「成人式を終えて」 ほし

1月8日

 成人式当日の朝、振袖姿の2人をリビングで出迎えて、その姿が息をのむほど美しかったです。
 なつみちゃんは、赤色の鶴の柄の振袖に、緑の襟や帯紐がさし色になっていたり、頭には縮緬のリボンがお団子に結ばっていて、なつみちゃんの明朗さを引き立てていました。
 さくらちゃんは、ピンク色の振袖に、黄緑色の帯や薄い黄色の襟が、とても鮮やかだったり、頭にはお団子が2つ結われた上にピンク色の花の飾りがあって、さくらちゃんの柔らかさや和やかさを引き立てていて、とても美しかったです。

 振袖が2人の魅力を引き立てていて、この節目の日に、2人の綺麗な姿を見させてもらえたことが、嬉しかったです。
 2人を見ていると、思わず、顔がほころびました。

 式の会場では、2人の姿は、際立って上品で凛としていて、ずっと2人が背を伸ばしている姿になのはなの気持ちを感じて、そんな2人の家族でいられることが、誇らしく思いました。

 式が終わると、なのはな写真館で、家族みんなとの撮影です。
 2人が、お人形さんのようにかわいかったな、と思いました。
 なつみちゃんが横を向いた時のふっくらとした頬や、さくらちゃんが顔をかしげて向けてくれた時の笑顔が、印象に残っています。

 カメラを持っているあゆちゃんや、まえちゃんや、かにちゃんが、「笑って、目線をこっちにちょうだい」と言って、さくらちゃんやなつみちゃんが、笑顔でカメラに向かっていて、みんなが「可愛い」と言っていて、その場にいるみんなが笑顔で、嬉しい気持ちになっていて、私も2人の成人が、自分の事のように嬉しく思いました。

 お父さんとさくらちゃんが、ツーショットをとる場にもいさせてもらって、その時のお父さんやさくらちゃんの表情を見ていると、胸が熱くなるものがあって、この瞬間が、大事に思えて、心が満たされた気持ちになりました。
 また、10人以上のみんなで成人の子の周りを囲んで撮った写真も、取れたものを後から見せてもらいました。

 成人の子以外のみんなは私服だけれど、アットホームな雰囲気があって、みんなの顔がとびきりの笑顔で眩しくて、本当に尊くて温かい、一級品の写真だな、と思いました。
 たけちゃんやたいちゃんも、その場に来てくれて、たけちゃんが、成人の2人の前に入ってくれて、その時、周りにいるみんなが笑顔で、みんなとの空気も言葉にできないくらい幸せな空間でした。
 なのはな写真館が、本当に温かくて幸せな場だな、心の底からじんわりと思い、私もその場にいさせてもらって、2人の成人をお祝いさせてもらったことが、心から嬉しかったです。

 どのショットを撮るときも、一瞬一瞬が尊い瞬間だな、と感じたし、その度に、嬉しい気持ちが胸の中に広がっていきました。
 ずっと綺麗な2人を見ていたい、と思ったし、2人がみんなの代表としてカメラの前に立つ凛とした姿に、心が正されました。
 2人の綺麗な姿を見ていると、次第に切なくなって、思わず涙腺が緩んだりもして、終始、幸せな気持ちをたくさん貰いました。

 夜の集合では、成人の2人が、成人式の感想を話してくれました。
 なつみちゃんが、
「なのはなに来なかったら、振袖を着ることや、式に出ることも無かったけど、みんなの中でこうして過ごさせてもらって、嬉しかった」
 ということを話してくれて、その言葉に涙が出そうになって、私は心から、2人の成人が嬉しいな、とその時、思いました。

 また、りゅうさんが成人の2人に、プレゼントしていて、2人がその包み紙を開けているところを見かけて、思わず駆け寄ってしまいました。
 そのプレゼントは、2人の名前がローマ字で入ったボールペンで、2人が凄く喜んでいて、私も2人と一緒の気持ちで、一緒に嬉しくなりました。

 当日までは、チームに分かれて、お祝いムービーの撮影をしたり、写真館の飾りづくりや、撮影の応援に行かせてもらいました。
 どのときも、みんなと2人にお祝いの気持ちを届けたいという思いで、飾りを作る時間や、ムービーの撮影でも、こうしたらいいんじゃないか、と話し合う時間や、準備する特別な時間、みんなが嬉しい気持ちになっているのを感じて、私も幸せな気持ちになっていきました。
 撮影の応援に行かせてもらったときも、2人が、ドレスを着ていたり、魔女の衣装を着ていたり、その衣装も、一つ、一つ可愛いかったです。
 なつみちゃんも、「魔女になるのは、子どもの頃からの夢だった」と話してくれていて、私も、2人と一緒に、夢が叶った気持ちになって、とても嬉しかったです。

 そんな2人の嬉しそうな姿を見ていると、嬉しくなりました。
 どこを切り取っても、一瞬一瞬、20歳の今しかない大切な瞬間で、それをみんなで大切にお祝いしているんだなと思い、尊い気持ちになりました。

〇成人式を終えて思ったことや改めたいこと
 式の当日の朝、お父さんが話して下さったことがありました。
 大人になる、ということは、演じること。
 自分の気持ちをすべてストレートに出したりするのではなく、自分の気持ちは置いておいて、周りの空気をよくするため、その場に合った態度でその場に見合った人を演じることができるのが大人だということ。

 また、症状の最中にいるときは、わざと周りの空気を壊すようなことをしたりということもよくあるということも話していただいて、そのことから、摂食障害から立ち直って自立していくうえでも大人になることは必須なのだと、思いました。
 私は20歳を超えているけれど、今日の機会に、再び改めて考えさせられて、自分自身の気持ちを律する機会になりました。
 私も、こうして、成人の日を迎えさせてもらえたことが嬉しかったです。

 また、お母さんが話していただいたことが心に刺さりました。私たちは、どこまでも、自分の使命を持って生きていかなければいけない、と思いました。
 自己否定をしたり、弱さに逃げたりしないで、自分は素晴らしい、世の中を変えていける人であることのプライドと自信を持つことを、何度でも酸っぱく自分に言い聞かせないといけないです。
 臆病になるなんてとんでもないことで、自分の役割をちゃんと自覚して、逃げない姿勢であること、使命を持って生きていくこと、そのことを心の真ん中に沿えて、すぐに気持ちを弱くしたりせず、戦士のように強く生きていかないといけないと思いました。

 この機会を通しての一番は、誰かをお祝いすることや喜ばせいたいという気持ちで向かうことが、こんなにも嬉しいことで、私の原動力になっていくことなんだ、と実感して、さくらちゃん、なつみちゃんの節目となる日を、家族みんなと一緒に過ごさせてもらえたことが、幸せで、ありがたかったかったです。
また、こんなに素敵な家族が私にはいるんだなと思いました。

 今回、空気を作る1人としていることを学ばせてもらった部分も大きかったです。
 今回感じた気持ちを、心の念頭に置いて過ごしたい、と切に思います。
 この機会をみんなと過ごさせてもらえて、自覚できる部分も増えて、これからもレベルアップしていきたいと思いました。
 ありがとうございました。