1月3日
(朝)
もう3が日の最終日だなんて、信じられないし信じたくないのですが、今日もお楽しみのイベントや独楽回し、羽根突き大会、夜には昨夜の続きでセブンブリッジ大会も用意されていて、とても楽しみです。
なのはなに来るまで、私の中でお正月は、おせち料理を食べている大人たちの中でただ1人、座って勉強をしている3が日や、どこか家の外で過ごすと言うことが当たり前のようだったのですが、こうして、たくさんの家族と同じ時間を過ごし、同じ場所で思いっきり遊べる3が日が、幸せだなと感じます。
昨日は百人一首と書き初めをしたのですが、百人一首では大荒れながらも、大逆転をしました。
・百人一首
1週間ほど前から、実行委員さんが食道の黒板に毎日、4~5つの句を書いてくれて、お父さんの解説を聞いたり、食事の度に1人1枚、句の書かれた紙をプレゼントしてもらっていたため、私の中では覚えている自信があったのですが、私が覚えた句は、全て、のんちゃんも覚えていると言うことを忘れていたようです。
チラシ取りの1試合目がのんちゃんチームとの対戦だったのですが、のんちゃんチームののんちゃん、えみちゃん、なるちゃんが上の句を聞いただけで、「バシッ」と札をとっていき、りゅうさんとまなかちゃんと顔を回せては、ぽかんとし、思いっきり悔しがりました。
(ああ、なんでもっと、たくさんの句を覚えておかなかったんだろう?)
百人一首をすると、いつもそう思うのですが、毎回、3が日が明けてから7日までしか、百人一首の存在を覚えてられず、いつも、年末に詰め込んで句を覚えることになります。
でも、好きな句が増えてきたり、取れる句が増えていくのが楽しかったし、なのはなで『伊勢物語 業平』を読んでから、歌の世界がより好きになっていて、とても楽しい時間でした。
青冠もまなかちゃんと作戦を立てて、勝つことができたり、最後の坊主めくりでは、1試合目1点、2試合目2点と途中までは悲惨だったけれど、最後の最後、2組の花札を使って、全員で勝負という試合で、りゅうさんが「姫」を引き、158枚も獲得しました。
坊主めくりの面白さはやっぱり、蝉丸の存在かなと思うのですが、最後の方まで2枚の蝉丸が出ないと、大量の札が行ったり来たりして、あとは運任せです。
でも、おみくじではないけれど、運試しをしているような気持ちになって、リビング中が大盛り上がりでした。
・書き初め
午後からの書き初めでは、初めにお父さんが書き方のポイントや、顔真卿の字について話してくれました。
書道を書く時も、お手本の字を16年間書き続けて、初めて、自分の個性を出した時を書いていいこと。
最初から自分らしさや個性は必要なく、きちんとしたベース、基礎を身につけることが大切だと言うことを改めて教えてもらい、書道にかかわらず、それは普段の作業や掃除、心持ちでも同じことだなと思いました。
今年、みんなで書いた顔真卿の文字は『知時』。
私はなのはなで高校生組として勉強する中で、書道の授業をりんねちゃんと受けさせてもらったのですが、その中でも、顔真卿の字や王羲之など、楷書、隷書、草書とそれらの歴史や特徴について習いました。
でも、スクーリングでも半紙に筆ペンで書くことはあっても、普段はインターネットでの授業のため、実際に筆を持って書くのは年に一度で、毎年1月2日に、書き初めができる環境があることは、とても恵まれていることだなと思いました。
『知時』は思っていたよりもバランスがとりにくくて、1回目の講評の時間にお父さんに見ていただいたとき、「う~ん。全体的には綺麗だけれど、ちょっと伸び伸びしすぎかな? これは、フルマラソンで上りの20キロを走りきった顔真卿が書いたような字だね」
と言われて、そんなお父さんの言葉が優しいなと思ったし、もう少し堅い気持ちで後半へ向かいました。
他にも、お父さんがユーモア混じりに、
「これは、焼き肉食べ放題に行った顔真卿が書いた字だね。力強くていいね」
などと、みんなの講評を回っていて、その温かな時間の中で集中して書き初めをするのがとても気持ち良かったです。
また、抱負では『勇気』という字を選びました。
勇ましく、何事にも力強い気持ちで取り組めますようにという願いを込めて、力強く半紙に書いていくと、字が上手下手は関係なしに、私自身が、その文字に勇気をもらったような気がしました。
私はそんなに字が上手ではないのですが、何度も何度もお手本を見ながら、顔真卿の字を書いていったり、筆を持ち、ほぼ1発で潔く抱負の文字を書いていると、本当に字の魅力や習字をすることの楽しさを感じました。
みんなの書いた『知事』の文字や、利他、希望、解決、前向、尽力などの抱負の字も食堂に飾られて、それを見ているだけで私も背筋が正されるような思いがしたし、今年は勇気をもって、新しいことに挑戦し続けて、よりなのはなファミリーの役に立てる自分になっていきます。
(夜)
お正月3が日、これ以上ないくらい、いっぱい遊んで笑って楽しかったです。
午前中のペーパーグライダーも、大人版紙飛行機を作っているようで、ついつい、集中して製作をしました。
でもやっぱり、お父さんの飛行機は一番よく飛んで、お父さんにコツを教えてもらいながら飛行機を飛ばしたり、かにちゃんやさくらちゃん、りなちゃんなど、みんなの作った飛行機が遠くまで飛んでいくのを見ているだけで、嬉しい気持ちになりました。
また、独楽回しと羽根つきも、私はとても苦手意識があったのですが、独楽回しでは2位、羽根つきでは1位になれました。
と言っても、羽根つきでは、私は最高でも38回と何も貢献できなかったのですが、同じチームのまちちゃん、ひろこちゃんペアが2分間、一度も落とさずに羽をついていて、2分で238回、240回とつけるのが、本当にすごいなと思いました。
今年の墨入れのテーマは、『魔女』ということで、私は墨入れをするにあたいしないくらい、下手っぴだったけれど、かにちゃんをハリー・ポッターにしてみたり、さくらちゃんにひげを書いたりと、とても楽しかったです。
また、最後の最後にお父さんチームに負けてしまったのは悔しかったのですが、お母さんが思いっきり、私のまだ綺麗だった顔に、翼のような形で墨入れしてくださり、おまけにおでこにハートを書いてくれました。
また、独楽回しではえみちゃんが、本当に上手で、えみちゃんは一度でアルミゴマも木ゴマも回していたり、独楽回し検定6級に値する、回っているコマを手に乗せるという技も、みんなの前で見せてくれて、何度も成功させていて、本当にすごいなと思いました。
私はお正月遊びで、これといった得意なものはないのですが、百人一首ののんちゃんや、独楽回しのえみちゃん、羽根つきのまちちゃん、ひろこちゃんのように、たった1つでも得意といえるものができるように、頑張りたいです。
そして、今夜のセブンブリッジ大会も、まだ言葉にまとまらないくらい、楽しくて、楽しくて、明るい気持ちで新年を迎えられたことが幸せだなと感じました。
久しぶりにお父さんお母さんと同じリーグでセブンブリッジをできたことも嬉しかったし、実行委員さんの寸劇から、新企画のルーレット。
そして、過激すぎるくらい過激な罰ゲームも、たくさん笑って、盛り上がりました。
私は今回、何かと、りゅうさんと一緒に遊ばせていただく機会が多かったのですが、りゅうさんと一緒だから、より、どの遊びもできてもできなくても、楽しかったし、りゅうさんの姿から幸せを真っ正面から感じられて、りゅうさんのさりげない気遣いやユーモアから、優しさを感じて、その時間も嬉しかったです。
ああ、次は成人式があります。大好きななつみちゃんと、さくらちゃんの20歳のお祝いができるのが楽しみで、2人の可愛いところ、大好きなところをたくさん写真に撮りたいし、2人が喜んでくれるような一生の宝物になる、フォトムービーも作りたいです。
お父さん、お母さん、いつもありがとうございます。なのはなファミリーで、季節を感じられる行事ができたり、こうして誰かの喜びを一緒に喜べたり、本気で遊び、悔しがれる今が、幸せです。