
1月10日のなのはな
選別シーズン到来!
なのはなの冬の作業を挙げるとき、豆の選別は欠かせません。今日は、今季初めての、白大豆の選別をみんなで行いました。昨年の12月に脱粒した白大豆。収量はおよそ140キロ。今季は、例年より白大豆を作付けした面積も少ないために、主に、来月からはじまる味噌作りに使う大豆を確保する目的での選別となりました。
味噌作り用で必要な白大豆は約112キロ。従って、総量の8割ほどは、「味噌用」として選別されます。種用にするほどは綺麗ではない豆や、小粒の豆、少々シミのある豆や、割れてしまっている豆などです。
次に取りたいのが「種用」。こちらは、綺麗な豆の中でも、とびきり大きくて丸いもの。個人的には、見ているだけでうっとりするような真珠みたいなものだと判断しています。今年に植える種として、選別します。
そして、3つ目は、「調理用」の豆です。
選別が大好き! というなのはなの子も多く、リビングには、野菜の収穫作業が終わったみんなが続々と来てくれて、最後は大人数で、集中しながら、存分に豆を仕分けていきました。
「ほとんどが『味噌用』だから、基準がわかりやすい!」
そう言ってくれるメンバーもたくさんいたし、今日が初回なのに、ヨーグルトカップ1杯の選別を、5分程度で終わらせてしまう子もいました。
今日は、最初の説明を除くと、1時間も選別時間がなかったのですが、14人の精鋭メンバーで、約13キロの白大豆を選別。みんなの力はやっぱりすごいです。
選別は、みんなで基準をしっかり共通認識して行うのももちろん大切だし、さらにいうと、やっていくうちに必要になってくるのは「心の目で見る」ということだな、と感じます。
どの豆も、同じ豆はひとつたりとも無い。調理用か、味噌用か迷う豆もある。その豆を心の目で見て、「君は『味噌用』だ!」と判断する。そういう正確な潔さを身につける訓練にもなるなあ、と思います。
これから、白大豆、黒大豆、小豆、ササゲ、と続々とやってくる選別作業。みんなで楽しんで頑張っていきたいです!
(せいこ)
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ナス畑に集結した私たち15人。今日の畑作業は先日のピーマンに続いて、今日は滝川横・奧畑のナスの支柱の撤去です。ここ何か月か、コンサート練習や年末年始のイベントが盛りだくさんだったこともあり、久し振りに多人数での作業でした。畑のどこを見ても周りにみんなが居てくれて、活気のある空気の中での作業が、とても嬉しかったなと思います。
作業が始まる前に一度みんなで集まって、やよいちゃん中心に今回の作業の作戦会議がありました。やよいちゃんは、いつも作業前に作戦会議を開いてくれるので、目標をみんなで共通認識できるし、団結力もアップし、ありがたいなあと思います。
今日の作戦は、まず全員で、支柱や誘引で使っていたスズランテープの回収を一気に終わらせて、そこからは、竹同士を繋いでいるエクセル線をいくつかの役割に分かれて回収し、最後に全員で支柱用の竹の撤去をし、ラストスパートをかけるという作戦です。
スズランテープの回収は、1畝間に2人ずつ入って、両側を見ながら追い越し方式で行いました。
スズランテープを切るときは、カッターやハサミよりも草刈り鎌を使うと手早くすることができ、回収したテープを入れる袋は、スズランテープで首からさげるようにすると、両手を自由に使うことができました。こうした工夫をチームのみんなから教えてもらうと、それまでとは作業のしやすさが全く違っていて、道具を変えたり、少し考えて工夫するだけでも、作業スピードや効率も変わってくるんだと、改めて感じました。
スズランの回収を早々と終わらせ、次は、私が撤去作業のボスだと思っている、エクセル線の回収です。エクセル線は絡みやすく、一度絡まってしまうと、それだけで使い物にならなくなったり、時間が大幅にかかります。でも、前回のピーマンのときに須原さんが発明してくださったやり方でエクセル線を回収するようになってから、時間が劇的に短くなりました。
ホースなどの筒状になったものにエクセル線を通して、くるくると回しながら回収するだけで、次に使うときもほどきやすくなり、こんなアイディアを考えて自分たちに教えてくださる須原さんが、本当にすごいなあと思います。
エクセル線の回収では、エクセル線の端が分かるようにするテープをつけていく係と、5センチほどに切ったホースを通したり、支柱に結ばれているエクセル線を切ったりして、すぐにエクセル線を巻いていけるようにする係。そのエクセル線をどんどん巻いていく係などに、やよいちゃんが役割分担をしてくれました。
私はエクセル線を巻く係になって、ひたすらエクセル線を巻き続けました。1スパンの長さにカットされた1本のエクセル線を巻くのは、速いと2分かかるか、かからないかという作業量ですが、それがナス畑全面となるとかなりの量があり、作業スピードは上がっても、やっぱり結構時間がかかって苦戦しました。だんだん日も落ちてきて、16時頃になると風が冷たく感じたけれど、みんなひたすら自分の役割に集中して作業していて、「次のスパンに入ります」と言うと、みんなが「はい!」と明るく返事を返してくれる空気感が、とても温かかったです。
エクセル線の回収が終わったころには、もう16時を過ぎていたと思うのですが、そこからは最初の作戦通り、怒濤の勢いで、みんなで支柱の竹を引っこ抜いていきました。竹を回収しやすくするため、来年も使える竹は畝間に、畝と平行に置き、もう使えない竹は畝に対して垂直に置く。ピーマンの作業で、すでにこのシステムの流れができていたので、今日も流れるように竹の撤去が進んでいきました。それまで寒いと思っていた自分が嘘のように身体がポカポカしてきて、みんなと一緒に畑を走り回った時間がとても楽しかったです。
17時になるころには、ほぼ全ての撤去が終わって、残れる人で使える竹の収納まで行ってくれたそうで、今日半日でナス畑の支柱の撤去を終わらせられて、本当に嬉しかったなあと思います。
帰り道、さくらちゃんと一緒に、17時からの当番のため、ランニングをしながら帰ったのですが、そのときに見た夕日がとても綺麗で、いっぱい使った身体にエネルギーが染み渡ってきました。他の畑の片付けも少し残っているため、みんなと一緒に頑張りたいなと思います。
(よしみ)