12月31日
紅白歌合戦が、だいぶ昔のことに思えてしまいます。
わたしは、やよいちゃんチームで『リカバリー』を披露させてもらいました。
ここまで、ひとことでは言い切れないくらいの思い出があります。
「『リカバリー』で、“ランドリー”がやりたいんです」
そんなぼんやりとしたわたしのひと言から始まったけれど、みんなのアイデアが積もりに積もって、わたしたちの「洗濯警察」が作られていきました。
寸劇や演奏の練習は「緻密に、真剣に」。ただただそれだけでした。今まで逃げ道を作ったり、余力を残そうとする姿勢があったわたしは、これは大きな壁でした。やよいちゃんが演技指導をしてくれたのですが、表現の難しさを感じたし、初めはその指摘に対して、へこんでしまうこともありました。
でも、絶対にみんなが共感して、楽しんでくれるステージになる。チームのみんなもわたしも、そう確信していました。
りさちゃんは初めての紅白で、不安もあっただろうけれど、それを見せないで、いつも笑顔でいてくれました。同じ目標まで、一緒に走り続けてくれました。
せいこちゃんが、脚本や歌詞、使う小道具のリストなど、すべてまとめてくれました。メンバーへの気遣いを何度も感じたし、せいこちゃんが、「大丈夫だよ」と言ってくれると涙が出そうなくらい安心しました。
さくらちゃんが「はい!」と返事して、楽しそうに演じる姿を見ているとうれしくて、さくらちゃんといっしょに出られるシーンが、大好きでした。
やよいちゃんが先頭に立って、わたしたちの「洗濯警察」を求め続けてくれたから、ここまで作ることができたと思います。練習が始まったばかりのとき、「みつきちゃんと同じチームになれて、本当にうれしいんだ」と笑ってくれたやよいちゃんを今でも思い出すし、その言葉で、ここまで来ることができました。
劇が止まりそうになるくらい、みんなの笑い声や歓声、たくさんのリアクションが返ってきました。今までとは正反対のわたしになって、それが気持ちよくてたまらなかったです。
みんなが居てくれるから、表現することができました。
みんなが居てくれるから笑えるようになって、また、笑ってもらえるようになったわたしだから、笑顔って本当に得難いものだと、感じることができました。
最後に、インタビューでやよいちゃんが、「このメンバーだったから、できたと思います」と、言ってくれました。洗濯警察のチームのみんなのことが大好きだし、今年もまた、わたしの宝物が増えました。
今年はどのチームもどの子も、脱皮することを念頭においている空気がありました。みんなの新たな一面を見ることができて、思い切りなりきって、歌っている姿がかっこよかったです。
そして、「あの子のここが好き!」「これがこの子の良さだよね!」と、一人ひとりの子に対しての好きの気持ちを、何度も再確認しました。
わたしも、みんなも、本当になのはなのみんなが好きなんだなあ、とはっきり感じられると、なんだか涙が出てきました。
大大大好きなお父さんお母さんの『傘がない』『お月さまほしい』も聴かせていただいて、その瞬間にみんなと新年を迎えられたことが、本当にしあわせでした。
1年が終わることには寂しさもあるけれど、いっしょに過ごしてきたみんなにだからここまで深く共感してもらえて、寂しさ以上に、とっても希望にあふれた1年が始まるって予感できます。
みんなと、しあわせいっぱいの思い出ファイルを作りたいです!
お正月の三が日、まだまだ楽しみ尽くします!