「心はっきりと、鮮やかに」 ゆず

1月3日

・書き初め
 新年2日目は、百人一首と書き初めをしました。書き初めでは、今年は顔真卿の「知時」の文字と、抱負を書きました。

 真っ白な半紙に筆を置くとき、緊張と、怖いような気持ちを感じました。真似て書きたいという気持ちが、怖れる気持ちになってしまっていました。どこかびくびくした気持ちで筆を運んでしまっていました。

 途中、お父さんが一人ひとりの書いたものを講評してくれました。
 線が細い。スピード感がない。意思がない。
 お父さんの言葉に、自分が怖がってしまっていたことに気づきました。

 怖がらずに、書こう。意思を持って、書こう。
 次の1枚、そう思って書きました。そうしたら、今までの字とどこか違うように感じました。緊張する気持ちは変わらずにあるけれど、半紙に筆を置く瞬間、怖かったのが、わくわくする気持ちに変わりました。文字が太くなり、大きくなりました。

 どこか自分から離れられたような気がしました。潔く、怖がらずに書くこと。そうすることで、自分の心も、潔く怖がらない気持ちがつくられていくように感じました。怖い気持ちが消えたら、書くことの楽しさが深くなりました。

 怖がらずに書こう。そう思っていても、怖がらずに強い気持ちで書けるときと、怖がってしまうときの、自分の中の波があるのを感じました。
 今、書き初めで感じているこの気持ちは、毎日を過ごす気持ちと、何も違わないんだろうなと思いました。

 怖がらないこと。意思を持つこと。そうすることで味わえる楽しみ。
 新しい1年、いつでも怖がらずに、意思を持って生きたいです。そうやって楽しさを味わい、自分の糧にして、一つひとつのことを積み上げていきたいです。

 抱負は、「鮮明」と書きました。
 気持ちにメリハリを持つ。気持ちにコントラストを持つ。その覚悟を持つ。
 心はっきりと、鮮やかに。心の色を変えていきたいです。
 上手く書くことはできなかったけれど、願いを込めて堂々と書けたように感じて、晴れ晴れとした気持ちになりました。自分の抱負が目に見える形になることが、気持ちが引き締まり、嬉しかったです。

 みんなが書いた「知時」と抱負が並ぶ食堂。みんなのこうなりたいと願う真摯な気持ちや、エネルギーを感じて、満ちた気持ちになり、心が正されます。
 新年の書き初めの時間。半紙と向かい合い、心と向かい合うことができて、嬉しかったです。