
12月28日のなのはな
無我夢中で葉を落としたあの日から少し日がたち、……今日は、黒大豆の島立て! それも、今年最後の畑作業。保育園前、河原小田んぼ、桃横畑の3つの畑を、さきちゃん中心にめぐりました。黒大豆の畑はどこも広め、葉落としの時は2日間に分けて行いましたが今回は1日だけ。前回同様、スピード感が必要です。ですが、小豆の収穫のときのように、“クマ”になってはいけません。慎重さが必要だからです。クマになっては、せっかく立てた島を崩してしまいます……それはダメ・ダメ。
最初は一番広い保育園前畑からスタートしました。あんなちゃん、ひろこちゃんが草刈り機で株を刈り進めてくれていて、その後ろを追いかけるようにみんなで島を立てて行きます。いざ、スタートとなり、初めての私はみんなのやり方を見よう見まねでやってみました。マジックのようにさっと株を立たせているのを見て、(案外簡単なのかな)と思いましたが、むむっ難しい。枝を集めて立ててもすぐ傾いてしまったり、そもそも立たず崩れたりしてしまいました。
苦戦していると、どんどんみんなが先に先に進んでいきます。すると後ろから、「ももちゃん初めてだったね、作り方説明するね」とさきちゃんの声が。枝を集めるのではなく株を3つ、バランスよく立て、その周りにこまごました枝を重ねるということを教えてもらいました。なるほど! どうして立たなかったのか分かりました。よく考えれば立たないのも当たり前でしたが……でも分かって嬉しかったし、悩んでいた時にすぐに教えてくれて有難かったです。
正しい立て方を知ったところで、改めてスタート。株を集めて、周りに枝。立った! 出来た。初めて出来たときは難しいパズルが解けたときのような達成感がありました。さっきとは違い、みんなのようにスイスイ作り上げることができるようになったため、楽しくなりました。
いろいろなところから「追い越しまーす」「はいっ!」と活気のある元気な声が。その声でますますやる気が出て楽しくなりました。無我夢中で立てていると、みんなの動きや声がストップ。不思議に思い顔を上げると、もうすべて終わっていました。広い畑にも関わらず、1時間もせずに終わってしまいました。
みんなとルンルンで次の畑、桃横横へ向かいました。朝、手が悴んでしまうほど寒かったのに、太陽が出て身体を動かしたのもあり、春のようにポカポカ暖かくいい天気に、あまりの心地よさに眠ってしまいそう。桃横畑は、先にまえちゃんたちが刈ってくれていました。
4人グループで1畝ずつ入って進めていきます。これもまたスムーズ。約30分で終わってしまいました。やった、と思わないほど早くすべて完成。
最後の畑は、次の作業の準備に行く人と分かれて行いました。一番小さい畑とはいえ、それなりの広さがあります。4人抜け、少し時間がかかるかと思いきや、また想像をはるかに超えた速さで終わりました。その時間、20分。ビックリ……畝間に落ちてしまっている枝がないかチェックまでできました。
予定より1時間早く、しかも丁寧に楽しく島立てが完了!
残りの時間は落花生の実とりを、これも昼食30分前ほどに、この冬1くらい余裕を持って終えることができスッキリ。
今年最後の畑作業、ぽかぽか心地よい天気の中、気持ちよく作業を終えることができ、とても嬉しかったです。
(ももか)

今日は仕込みの1日。明日から始まるおせち作りや、お正月の門松の材料集めをしました。
