「言葉の写真」 みつき

1月6日

 

 夜の集合の時間に「日記は『言葉の写真』だよ」とお父さんが話してくださいました。
 日記を書くことで理解が深まるし、記憶や思い出に残すことができる。お父さんも、小学1年生のころに書いた日記を今でも覚えているとおっしゃっていて、その言葉がものすごく納得できました。わたしも小学1年生のときに文集に載せた日記の内容を、今でも言えるくらいに覚えています。
 わたしは、毎日日記を書くことを今年の目標にしたのですが、日記といっしょに過ごす今がなんだかとてもうれしくなります。「あ、このことを日記に残しておきたい!」と思うと、そのときそのときが全部はっきりとした思い出に変わって、ただの日常じゃなくて、特別な時間に変わります。まだ何かと拙いけれど、なのはなで過ごすことができるかけがえのない生活を、そのときのわたしで、こうやって書き尽くせたらいいなと思います。

*太ネギの収穫

 

 今日の収穫の時間に、コムスリー畑の太ネギの初収穫をしてきました。わたしと太ネギは、夏の定植したばかりのころの記憶で止まっていました。根っこが見えないように水やりをしたり、土寄せして自立させてあげたり、厳しい暑さで弱った葉に急いで水やりしたり…。
 今日、畑に行ってみると、そんなハラハラしていた夏のことがすぽーんとどこかに行ってしまうくらい、立派な姿で、わたしたちを待っていてくれました。

 「太ネギ」にふさわしいくらいに茎は太くなって、ピンと真っ直ぐ伸びた葉も、「この寒さなんてへっちゃら!」と主張しているように頼もしくて、格好よかったです。
 あけみちゃんと17本ずつ抜いて収穫していって、その場で生薬もしてしまいました。とれたての土がついた真っ黒な状態から、根っこを切って、1番外側の皮をめくると、見とれてしまうほど真っ白な、きれいなネギのお肌が現れます。

 コンテナに立てて入れられた太ネギを運んでいると、誇らしくなりました。

 今日は春菊も初収穫だったようで、ニューフェイスが次々と古吉野に来てくれて、うれしかったです!

*成人式のふたり

 今日はさくらちゃんとなつみちゃんのフォト撮影のこと、振袖の色が決まったことも聞かせてもらえて、ふたりのドキドキする気持ちやうれしい気持ちも分けてもらえて、あたたかい気持ちでいっぱいになりました。食堂や廊下で会うふたりの姿がとってもかわいくて、本当に楽しみです。
 お祝いムービーの撮影チームも決まって、わたしのチームは「逆再生ムービー」を作ることになりました。去年も作らせてもらって、風船を割ったり、地面に文字を書いたり、作る過程でわたしたちも楽しませてもらったなあと思っています。

 なつみちゃんとさくらちゃんの笑顔を思い浮かべて、ふたりに伝わる素敵なムービーにしたいです。

 

  • 読書のこと

 夜の時間が長いので、読書が進んで、とっても癒されています。昨日のお風呂のとき、まなかちゃんやなつみちゃんと、小説の話になりました。

  筒井康隆さんの『パプリカ』を薦めてもらって、ふたりの話してくれるあらすじを聞いているだけでわくわくしてしまって、さっそく棚から引っ張り出して、読み始めてしまいました。こころにまつわる病気や問題を抱えている人の夢の中に入って、それを解決してしまうというのが、なんだかあり得なさそうなのに、でもすごくあり得そうに思えてしまって、面白いです!

 お風呂に入って、パプリカの続きを読んできます。おやすみなさい。