広い中畑。
「ヘルプに1人くらい来てくれたらいいかな」
 と言いながら、やよいちゃんがヘルプを要請してくれました。
 すると夕方4時20分ごろ、坂を走ってくる5人ほどの姿が見えて、そのまま中畑まで、「お願いします!」と笑顔で駆けつけてくれました。みんなは、今日のスーパーマンでした。

 

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 わたしが1人で抜くよりも、5人でやると何十倍ものスピードで株が抜かれ、山が作られて行きます。
 10分ほどで、9割程の株を抜きおわり、みんなは今度は、豆の選別の作業に向かっていきました。颯爽と来て、颯爽と去る、みんながかっこよかったです。
 ヘルプで駆けつけてくれた、のんちゃんだけは残って、一緒に株の解体を手伝ってくれました。

 作業が終わるころには、畑の株は全て抜き終えました。あとは4分の1ほどの株を粉砕して、ピーマンの株の粉砕は完了です。

 粉砕作業で難しいのは根の処理で、土がついていると詰まってしまう可能性があり、少しリスキーです。
 今日は、詰まらせることなく粉砕することができましたが、お父さんが、鉈で根を切り落としたらいいよと、話してくれました。

 

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「作業は面白いけれど、機械はつまらない作業」
 ナス畑では、このお父さんの言葉を目標に、頑張っていきたいです!

(なつみ)

 

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〈農作業では、小松菜の追肥と中耕や、野菜の収穫、桃の剪定なども進めました!〉
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〈お母さんのお誕生日会での、ゲーム進行を担当しているチームは、遊びながらルールを試したり、役割分担など段取りもしていきました〉

 

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 今日は、週1回訪れる、最高の楽しみ……勝央金時太鼓、練習の日です。私は今年から太鼓チームに入り、2度目の練習でした。
 勝央文化ホールにつき、前回のように、準備体操を初めにしました。さっきまで寒さで固まっていた身体が、ぽかぽかと温まり、ほぐれて行ったのを感じました。

 そして、練習開始。なんと、今日から早速、曲での練習が始まりました。『風の舞』です。

 

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 初めは、みんなの演奏の中で、拍を太鼓で打っていきました。勇ましい雰囲気の中にいるだけで、不思議と強くなったような、キリっとした気持ちになりました。
 一通り演奏が終わると、譜読みを行いました。竹内さんに、1小節ずつ、1リズムずつ、丁寧に教えていただきました。前で、りなちゃんやななほちゃんたちも、一緒に演奏してくれていて、必死に目で追いながら、身体を動かしました。ですが、難しい。とてもゆっくりなテンポから、だんだん速くして、という練習を、何回も繰り返しました。竹内さんも、真横で叩いてくださいました。

 太鼓にのめり込むような気持ちで、叩いて行くうちに、全くとることが出来なかったリズムを、少しずつとることができるようになっていき、とても嬉しかったです。出来たときには、みんなや竹内さんが、満面の笑みを見せてくれました。私が、教えてもらっているときも、みんなが、私を優しい目で見守ってくれていたり、一緒に叩いてくれたり、そのことにより、とても安心して、出来なくても焦ることなく練習できました。

 

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 すこしずつ、少しずつ、進んで行くと、あっという間に曲をすべて、譜読みすることが出来ました!
 みんなで、早速、最初から演奏。スピードについて行けなかったところもありましたが、みんなの中で、こうして演奏出来ること。気持ちを一つにたたいていること。そのことが、本当に楽しくて、楽しくて、胸がいっぱいになりました。

 休憩時間には、大きな音を出すには、「スピード」。腕を鞭のようにすることや、腰を使って、腕を高く上げることなど、沢山のコツを教えていただきました。
 最後の時間には、改めて、叩く時の姿勢や、叩き方をみていただきました。1回だけですが、自分が出せたとは思えないほど、みんなも驚くほど、よく響く音を出すことができました。あの時の感覚をよーく思い出して、確実に出せるよう、もっと練習していきたいです。譜読みはOK。後は練習のみ! 頑張ります。

 

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 夢中になっていると、2時間なんてあっという間……心も身体もスッキリ。とても楽しかったです。
 来週は、なんと。コンサートでみんなが演奏していた、夢の曲。『わかば』。楽しみ~!

(ももか)