
なのはなファミリーのお母さんのお誕生日会に向けて、今日から準備が始まりました。
みんな密かに準備が始まることを楽しみにしていて、もう事前に計画を立てている子たちもたくさんいました。
始めに、あゆちゃんが分けてくれた9個のチームを発表してくれました。
その内、6チームは出し物をするチーム。他の3チームは、スペシャルメニュー考案チーム、飾りやプレゼントのチーム、みんなで遊ぶゲームを担当するチーム、とそれぞれ役割が割り当てられていました。
出し物のチームのうち、子ども組さんのチームはすでにやりたいことが決まっていて、成人式後から準備を始めていました。
子ども組さんは、今日はすでに衣裳の作成や歌の練習に入ったようです。ハウスの修繕で出たある素材を使って衣裳を作ることができたと聞きました。どんなものができるのか、今から楽しみです。
私は、自由に出し物をしていいというチームだったので、まずどんなことをするかを一から考えました。
お母さんと言えば……。お母さんが好きなこと……。お母さんが喜んでくれるようなことはなにか……。
チームのみんなと、考えていると、お母さんからもらった大切な言葉や気持ちがたくさん浮かんできました。お母さんがいてくださったから乗り越えられたこと、気付かされたこと、元気になれたこと、お母さんの存在に救われた体験がいくつもあって、チームのみんなと思い越して、共有している時間がすごく温かかったです。
そうして話しているうちに、最初は何をしたいかが全く定まらなかったところから、徐々に方向性が見えてきて、最後はチームのみんなが満場一致で大賛成のものが決まりました。たけちゃんも喜んで一緒にやってくれそう……?!みんなも一緒に楽しんでもらえて、温かい気持ちになってもらえるようなものができそうです。まだざっくりとした予定ですが、これから作っていけることがすごく楽しみになりました。
また今回は、ハッピーバースデーの歌をアカペラ3パートで歌うことになりました。配ってもらった楽譜を見ながら、最後にチームで音の確認をしてみると、アルトの音がすごく難しくて驚きました。でもソプラノはきれいなメロディーラインで、パートが重なると本当に美しいハーモニーになりそうです。チーム内でも、主線、ソプラノ、アルト、に分かれているので、ハッピーバースデーの歌の練習も同時並行でやっていきたいと思います。
夜の時間も準備か進んでいて、活気のある空気が嬉しいです。大好きなお母さんに、感謝の気持ちを込めて、喜んでいただけるプレゼントになるように、自分たちも楽しみながら精一杯頑張りたいと思います。
(つき)
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お母さんのお誕生日に向けて、秘密の制作をしています。
ウィンターコンサートに出てきたもののストラップで、お母さんお父さんとみんなと持ってお守りになるようにと思って作っています。
木の枝を輪切りにしたものを、紙やすりの120番、600番、2000番をつけたサンダでやすりがけしました。
この工程はせいこちゃん、ほしちゃんと行い、ブルブル振動がくるサンダを右手で持ち、左手で木が飛ばないようにしっかりと持っていて、「握力が鍛えられそう」と二人が言ってくれました。ずっと触っていたいような手触りになるように、縁もやすりがけをして角を取っていきました。120番でも手触りが良くなりますが、600番になるとサラサラとさらに手触りが良くなり、2000番でやすりがけすると、木の表面がテラッと光沢が出るようになります。
まよちゃんがとても綺麗な文字で下書きをしてくれました。
今日の午前中は、ゆずちゃんと半田ごてで文字を焼きました。籾摺り機倉庫の中でライトで手元を照らし、二人でベニヤ板の机で、黙々と焼いていきました。
これは誰に作っているのか、分かった方が気持ちが入るのではないか、とゆずちゃんと話して、最後に裏面に入れようと思っていた一人ひとりの名前を、1つずつつけていくことにしました。誰に作っているのかがあると、嬉しい気持ちになりました。名前をハンコでつけて、焼いて、というふうにすると、ずっと集中して文字を焼くわけではないので、集中力も続きました。
ハンコにインクをつけて、押すだけなのですが、ハンコの縁の四角い形まで押してしまったりして、難しかったです。そういうものはもう一度やすりがけしようと思っています。
ゆずちゃんが押した文字は文字だけが押されてとても綺麗で、ゆずちゃんが、「仕事でハンコを押すことがたくさんあって慣れているからかも」と話してくれました。綺麗に押された文字が、嬉しかったです。
文字を焼くと、あんこが焼かれているような、六方焼きのような甘い良い香りがしました。檜は檜の良い香りがしました。
まよちゃんの文字を半田ごてでなぞっていくとき、焼くスピードや力の入れ方抜き方が重要でした。「た」の文字だと、4画目は書道のとき手首を動かして筆を返さないように、半田ごてでも入った角度のまま終わりまでいくと、かっこよく焼くことができました。
はらうときには、力を抜いていき、右はらいの太くなってはらうようなときには、太いだけではなく、力を入れてゆっくりと、黒く深く焦げるようにしました。
はんだごてが完全に熱くなる前に焼き始めてしまうと、焼き辛くてぼこぼことした線になってしまい、完全に熱くなってから焼くと綺麗に焼けました。

20分で1つできて、2人で進めると、半日で文字を焼く工程の4分の1が完成しました。
ゆずちゃんとできた時間がとても楽しかったです。
お母さんに喜んでもらえることを考えると、とても楽しくて、良いものを作りたいなと思います。
(さくら)
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