
12月29日のなのはな
紅白の準備と並行しながら、新年に向けて、お正月遊びやおせち準備も、チームで進めています。
私はお正月遊びでは、『こま回し・羽根つき』を担当しています。
今日は、準備物を整え、進行台本を作り、最後は実際にこまで遊んで、シミュレーションを行いました。
遊ぶ道具を集めるため、教材室にあったこま遊びのセットが入った段ボールを開けると、感動してしまうくらい、嬉しい気持ちになりました。
そこには、こま遊びを進めるために必要な、集計表、オーダー表などの去年までの資料や、プラカード、こまの飾り、そして、前回新しく購入した綺麗なこまが、美しく整理されて、全て納められていました。
木ごま、アルミごま、糸引きごま、手回しごま。こまの種類ごとに箱に入っていて、その箱を開けると、鮮やかで、ぱっと華やかな気持ちになるこまが、並んでいました。
なんと、こまについての資料を読んでいたゆりかちゃんが、こまの色と、人体の五臓が関係していることを、教えてくれました。
赤、黄、黒、緑、白のこまの色が、それぞれ五臓の健康を願う意味が込められているのだそうです。
ウィンターコンサートに出てきた、『五臓六腑のみなさん』がぱっと思い浮かび、寸劇は『五臓六腑の新年会』にすっと決まりました。
ゆりかちゃんと、寸劇の台本を考えられた時間も嬉しかったです。

集合の場で、お母さんが、
「お正月遊びは、毎年全く同じじゃなくて、何か新しい変化、面白さがほしい」
とお話してくれていました。
こま遊びでは、『名人戦』を今年ならではのものにしたいね、と話しています。
チームで話し合う中で、こまを手に乗せて回す、ということができるという話が出ました。調べてみると、『紐かけ手のせ』という技は、こま検定6級の技、ということでした。
前回のお正月遊びで行った、台の上でこまを回す技は、こま検定8級ということで、少しレベルアップして、良いのではないかな、と話し合いました。
まだそれが決定したわけではないけれど、できるのかどうか、実際に行ってみることになりました。
私は、手にこまを乗せて回すなんて、ものすごい名人が成せることだと感じていました。でも、投げごまの得意なゆりかちゃんが挑戦をして、すぐにコツを掴み、手のひらで回せるようになっていて、本当にすごいな、と思いました。
私は、投げごま自体が苦手です。チームのみんなと一緒に、ゆりかちゃんから、腰を低くすることや、投げるよりも置くような感覚ですることなど、コツを教えてもらいました。それで挑戦を繰り返すと、何度か投げこまを回すことができました。
投げたこまが回ると、それだけで誇らしい気持ちになりました。まだ成功率は低いので、綺麗にこまを回せるコツを掴みたいな、と思います。
みんなが楽しめるようなこま遊びになるように、着々と用意していく時間が、とても楽しかったです。
午後の時間は、おせち作りを行いました。
家庭科室で河上さんに教わりながら、それぞれのチームでおせちを作ります。
私たちは今日は、『煮しめ』の具材を、明日の煮込みに備えて切っていきました。
ニンジン、ゴボウ、サトイモ、レンコン、こんにゃく、鶏肉。改めて、煮しめにはこんなにたくさんの種類の、根菜が使われているのだなあと思いました。
ニンジンは、河上さんから、『ねじり梅』という飾り切りを教えてもらいました。
輪切りにしたニンジンに、5か所、曲線の切れ込みを入れて、裏返して繰り返します。すると、ふっくらとしてかわいらしい、梅の形にすることができました。
ちょっとしたひと手間だけれど、梅の形をしているだけで、華やかさ、嬉しい気持ちが格段に上がることを感じました。
また、こんにゃくも切れ込みを入れて『手綱こんにゃく』にし、お正月らしさが増しました。
私は、ねじり梅や手綱こんにゃくを切ること、それから、レンコンを切ることも初めてのことでした。
ねじり梅を切っていると、こんなに嬉しくて幸せな心持ちになるんだなあ、とか、レンコンはこんなに硬いんだなあ、と思って、新しいことができてとても嬉しかったです。
私は今まで、日本的な料理をしたことがほとんどなかったです。こうしておせち作りを通して、河上さんに教えてもらいながら、一から自分たちで作れるようになっていけることが、ありがたいな、と思います。

ゆりかちゃん、よしみちゃん、しなこちゃんと、たくさんの具材を次々と切って、午後の時間で材料を揃えることができました。
最後には、明日の煮込み、それから並行して調理する『田作り』の手順や役割の確認もしました。
私たちにとって、おせち作りの本番は明日なので、緊張するな、と思います。落ち着いて、河上さんへの確認もしっかりしながら、美味しいおせちになるように頑張りたいです。
(りんね)
